夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:ピンクのパンダ

2007-01-31 | poetry
   ピンクのパンダ ぼくはピンクのパンダです。お母さんもお父さんもきょうだいも白黒なのに、ぼくだけなぜだかピンク黒です。 ぼくたちは動物園に住んでいます。ぼくがピンクなんでたくさんの人が見に来ます。 見に来てくれるのはうれしいけど、お母さんのおっぱいを飲んだり、笹をかじったりするだけで、大きな声が挙がるからちょっと疲れます。 それにおしっこをするときまで「かわいい」とか言うのはやめてほしいで . . . 本文を読む

私はまだマーラーがわからない

2007-01-27 | music
 好評の「ナマで聴いてもわからない」シリーズですw。一昨日(1/25)にサントリーホールで小林研一郎指揮の日本フィルによるマーラーの交響曲第9番を聴いてきました。1週間に2回も行くなんてどういう騒ぎだと思いますが、たまたま興味があるのが重なったからです。この後の予定は今のところありません。  この80分ほどかかる大曲については私も記事を書いたことがありますし、それなりわかっているつもりでしたが、 . . . 本文を読む

題詠:人見知り

2007-01-25 | poetry
   人見知り もうデートも3回め だのにまだぎこちない会話を 敬語でしゃべってる 話題が途切れないことばかり考えて 一人で疲れてる お母さんのコートの陰に隠れてた子どもが じっとあたしを見ている 大人になってもそうなの? 自分の気持ちに素直になれないなんて 何をこわがっているの? あなたは違うのかしら 黙ってる時間がいいとか いっしょにいるだけで落ち着ける関係がいいとか まるで別の世界か . . . 本文を読む

私はシューマンがわからない

2007-01-23 | music
 昨日(1/22)、サントリーホールでグシュルバウアー指揮の読売日本交響楽団のコンサートを聴きに行きました。プログラムは全部シューマンの作品で、交響曲の第1番と第2番が中心です。先日のスーパーエッシャー展に引き続き、「ナマに触れる2007」第2弾です。別に宣伝文句でもないんですが。  これまた先に結論を言うとタイトルどおりで、元々彼の交響曲は感心したことがなかったんですが、改めて私ってシューマン . . . 本文を読む

食べすぎも食べなさすぎもよくない

2007-01-21 | news
「あるある大事典」の納豆ダイエットで捏造 関西テレビ(朝日新聞) - goo ニュース ちょっと前に「あるある大事典」で納豆ダイエットが紹介されて、納豆がスーパーから消えたって記事を見たときにおやおやと思いました。 というのも、覚えている人も多いでしょうけど、大豆イソフラボンの過剰摂取が去年問題になって、確か豆乳なんかが買い控えられたという騒ぎがあったからです。 この食品安全委員会の安全性評 . . . 本文を読む

調味料バトン

2007-01-18 | ranking/baton
 えー、ひさびさにバトンが回ってきました。調味料だけにさっさと書ければいいでしょう。って笑点しちゃってますが。 ○ 次のメニューにどんな調味料をかけますか?(薬味は含みません) <目玉焼き>→ 塩、コショウ。それだけ。  <納豆>→ ついてるタレとついてるからし。それだけ。         ついてないと?……醤油とからし。チューブ入りのってからしだけがどんどんなくなります。みなさ . . . 本文を読む

「スーパーエッシャー展」

2007-01-15 | art
 エッシャー展に行ってきました。美術展に行くのは本当にひさしぶりで、昨年末に今年は実物に復帰すると書いたのを早速実践しているわけです。この美術展では160点もの作品を見ることができるだけでなく、DS-liteを使って音声解説と画像によるガイドがあったり、CGを使ってエッシャーの版画を動かすことができたり、なかなかよく工夫されていました。  さて、最初は実は彼の最後の作品「蛇」1969年です。 . . . 本文を読む

野平一郎の音楽

2007-01-13 | music
 ずっと前にベートーヴェンの「大公」の演奏を衛星放送で見たときから、この人のピアノは気になっていました。それはテクニックが優れているとか、表現力があるとかというだけでなく、「あれ?この人いろいろやってるな」ってことでした。お寿司屋さんがただ寿司を握るだけじゃなく、いろんな下ごしらえをしたり、隠し味を入れたりするのを「仕事」をするって言いますが、そんな感じでした。  で、図書館でベートーヴェンの . . . 本文を読む

題詠:青龍/朱雀

2007-01-10 | poetry
 青龍、朱雀、白虎、玄武って聞いたことがあるでしょう。中国の伝説上の動物で、それぞれ東、南、西、北を守ると言われていて、高松塚古墳の壁画にも描かれていました。「四聖獣」っていうのはアニメの影響みたいで、「四神」というのが正しいようです。  この順は太陽が天を回る順番(麻雀もそうですねw)で、そう考えれば季節を当てはめた青春、朱夏、白秋、玄冬という言葉もわかりやすいでしょう。玄って玄人(くろうと) . . . 本文を読む

ストラヴィンスキーの冬の祭典

2007-01-08 | music
 年末年始に図書館からストラヴィンスキーのCDを片っ端から借りて聴いていました。3大バレエを始めとしたよく聴いたことのあるのは除きましたが、それでもいろいろあって感心しちゃいました。発表年代順に並べてみます。 ① 弦楽四重奏のための3つの小品1914年:アルバンベルク四重奏団によるもので、弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ1920年とラウール・デュフィの追悼のための2重カノン1959年、アイ . . . 本文を読む

未来社会

2007-01-06 | monologue
 未来社会と言うと明るいイメージの言葉みたいですが、小説や映画、マンガやアニメといった創作の分野では核戦争後の荒廃した世界とか個人の自由が全くないような管理社会といった暗いものが主流で、常識といっていいくらいです。なぜそうなんでしょうか? 歴史的に見ると16世紀に書かれたトマス・モアの「ユートピア」なんかを読むとわかりますが、理想の社会として描かれているのにそこは規律と秩序が支配し、一日の行動のす . . . 本文を読む

ユメノソラ

2007-01-04 | poetry
    ユメノソラ  山も川も原っぱも森も東京にはない  だからそうしたもの全部の代わりに  あたしは空を見上げる  ちょっと汚くて  ちょっとウソっぽいけど  ないよりはいい  新年あけましておめでとうございます。  のっけから詩の切れ端のようなものを掲げましたが、この「ユメノソラ」っていうタイトルがふと浮かんで、その後が続かなくなりました。お題をいただいていたりすると、ここまでできれば . . . 本文を読む