エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

会津まつり 古に思いを巡らせたい 

2010-09-16 | 日々の生活

来週、9/22~24に会津の秋の風物詩、会津まつりが繰り広げられる。
22日は提灯行列、22~23日に会津磐梯山踊り、メインの会津藩公行列が23日、24日は日新館童子行列、鼓笛隊パレードなどが計画されている。


(昨年の会津まつり風景)

 戦い利あらず、9月21日ついに白旗を掲げ、翌22日鶴ヶ城は開城となった。
あれから140年余の歳月が流れた現在、毎年盛大に全市を挙げてのお祭り気分だが、本来は戊辰の戦いで亡くなった人々の霊を弔うためのお祭りである。

 開城と共に、松平容保公は滝沢の妙国寺に謹慎、国土を失い、領民を失い、朝敵の汚名を被りさばきを待つ身となった。宿命と言うか運命と言うか、悲劇の主人公の心中を察せざるを得ない。社しょく亡びぬ 我がこと終わる、嗚呼9月22日なのである。

戊辰戦争の歴史を見るとき、白虎隊の悲劇と「愛しき日々」が浮かんでくる。
「愛しき日々」は 1986年(昭和61年)の年末、日本テレビ系で放映された時代劇スペシャルの「白虎隊」の主題歌として作られた。
小椋佳作詞、堀内孝雄作曲で、曲いい、詞といい、的確に歴史の中の会津の心情を歌っていると思う。
 「愛しき日々」のメロディを口ずさみ、その後の会津藩がたどったいばらの道を思い、辛かった先人を礎にした今の会津、そうした歴史の歩みを思っている。
 会津まつりには、そうした古に思いを巡らせたいものだ。



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愛しき日々 作詞:小椋佳  作曲:堀内孝雄

風の流れの 激しさに
告げる思いも ゆれ惑う
かたくなまでの 一筋の道
愚か者と 笑いますか
もう少し 時が ゆるやかであったなら…

雲の切れ間に 輝いて
空しき願い また浮かぶ
ひたすら夜を 飛ぶ流れ星
急ぐ命を 笑いますか
もう少し 時が やさしさを投げたなら…

愛しき日々の はかなさは
消え残る夢 青春の影
きまじめすぎた まっすぐな愛
不器用者と 笑いますか
もう少し 時が たおやかに過ぎたなら…

愛しき日々は ほろ苦く
一人夕日に 浮かべる涙 
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