去年の3月1日にブログを始めたので、今日で丸1年です。記事数は320にもなっていて、客観的には無知と文章力のなさをさらけ出しただけでしょうが、主観的にはいろいろと自分のことがわかって、とても有意義でした。少なくとも1年前の記事を見るといかにも書き慣れてない感じがかえっておもしろいです。仕事や私事に追われながらなので、どこまで続けられるかわかりませんが、ぼちぼちと非常識なことを書いていきたいと思います。
さて、デンマークの新聞がムハンマドの風刺漫画を載せたことに端を発した事件で、イスラム教徒が激怒して、あちこちで抗議デモというか暴動のようなことになっているようです。キリスト教圏は表現の自由を掲げ、イスラム教圏は宗教の尊厳を掲げているといったことでしょうか。どちらも正義の名の下ですからやっかいなのは間違いありません。イタリアの閣僚がムハンマドの風刺漫画をプリントしたTシャツを着て、テレビに出たらやっぱりリビアのイタリア総領事館で暴動が起こり、10名が亡くなったとのことです。この閣僚は極右の人だそうで、「イスラムとの対話などというおとぎ話は捨てる時だ。今日からこのTシャツを着る」と発言していたそうです。
この一連の事件ってあまり日本人にはピンと来ないでしょうね。風刺されただけでそんなにムキになるなんて表現の自由がなくて、野蛮なんじゃないかっていうのが、大きな声では言わないけれど本音に近いような気がします。でも、日本には何でも風刺画にできる自由がありますか?……ないですね。皇室がそうです。そんなの見たことないでしょ? 昔、「楢山節考」っていう傑作を書いた深沢七郎が「風流夢譚」という皇室を風刺した小説を書いたところ、掲載誌の社長夫人が右翼の少年に殺害されるという事件がありました。例えばイギリスで王室に対する風刺や批判はけっこうきついものがあるそうですが、日本にはないでしょう。だのに心ない報道は多いという奇妙なことになっているように思います。
それ以外にもいろんなタブーがマスコミにはあります。それをいちいち挙げて無用な軋轢を起こすのはくだらないのでやめておきますが、例えばかつての北朝鮮や中国などがそうでした。表現や言論の自由がないのを「お国柄」の一言ですませていたマスコミは多かったですし、拉致問題なんてありえないって言っていた国会議員も大勢いました。
表現の自由なんて当のマスコミが言う以上、素直に聞くほうがどうかしてるっていうのが私の考えなんで、これくらいにしてイスラムの話に戻ると、偶像崇拝を徹底的に排除している点では純粋だなって思います。まともな宗教家なら偶像崇拝がおかしなものだとは思うでしょうが、キリスト教も仏教も結局はそれに頼っています。特にキリスト教は旧約聖書で、明確に偶像崇拝を否定しているのに、イエスの磔刑像や聖母マリア像を信仰や布教の大きなとっかかりにしています。そういうキリスト教圏の国のマスコミがムハンマドの風刺画を載せるのは、やはり歴史や宗教に対する理解が浅いと思います。まずはイエスやマリアの風刺画を載せてからにしたらどうかって気がします。……
誰でもそれを信じていない人間には風刺されたり、からかわれたくない「聖なるもの」があるのです。逆に言えばそういうことをされると理性を失って、キレてしまうものが広い意味での「宗教」だと言ってもいいように思います。……かなりの数の若い女性にとっては千葉県浦安市のテーマパークは「宗教施設」なんだろうなと、私は苦い経験から思っています。
なんか落ち着いた語りで、この記事も良かったです。
こういう文章書くと、冴えますねえ。
のどごし切れ味抜群です。いやはや。
これからも記事を楽しみにしております。
昨年同棲していた男に、突然サ○ババの
信奉者だと告げられ破局した私です。
つうか、ふざけんな。
僕たちはひとつでしょ?
おいおいそこにはサ○ババも虫も石ころも
はいっとったんかい。
たいがいにせえよ、自分。
あらやだわ。
というわけで、もつれさまラブ。
あんまりよくわかんないですが、怒っておられるのと大阪弁なのはよくわかりましたw。。。まあ、人生いろいろありますよ。。少なくともそういう人と付き合ってたっていうのはネタになりますw。
これからもよろしくです♪