酒と鉄道の日々

大好きな酒と趣味の鉄道の話題を絡め、時評・四方山話に酔うコーナー。

東京地裁の判断は当然だ

2006-09-23 10:28:08 | Weblog
 国旗・国歌法に従がって 卒業式等の場において教職員が「国旗に起立」「国歌斉唱」しなかったとして 当該者が懲戒処分されたことは 同法の範囲を逸脱しており、思想信条の自由を保障した憲法にも抵触する 
 なんというすばらしい判断を東京地裁は下してくれたことか。

 横並びは善・異端は悪 という、余りにも硬直かつ保守反動の石原ナニガシとかいう都知事よ、ちったぁ、世間の常識というものを思い知ったか。

 そうなのだ、我が憲法には、つとに著名な「戦争放棄」に並んで、「思想信条の自由」が保障され、同時に「刑罰の場合を除いて、意志に反する苦役を強いられることもない」のだ。

 万一、憲法が変えられることがあっても、この二点だけはゼツタイに死守せねばならない。
 この二点が存続しさえすれば、徴兵にも応ずる義務はないし、手挙げしない限りにおいては戦争を忌避できる。

 それにしても、小泉さんにはあきれる。
「国旗・国歌へのスタンスは、礼儀の範疇だ」と。ならば、「礼儀」を逸しただけで懲戒なんて処分が妥当なのか、と問いたい。

 唯我独尊首相から、年齢不相応保守思想首相へ政権が渡る。
 この国の民主主義はいつになったら成熟するのだろうか。

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