コミュニケルーム通信 あののFU

講演・執筆活動中のカウンセラー&仏教者・米沢豊穂が送る四季報のIN版です。

芙蓉の花の咲きたれど・・・。 

2018-09-23 | Weblog
拙詠二首
 去年(こぞ)の如 芙蓉の花の咲きたれど 今年ばかりは何故か寂しき 
 花の精そっとお出ませ薄紅のその顔(かんばせ)のいとも清らに  
  
こんにちは。通称yoーサン こと、カウンセリング・スーパーバイザー(Counseling・Supervisor)の
米沢豊穂です。

庭先の百日紅の花が過ぎて、芙蓉の花が咲き始めた。優雅で美しい花だ。雨上がりの朝、近づいて眺めていると、ふと、花の精が現れ出てきそうな気がした。



鳥海昭子さんのお歌にも
 なんとなく泣きたいような優しさの芙蓉の大きな花咲きました   がある。
直径が十センチ以上もある花は、早朝に開いて夕暮にしぼむ一日花です。その大きな花を見ていたら、限りある命の優しさが胸にしみてきました。と記されている。
(「泣きたいような優しさ」とは、彼女の感性ですね。一日花ゆえに、ある意味美しい無常観を感じさせますね。)

閑話休題
暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもの、日中の残暑もやわらぎ、朝夕は肌寒く感じる頃である。昨日はお墓参りをすませ、彼岸会のお話に出かけた。「抹香くさくなくて、聞き終わるとホッとして、そしてやっぱり、有難いなぁ。」なんて感じて頂けるようにと気を遣った。
お話しすることには慣れてはいても、私よりも年長の方が多くおいでになると緊張も一入。帰宅するとそれなりに疲れが出る。でもそれは心地よい疲れでもあった。
どんな内容のお話かって?それはやはりお参りしてお賽銭を。なーんちゃって。
     彼岸花 浄土と穢土の際に咲き
     どの墓も皆懐かしく秋彼岸     お粗末でした。それではまた。                   






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7 コメント

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酔芙蓉 懐かしく (雅工房)
2018-09-24 08:40:08
酔芙蓉の記事と写真、懐かしいような感銘を受けました。
数年前まで、今頃はわが家の狭い庭の半分ほど占めるぐらいに大きくなり、数限りない花を付けていました。あまりの大きさに降参してしまい、今は根っこの部分だけになっているのですが、それでも、しきりに枝を伸ばそうとしています。
それにしても、酔芙蓉はなぜあんなにたくさんの花を付けるのでしょうか。お彼岸の頃には、何か考えさせられました。
いつもご指摘ありがとうございます。
ますますのご活躍を祈っております。
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雅工房さま (yo-サン)
2018-09-24 17:35:33
いつも交信(心)をどうも有難うございます。
そうでしたか。芙蓉はどんどん大きくなりますね。家のもあまり高くならないように芯止めをしました。毎年、晩秋には伸びた枝を切り落としています。それではまた、古典文学の世界を楽しみに致しております。
 芙蓉の雪の精をとり芳野の花の華を奪い
 清き心の益良雄が・・・♪  と口遊みつつ。
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一昨日 (ゆり)
2018-09-24 17:49:18
こんばんは。

美しい芙蓉ですね。
私もこの花が好きで一昨日買い求め植え込みました。
嫁いだ時あったのはアメリカ芙蓉であまり好きではなく・・・改築時と共に絶えましたので、買い求めたのは日本芙蓉です。

お写真の感じに咲いてくれるといいのですが、こちらは寒い地方なので冬は上部は枯れるのですよ・・・

短歌、綺麗にまとめられましたね(*^^)v
最後の俳句もいいですね°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
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眼差し (風香)
2018-09-24 19:12:02
こんばんは^ ^
短歌、俳句と共にその情景がふわぁっと目に浮かんで参りました。
自然美を見つめるyo-サン様の眼差し。
豊かで細やかな感性に人生観もみせて頂いたように感じております。
素敵な御歌、ありがとうございます^ ^
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ゆり様 (yo-サン)
2018-09-24 21:37:32
メッセージをどうも有難うございます。いつも貴ブログ楽しく拝見致しております。
アメリカ芙蓉はハイビスカスみたいに、大きな花が咲きますね。やはり好みでしょうか。いずれにしましても芙蓉の花は優雅ですね。芙蓉は比較的、育てやすいのではと思います。早く成長するので、やがて美しいお花をご覧になれると思います。
昔、小学校の頃、芙蓉子さんというお名前の子がいました。どんなお顔だったのか、もうはっきりとは思い出せませんが、きっと、芙蓉のような女性にと願われての命名されたのでしょうね。
私は短歌も俳句も全て門前の小僧です。啄木講座などで実作もしますが、楽しめればそれでいいのではと思っています。
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風香さま (yo-サン)
2018-09-24 23:45:09
メッセージ恐縮至極です。いつも格調高い万葉の雰囲気を味合わせて頂いております。いつか是非、ご公演のご縁に逢わせて頂きたいと願っております。
啄木に憧れ、「啄木の歌と人生」なんて講義もする私ですが、短歌はやはり自然美と心を重ねて詠みたくなってしまいます。私が初めて詠んだのは中一の頃でした。我が母は「あなたの歌は写生、絵葉書みたい」なんて、貶されました。今でも忘れません。恥ずかしながら、幾つになっても母や亡き父のようには詠めないものですが・・・。
また、お訪ねさせて頂きます。今宵はこれにて。
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井上素子さま (yo-サン)
2018-09-27 06:57:44
すみません。手違いで頂きましたコメントが消えてしまいました。申し訳ございません。

芙蓉の精に代わり、素敵な声楽家さまのご来訪、まことに忝いことです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。またゆっくりお訪ねさせて頂きます。
ご来訪謝し奉る朝月夜   まずはこれにて
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