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中央自動車道は名古屋から木曽谷を通り途中から伊那谷に沿って諏訪方面へ向かいます。木曽谷と伊那谷との間は日本アルプスが横たわっているので、その下を恵那山トンネルが通っています。その恵那山トンネルの長野県側に位置するのが昼神温泉で、ここから富士見台高原まで登るのが今回の目的です。
今回のメンバーは7人、名古屋駅に集合し、高速バスに乗っておよそ2時間で山合にある昼神温泉に到着しました。昼神温泉は開湯1973年の比較的新しい温泉で、近年は星空がきれいな温泉としても知られ、道の両側には燈篭、朝市広場、私設の天文台、星空の描かれた郵便ポストなど、明るいイメージの温泉です。
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宿泊先は「尾張あさひ苑」。愛知県の尾張旭市の保養施設ですが、尾張旭市民でなくても宿泊することができます。温泉は無色透明で浸かると肌がすべすべしました。食事も種類が多く、なかなかのものでした。
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翌朝、目が覚めると空気がひんやりしています。夜のうちに秋の空気に入れ替わったようです。空は曇っていますが、青空が広がりつつあります。バスでヘブンス園原スキー場まで送って頂き、そこからゴンドラとリフトでヘブンス園原展望台まで上がります。当初は、ゴンドラを降りたところから歩く予定でしたが、富士見台高原まで往復5時間かかりゴンドラやバスの送迎時間を考えるとタイトなので、展望台まで文明の利器のお世話になることにしました。
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展望台を出ると、いきなり急登できつそうと思ったのは束の間で、そこからは連絡バスも通る舗道で緩い下り坂になります。展望台よりも富士見台高原の標高が高いので下った分以上に登らないといけないので、下るほどに不安になります。途中でバスに追い越されましたがほとんど人が乗っておらず、「大丈夫か、このバスの採算」などと余計なことを考えてしまいます。大きな道との合流点から恵那山への分岐がありますが、途中に崖崩れが発生した箇所があるようです。バス道が終わるとログハウス風の山小屋がありますが、富士見台高原までは1時間弱で登れるので、恵那山を目指す登山者用に建てられたもののようです。立派な炊事場もあって、泊まってみたくなるような山小屋でした。
そこを出ると富士見台高原への上りになりますが、綺麗に舗装された遊歩道のような舗道が暫く続きます。やがて、土の道になりましたが、坂は緩やかで登りやすいです。両側は熊笹に覆われていて高木がないので見晴らしはよいです。途中に神坂小屋という避難小屋がありますが、おそらく雷対策であろうと思われます。石を積み上げたケルンを右に見ながら進むと程なくして富士見台高原に着きました。
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富士山が見えたらという願いから富士見台高原と名付けられたとのことで、富士山は見えませんが、先月登った木曾駒ケ岳、数年前に登った焼岳が見えることを案内板で確認しました。そう、雲が微妙にかかっていて見えなかったのです。それでも、緑濃い手前の山々は手に取るように見え、風も涼しくて爽快でした。
下山した夜、星空ウオッチングツアーに出かけましたが、夏の大三角にカシオペア座など明るい☆だけは見ることができましたが、薄雲がかかっていて星が降るような夜空を眺めることは出来ず、また一つ課題を残したハイキングになりました。
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