東京スカイツリーに昇ってきました！

 

「いつでも行けると思うといつまでも行かない。」東京の人は東京タワーには昇らないし、泉岳寺にも訪れない。私は東京の人間だけど、東京タワーに昇ったこともなければ、泉岳寺にも行っていない。スカイツリーは周囲には昇ったという人もいるし、ミーハーなので昇って見たいと思ってはいたけど、前売りの予約入場券をゲットしてまでして昇ろうとは思わなかった。

 

当日券が発売されるようになったのが７月１１日の水曜日、発売前に長蛇の列ができていたというので多分昇ることはないと思っていた。それでも気になるもので、それから二日後の７月１３日の金曜日にソラマチだけでも覗きに行こうと出掛けると、やっぱり人が多い。「２０分待ち」の看板に「案外短い、２０分待ちなら昇ろう。オープンから３ヶ月以上過ぎたら多分昇ることはないと思うし。」と列に並ぶことにした。待つ人のために用意されたスカイツリー周辺のイラストの映像をゆっくり眺める間もなく、エレベーターに誘導される。高さを示す数字は瞬く間にカウントアップして、東京タワーの３３３メートルも一気に抜いて地上３５０メートルの展望デッキに到着。

薄曇りではあるが、明らかに高さがあって他のビルからの眺めとは違う。

ツリーの裾を流れる隅田川、手前側には両国国技館と江戸東京博物館、川向こうには浅草、上野の森、東京大学、東京ドーム、その先には新宿の都庁も見えた。町並みは戦災で焼失したといわれるあたりは京都のように道が縦横にきちんと整備されているが、昔からの町割りのままの地域は入り組んでいる。

夕暮れが迫っているので暗くならないうちにと、さらに上の地上４４５メートルの展望回廊へ昇る。そこからツリーを取り巻くように緩やかな坂を反時計回りに上がってゆく。そして最高地点のソラカラポイント４５１．２メートルに到達。

ここはさすがに人が多い。日が沈んでも夏の夕暮れはなかなか暗くならない。それでも、街に灯りがともり始め、首都高速道路は渋滞が始まって光の列になり、隅田川には屋形船がゆっくりと下ってゆく。

浅草の灯が妙に明るく、やっぱり繁華街なんだなぁと思う。節電のためかなかなかライトアップされなかった東京タワーも暫くして点灯。

再び展望デッキに降りて話題のガラス床。１３日の金曜日だけど、気にせずにガラスの上を歩く。よく見ないと下界よりも鉄骨ばかりが目に付き、こちらは昼間の方が迫力あるかも。

その場の勢いで昇ったスカイツリーでしたが、なかなか見応えがありました。まだ昇っていない人は一度昇って見る価値はありそうですよ！

 

↓写真は建設中の東京スカイツリー。

２０１０年１月

２０１０年５月