日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

姿が見えぬ存在。

2008年02月14日 17時40分40秒 | 司書日記
で、そのNHKの番組。
今日午後19時から再放送されますので、よかったらご覧下さい。


前の記事、やっぱり私の書き方が悪くて、向こうが楽でこっちが大変みたいな書き方になってますが、そんなつもりはないんです。

図書の時間が少なかったら少なかったら、他にやることは沢山あります。
それこそ、その時間にしっかり準備するからこそ、あのようなブックトークを行うことも可能になる。
多分、時間はそれでも足りないでしょう。

館内掲示もされてましたし、もちろん、書架整理や目録…まあデータベースと言ったほうがいいですかね、の整備とか…図書館内の仕事だけでもきっとやることはいくらでもあるはずです。

そして、仕事は図書館内のことだけとは限らないですし。

やればやるほど仕事が増える。
学校司書は多分そんな仕事なのです。


さてさて。
あの番組を見ていて、もう一つ気になったのが、司書教諭の存在です。

本来、学校図書館を任されているのは、学校司書じゃなくて、司書教諭のはず。

法律的に、学校図書館を任されているのは、司書教諭。
学校司書はそれをサポートする、法律的にはなんの保証もない存在に過ぎません。

ですが、あの番組では、その言葉は一言もでませんでした。

いや、その理由は分かっているのです。
司書教諭の配置義務があるのは、学級数が12学級以上の学校のみ。
おそらく、1学年1学級しかない、あの学校では、学級数が少ないため、司書教諭が配置されていないのではないかと思います。


それは分かるのですが…。
学校司書のキーポイント。
その大きな一つが、司書教諭との連携なのです。

これが上手くいかないと、なにごとも上手くいかない。

そうなんですが…これがまた、なかなか難しいんだ。

うちの学校は、1学年3~4学級ありますから、当然司書教諭はいます。
いるんですが…。

私の連携の仕方が悪いのか、いるんだかいないんだか分からない状態なのが現実です。


結局、学校司書がひとりで走り回ることになる…。
でも、それではなかなか仕事は回らないし、図書館運営にも限界があるのです。

なんせ、私は「教師」ではありません。
教育に関しては素人です。
その部分で、どうしても弱いのです。

そこを、司書教諭がメインで引っ張っていく…というのが、おそらく本来の姿のはずなんですが…。


声はすれども姿は見えず…?
姿はあれども声はせず…?

なかなか上手くいかないものです。

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2 コメント

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たぶん (由已)
2008-02-15 07:50:05
どこもそうですよ・・・

先生方忙しすぎるので・・・

ただ今の職場が
司書教諭と図書課長の
考え方が全然違うので
こちらも振り回されることがあります。

自分の信念もって
動くしかありません。
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声。 (とうとよ)
2008-02-17 22:28:58
声が全くないのも困るんですが、ありすぎても困るんですよね…。

上手く話し合って、一番良い方法を見つけ出せればいいのですが…、船頭多くしてなんとやら…ってことになりがちなのが。

2年目の私ですが、昨年と今年、その2年だけでも、状況はかなり違います。

いるのかいないのか分からない状態なのは同じような気がするんですが、その中でも、またいろいろと。

今年は本当に、私一人な感じでした。
それは、私が連携取れてないってだけなのかもしれないですけど…。

しかし、一体、図書館、図書館教育というものを、学校が、先生方が、教育委員会が、どういう風に考えているのか。
私にはイマイチ分からないままです。

こんな状態でいいの?
こんな図書館でいいの?
こんな司書が働いていていいの?

いつも不安ばかり。
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