題詠:鏡 2006-03-12 | poetry 鏡 あたしの部屋の鏡は ちょっと変わってて 昼が夜になるときに 潮の香りがすると ひっくり返って映る ベッドから見える あたしがあなたになって あなたがあたしになって あたしがあなたに深く潜っていくと 誰にも見せない薔薇色の貝が呼吸している さざ波のような月光の反射のせいで 少し残酷な気持ちが浮かび あたしはもうちょっとこじ開ける 苦痛と喜びを入れ替えてあげると あなたはひやっとする . . . 本文を読む