ぼんすけ日記~イイカゲンな日々~

毎日のなにげないことをぼちぼち綴ります

ボンズはどうして脱走するのか

2009-04-06 21:37:52 | 子供のこと
春休み中の出来事なんですが、軍曹がお休みの時に、ボンズを連れて近所のスーパーに買い物に行ったんですよ。

食品売り場で、二人でカゴを持って、色々買っていたらしいんですが、後ろをついてきていたはずのボンズが突然消えた!らしいです。

慌てた軍曹は、スーパーの上の階も探したらしいのですが、見つからず、サービスカウンターに頼んでアナウンスしてもらって、さらに探していたそうです。

すると、軍曹の携帯に着信が・・・。

ボンの家の近所のセブンイレブンからでした。

なんと、ボンズは、スーパーから徒歩5分ほどのところにあるセブンイレブン(うちの近所)に乱入して、勝手に売り物のアンパンやスルメ、清涼飲料水を食べたり飲んだりしてしまったのです・・・。

ボンズには、連絡先を書いた名札をつけているので、その名札をみて、お店のオーナーが軍曹に電話をしてくれたのでした。

慌てて駆けつけた軍曹は、お店の人たちに謝って、ボンズが食べてしまったものの代金を払ったそうです。
普通なら、警察に通報モノですよ。
万引き、その場で無銭飲食ですからね。

でも、オーナーはそれはしませんでした。
本当に申し訳ない事をしてしまいました。



実は、このことをボンが知ったのは、これらの事件があって、軍曹がボンズを引き取って、家に帰ってきてそれから暫く経ってからだったんです。

この日、ボンは仕事だったので、携帯は通じません。
後で見たら、ボンの携帯にも、見慣れない番号から着信があったので、セブンイレブンから電話が来たのでしょう。

家に帰って、軍曹からこのことを聞いていたときに、ボンズはなんだか恐縮したような、ビビッってるような顔をしていました。

まずいことをしたっていう自覚はあったんでしょうね。

それならなんでやるんだよ~~~!!

軍曹は相当凹んでました。
今年に入ってから、軍曹と一緒にいるときに脱走は二回目だったんですよ。

このブログにも書いているとおり、ボンもボンズには脱走されたことがあるんですが、短期間に二回っていうと、やっぱり凹み具合が違うみたいです。


ついこの間、薬がかわったばかりで、以前よりも少し落ち着いたかな?と思っていた矢先だったので、なおさら・・・というか、ボンもガッカリしました。

薬の力だけに頼れないんだな。どうしたらボンズは突然のいけない行動がやめられるんでしょう。

色々なことができるようになったり、理解する力もついてきたり、成長は確かにしているんだけど、どうしても突発的な問題行動がなくなりません。

でも、問題行動があるからといって、外出禁止にもできないし、それこそストレスがたまって爆発するかもしれない。

その辺が難しいです。






ボンズは、今日から中学二年生です。
先生も、クラスメイトも変わらず、ボンズにとっては安心できるスタートです。
今年も、ボンズの目標は、『逃げない』です。


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5 コメント

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ボンズくん (ぽん)
2009-04-07 17:24:27
私達はいつの間にか文明の世の中に生きてることが
当たり前になって、陳列されている食べ物はお金を払わなければ、口にできないと
刷り込みされてます。

この刷り込みはいったいいつ備わるのか
考えてみても思い出せません。

周りに合わせて、いけないこと、恥ずかしいこと
と、自分で線をいつか引いたんだと思います。

そうすると、そうしていない人を
いけない人、恥ずかしい人と
みているのか、と自分の心の狭さを感じました。

困ること、というと
ボンズ君にとっても、お母さんにとっても
売ったお金で生活しているお店の人にとっても
同じ感情を共有できます。

傍の私達にとっては
何も困ることではないから、
温かな無関心で見守っていくという
ことしかきっとできないのだなと、
ボンさんの困ることを共有できない歯がゆさを感じました。

疲れたときに一緒にお茶を飲もうね。
いろいろ話をしようね。
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大変でしたね (aria)
2009-04-08 08:01:11
ボンズ君の突然の脱走。かなりご心配されたでしょうね。そして発見したもののそういう事態になっていたとは・・・本当に大変でしたね。
子供というのは生まれたときはもちろん目が離せないわけですが、それは一時のもので、徐々に親の手を離れていくし、四六時中見てないといけない、面倒を見てないといけないっていうことがずっと続くものではないっていうのが普通の感覚ですが・・そうじゃない人もいるんですよね。
周りにいる・・特に親御さんのこの「子供から目が離せない」という意識によるプレッシャーって大変なものだと思います。事故などにつながる心配もありますしね。きっと想像以上につらく大変で、疲れることなんでしょうね。
ボンさんや軍曹さん、本当によく頑張ってられますね。頭が下がる思いがします。


ボンズ君のような方たちに対する理解力、それをみんなが自然に身につけていける社会なら、少しは親御さんの負担も減るのかなあ・・・

何かいろいろと考えさせられました。




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コメントどうもありがとうございます! (ボン)
2009-04-09 13:15:50
ぽんさん
多分、ボンズの中にも、やっちゃいけないことっていう概念はあるんだと思うんですが、ボンが思うに、ある瞬間にスイッチが入ると掛け金が弾けてしまって、頭の中は『行動すること』で一杯になっちゃうんじゃないかと思います。

軍曹は、脅迫神経症の一つじゃないか?と疑っています。

だとすれば、病気ということですが、障害だ、病気だといっても、やっちゃいけないことはやっちゃいけないですよ。

こういう行動は、またあるのかもしれないけれど、ボンズに関わる回りの人間は、ボンズの困った行動を『仕方ない』で片付けてはいけないと思います。

ぽんちゃん、どうもありがとうね!
また一緒にお茶しようね。



ariaさん
ボンズは、幸いにも、今まで一人でどこかに行ってしまったときでも、怪我などをしたりしたことはないので、運がよかったと思いますが、これからも無事とは限らないので、困った行動には注意していかなくてはなりませんが、ボンはわりあいにボンズに注意を払うことに慣れています。
それでも、逃げられたことはありますけど・・・。
軍曹は、後ろを歩かせてあまりボンズの様子を見なかったりするらしいので、もっと気をつけてほしいんですよね。
小さいときに比べれたそれでもだいぶ扱いやすくなったんですよ。

気遣って下さってどうもありがとう!
ariaさんのように思ってくださる方がいると思っただけでとっても励みになるんです。
まだまだボンズには負けませんよ!
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理屈抜きで (なぎ)
2009-04-09 22:39:51
やっぱり大変なんだと思います。
私は同じ立場に立てないので理解することはとても難しいことかもしれません。
でも、ボンさんのように起こったことを文章にする、
そしてそれを私たちが読む。
それだけで私たちの心に何かが生まれる。
それは小さいことだけどもすごく意味のあることだと思うのです。
その意味のあることに自信を持って下さい。
こんなコメントしかできなくてごめんね。
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なぎさん、コメントどうもありがとう! (ボン)
2009-04-11 17:37:06
立場は人それぞれだから、みんなそれなりに大変なことを背負っているんだと思いますよ。
ボンにとっては、ボンズはずっとボンズのままだから、今の状態が今の日常です。
でも、ほかの人もそうだと思うけど、ときどき、ちょっと疲れたり、ため息つきたくなることもあります。
そういうときに、こうしてブログに書いて、自分の気持ちを整理したり、自分にいいきかせたりしてるのです。
ほんとのこというと、こういう記事にはみなさんコメントしにくいだろうな~ってボンも思いますが、半分独り言、ってことでご容赦いただければって思います。
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