篠田鉱造という新聞記者の書いた「明治百話」を読みました。これは著者が明治末年以来、主に東京にいた様々な人から聞き書きしたものを昭和6年に出版したものです。岩波文庫の上下巻2冊からなる手軽な本で、通勤電車の中で読んでいたんですが、実にいろんな職業・階層の人からインタヴューした内容のおもしろさと、生き生きとした文章に感心しました。この本では話者の名前はどの話にも書かれてなくて、どういう人なのかもわか . . . 本文を読む
また、3つ作ってみました。わけがわかりませんが、いいことですw。とりあえずvol.6は終わりですし。
058 散りゆく秋
間延びした夏と
なまぬるい冬の間に季節はなくて
セーターの老人は脱色した想い出に耽る
枯葉は散るときも教えられず
邪慳にされて忘れられる
自分の中に沈みこむと
この国もぼくも極彩色の夢枕
059 包む
大風呂敷を広げて
知床から佐多岬までくるんで
琉球と千島列島 . . . 本文を読む
読める?「七音」「雪月花」 響き優先、今時の名前(朝日新聞) - goo ニュース
ぼくは子どもの名前だから親の自由につけていいって考え方には組しない。
だって名前はみんなが使うもの、つまり公共物だから、ある程度の常識と教養がある人なら読めるようなものにすべきって思う。
<以下はノリタンで>
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なんかいろんなものがあるサイトです。
なんかいろいろしゃべります。 . . . 本文を読む
そんなにマジメにきちんと考えるつもりはありませんし、書いてることもトビトビのいい加減なものです。
働いても生活ができない、150万円とか200万円の年収なんて悪いけど、信じられません。時給千円で1日8千円、1か月25日働いて20万円、それでも240万円になりますね。まあ、病気とか失職とかいろいろあるんでしょうけど。そんなやつは怠けてただけで自業自得だって言っちゃうと話は終わるんで、世の中のせ . . . 本文を読む
引き続き、2つ作ってみました。どんどん前置きは短くなりますねw。
056 断絶
実態よりも妄想が優先
充満する欲求不満
凡庸は嫉妬を愛す
真実よりも虚像が通貨
独白の付和雷同
電網は憎悪を好む
057 地下鉄
地下鉄に乗ると人間が嫌いになる
メールやゲームや化粧をしてる
バッグやひじが当たる
いちいち気にする自分も嫌いになる
あんまり近づいて見ない方がいい
廃墟から想像する方がいい . . . 本文を読む
前回と同じような路線で3つ書きました。出来はともかく、これくらいずつの方が楽ですね。
053 立入禁止
コッペリアが読んでる本は真っ白
きれいな瞳は琺瑯
何を考えているのか知るすべはない
心は晴れ上がった空のように空っぽ
彼女と腕を組んで歩く街は軽やか
飛行船が落とす影も鮮やか
054 ためらい
開きかけたエレヴェータが閉まる
何か言いかけたアナウンサーが口を閉ざす
ケータイのカメラ . . . 本文を読む