酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

列車の撮影 アレコレ

2007-04-21 11:37:30 | Weblog
 鉄道の写真なんてのを永い間撮って居ると、自分の心情と言うか、その日の気分が、微妙に写真に現れてくるようだ。

 愉しくハツラツとした気分の日には、なぜか、イイ写真が撮れ、反対に、滅入っている時には、華やいだ写真なんか、絶対に撮れない。

 持てる装備一式を携えて現地入りしても、使用する機材はせいぜい数種なのだが、気分が高揚しているときは、どんなレンズを使ってもバランスの良い絵が撮れる。

 列車には、おのずと全編成で構成される「全体の長さ」があるが、前向きな姿勢の際には、選んだレンズの画角に丁度良くおさまり、思わず「Vサイン」を出してしまう。

 高名な写真家の方々は、「その時所持していたレンズ一本で撮るのがスジ」なんて、仰るが、こと鉄道写真の場合は、被写体(列車)との距離を保つことは、列車の定時安全運行と、撮影者の身の安全の点から、どうしても望遠系のレンズが多用されるのはやむをえない。

 列車の全編成を一枚の写真に収めようとすれば、カーブしてこちらに向かってくるーという情景が最高。

 電化区間では、線路脇に立っているポール(架線柱)の間隔でだいたいの把握はできる。が、貨物列車の場合は、その前兆を事前に確認できぬため、そんな時のためにも、やはりズームレンズの出番が多くなる。

 最近流行の短編成列車よりは、長大編成の貨物列車が、撮る醍醐味は、はるかに上だ。


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