夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:さくら

2006-03-14 | poetry


   さくら

ぼくがこれまで見た
いちばんきれいなさくらは
夢の中に咲いていた

もう場所さえも忘れてしまい
君の顔も覚えていないけれど
握った手のあたたかさは
残っているような気がする

ほんの5分くらい
ぼくらはあの木の下で眠った
童話の兄妹のように



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。