夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:金魚草

2006-03-16 | poetry
   金魚草 おねえちゃんが夜中に 金魚草は泳いでいくんだよって言うんだ だから、眠い目をこすって 暗がりの向こうの庭を見たんだ ふわふわ、ふわふわ 赤やピンクの金魚が あっちこっちに泳いでいたんだ きょとんとした目で あたしを知らんぷりで見てたんだ でも、おねえちゃんにも お母さんにも言わなかったんだ 朝になって、いつものようにぱくぱくさせて 遊んでたら、後ろから大きな目が じろってに . . . 本文を読む

サプリなおすすめ

2006-03-15 | diary
 サプリとか健康食品とか人気があるんでしょうか。私はそういうものに関心がないというか、薬でもなく、ふつうの食べ物でもない中途半端さが好きじゃないし、だいいち高いですからね。。。  でも、それがいいって言う人に反論するような知識もないし、熱意もないです。それよりも広告の言葉がおもしろいなって思いました。薬事法(でよかったかな?)の規制で、薬でもないものが効能効果を正面からうたうわけにはいかないん . . . 本文を読む

題詠:伸びた髭

2006-03-15 | poetry
   伸びた髭 夕方になると あなたがメールを送ってくる すっと席を立って何気なく後ろから見る あなたの頬の髭が薄っすらと伸びている いつものところで軽くワインと食事 あなたはゆっくりと肉を切る おあずけをされてるみたい あたしって考えすぎなのかな 月の光が入る窓に向かって 髪の毛をかき上げて、かぶさっていく 胸にちくちく痛いのが 焦らされた体に心地いいから . . . 本文を読む

題詠:春よ来ないで

2006-03-14 | poetry
   春よ来ないで 花粉症のあたしが 卒業式で見事にふられて 出てきた東京で迷子になって お花見で酔っぱらって大失敗 ろくな思い出がないの なんだかとっても憂鬱な季節 寒いんだか、あったかいんだか はっきりしないしね いちばん悪いのはあなた 眠そうな顔をして どっちつかずのことを言って だのにあたしをわくわくさせる 涙目は花粉のせいじゃないのに . . . 本文を読む

題詠:さくら

2006-03-14 | poetry
   さくら ぼくがこれまで見た いちばんきれいなさくらは 夢の中に咲いていた もう場所さえも忘れてしまい 君の顔も覚えていないけれど 握った手のあたたかさは 残っているような気がする ほんの5分くらい ぼくらはあの木の下で眠った 童話の兄妹のように . . . 本文を読む

バタフライ・エフェクト

2006-03-13 | art
 この映画のストーリーは一応次のようなものです。  少年時代の約束。幼馴染みのケイリーのもとを去るとき、エヴァンは“君を迎えに来る”と誓った。だが、いつしか時は流れ・・・エヴァン(アシュトン・カッチャー)とケイリー(エイミー・スマート)は別の道を歩んでいた。  エヴァンはごく普通の少年だった・・・時折、記憶を喪失“ブラックアウト”してしまうことを除いては。記憶の喪失は、7歳の頃から頻繁に起きて . . . 本文を読む

題詠:鏡

2006-03-12 | poetry
   鏡 あたしの部屋の鏡は ちょっと変わってて 昼が夜になるときに 潮の香りがすると ひっくり返って映る ベッドから見える あたしがあなたになって あなたがあたしになって あたしがあなたに深く潜っていくと 誰にも見せない薔薇色の貝が呼吸している さざ波のような月光の反射のせいで 少し残酷な気持ちが浮かび あたしはもうちょっとこじ開ける 苦痛と喜びを入れ替えてあげると あなたはひやっとする . . . 本文を読む

題詠:詩なんかいらない

2006-03-11 | poetry
   詩なんていらない 詩なんか作れなくても 君がささやいてくれれば ぼくは満ち足りた気分だろう 生きる意味なんかわからなくても 君の瞳を見つめていられれば ぼくは幸せだろう ぼくは無造作だって言われる 何も惜しいものなんてないから でも、本当は欲張りなのかな? 君のぜんぶがほしいから あの空を見るのが今日で最後でも 君の夜をくれれば ぼくは静かに笑っていられるだろう . . . 本文を読む

題詠:忘れちゃった

2006-03-10 | poetry
   忘れちゃった いつの間にか春になったことも ヴァレンタインから会ってないことも 冷たい風の日 あたたかい雨の日 繰り返す日の中で 思い出すことも間遠になってる 来週会えないと終わっちゃうよ 花粉症だからなんて言わないでよ 弱気なあたしが強気に出て 確かめてみたいの 桜色のカットソーも買ったんだから 何を言いたいんだっけ 何を言ってほしいんだっけ いろいろあるんだけど 何もないのかも . . . 本文を読む

題詠:はじめてのチャット

2006-03-08 | poetry
   はじめてのチャット いいのかな 別に悪いことじゃないし あぶないことをするつもりもないけど 顔も見たことない人と 朝までしゃべっちゃった ちょっぴりのウソと たくさんの真実 誰にも言わなかったようなことも びっくりするくらいいっぱい 見えるから見えない気持ち 友だちとも彼氏とも違って 見えないから見える心 じかに触れ合った気がするの これってあたしだけかな PCを開けなければ そ . . . 本文を読む

宗教と風刺

2006-03-01 | diary
 去年の3月1日にブログを始めたので、今日で丸1年です。記事数は320にもなっていて、客観的には無知と文章力のなさをさらけ出しただけでしょうが、主観的にはいろいろと自分のことがわかって、とても有意義でした。少なくとも1年前の記事を見るといかにも書き慣れてない感じがかえっておもしろいです。仕事や私事に追われながらなので、どこまで続けられるかわかりませんが、ぼちぼちと非常識なことを書いていきたいと思 . . . 本文を読む