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とうとよ/清貧の独り言。

手のつけどころ。

2006年11月26日 20時32分37秒 | 司書日記
なんでも読みたい人間は、なんでも読んじゃう人間は、図書館の本は多すぎて、どこから手をつけていいのか分からない。

だから優先順位を作りましょう。
何から先に読みますか。
何から先に借りますか。


そんなことを、ここに書く意味は特にないのだけど、なんとなく書いておこう。


まずは、今読んでいる本のつづき、関連本。
とりあえず、切りのいいところまでは続けて読んでおかないと、中途半端になってしまいます。

ただ、何を続きとして、なにを関連とするのかは難しいのですが。

関連なんて、引き出そうと思えば、それこそ無限に引き出せてしまいますし。


次に、仕事上読んでおいた方が良い本。

資料集めを頼まれたテーマの本や、うちの図書館に不足しているなと感じた本。
つまりは購入候補。
それを絞るために、自分で読んでおきたい本。

子どもたちから薦められた本、話題になっている本、人気のある本。


図書館関連の本も、この仕事上読んでおいた方が良い本に入るのだけど、近頃はこれに手を出している余裕がない。


そして、夏休みに皆さんから集めた、読書アンケートで紹介していただいた本。
これを少しずつ読んでいく。




まだまだ読みたい本はあるのだけど、あまり手広くしてもしょうがない。
まずはここまで。

この全てを図書館で調達するのは難しいのかもしれない。
だけど大丈夫。
どうせ調達しきれない。
調達しても読みきれない。

今のこの優先順位でも、本がありすぎて順位つけ切れないぐらいなのだから。



今日は読書アンケートから、ファーブル昆虫記を読んでいました。
岩波の完訳版、ハードカバーの6巻です。

今日はそれで一日が終わってしまいました。

なんとも…。
このファーブル昆虫記は歯ごたえがある。

なんでこの本は、読むのにこんなに時間が掛かるんだろう。

それは、私が実物の虫についてよく知らないからなのかもしれません。
文中でその形態について、詳しく説明してあっても、実物についてあまり詳しくない私では、その文章だけでは映像が結ばれない。

映像が結ばれないままでは、書いてあることを文字でしか認識できず、理解しづらい。

まあ、実際は、その形態の説明を無視して、自分の良く知る、似た種類の虫が映像として結ばれているのですが。
バッタ、コガネムシ、ふんころがし…。
松の毛虫なんて、自宅の庭に腐るほどいるはずだし、見てもいるんだけど…。

やはり、触れ合った経験が少ないので、いまいちどんな姿をしていたやら…。


実地の経験があれば、この本ももっと興味深く、楽しく読めるのだろうなと、とても残念に思うのでした。


まあ、知らないなら、知らないなりに楽しみ方もあるし、読むことはできるのですが。

特に、このファーブル昆虫記は、「昆虫記」というより、「ファーブルさん自伝」とか、「ファーブルさんエッセイ集」みたいな部分がありますし。



と、そんな訳で。
読みたい本、読まなければならない本、読んでおきたい本…本は尽きず、後から後から湧いてきて…。

やっぱりとても読みきれないのでした。

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