日々呟く。

とうとよ/清貧の独り言。

仕事だけじゃなく、趣味として、楽しみとして。

2008年09月27日 20時52分20秒 | 司書日記
いつになったらモンコレタイムになるのか。

そんなわけで、本を探していました。
明日、ちょっと暇な時間ができそうだったので。

探していたのは、速読の本、読書に関する本、それから、図書館に関する本でした。

何度も読み返して読める本、となると、物語の本はなかなか買えない。
まあ、面白いですけどね、何度も何度も同じ物語を読み返すのも。


で、探していたのですが…。
並んでいる本は、私が思っている本と少し違いました。

私が探していたのは、楽しみのための読書の本でした。
そして、楽しみのために図書館を使う方法でした。

が、そんな本はなかなかない。
あるのは、実用的な読書の本、図書館の本でした。

速読は仕事のため、勉強のため、資格取得のため。
読書も、スキルアップのための読書について書かれた本ばかり。
図書館についての本も、やはり、仕事上の調べ物や、資料集めに図書館を利用するという本ばかり。

いや、確かにそれは重要なんだけどね。


でも、人ってそれだけじゃないですよね。


楽しんで読書をするために、より多くの積読を崩すために…そのために速読マスターしたい。
それには、飛ばし読みとか、大事な部分だけ読むとかもってのほかです。
だって楽しみなんですもの、飛ばしたり、要点だけさらって終わったりしちゃもったいない。

楽しんで読書をするために、より多くの分野に挑戦したい。
だから、さまざまな分野の本について、より楽しむための読書法が知りたい。
専門書の読み方だけじゃなくて、小説とか、実用書とか、趣味の本とか…。
そちらについて知りたいのに。

(いま書いていて、この系統はじつはあったのかなと思います。それぞれの分野にわかれれば。「この○○がすごい」とかあの系統もこれに含まれますよね。)

図書館に行くのは、仕事のためじゃない。
趣味としての読書のために行くんだ。
参考図書の選び方、使い方だけじゃなくて、もっと広く、それこそ、読みたい本をどう選ぶか、そして、図書館にはそのためにどんなツールがそろっているか、そして、どの図書館が、どの分野の本を探すのに適しているか、そんなことを知りたいんだ。
だいたい、大方の図書館は、仕事よりも趣味の読書での利用のほうが多いじゃないか。


とかなんとか。


特に、図書館の使いかたの本は、あったらいいんじゃないかと思います。
利用者の皆さんの中には、予約サービス、リクエストサービスがあることすら知らない方もいらっしゃると思います。

公立図書館でも、国立国会図書館の蔵書を、頼めば取り寄せてもらえることを、どれだけの人が知っているのか。

司書に、「面白い本ないー?」と聞けるのは、子どもだけなのか。
面白い本ないー?という欲求をかなえるために、図書館の展示コーナーや、図書館便りをはじめとした、図書館発行物があることを、誰か教えてあげないのか。

なかなか買えない様な趣味の雑誌だって、図書館に行けば、バックナンバーまで読めたりすることをだれか教えてあげないのか。


そんなことを書いた本、あってもいいんじゃない。
図書館マスターを名乗るなら、仕事のための利用だけじゃなく、趣味の利用関してもマスターしておかないといけないんじゃないのかなぁ。

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