エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

人間愛を歌う 「梅原司平」

2007-05-26 | 日々の生活
2年前、私が書いた新聞投稿「いつも平和の尊さを思う」の縁でOさんと知り合った。
 散歩の度に見る墓石の文字に目頭が熱くなった。そのお墓がOさんのお父さんのお墓だったのだ。

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いつも平和の尊さを思う」 朝日新聞(2005.9.21)
 早朝に犬と散歩している。いつも妙国寺を過ぎるとき、戦争の悲惨さを思い巡らさずにいられない。境内の一隅、道沿いに建つ一つの墓石に刻まれている文字が目に入る。
 そこには
 「大東亜戦争ニ勇戦奮闘セシモ遂ニ
  昭和十九年八月三十日南支那方面ニ
  戦死ス       行年三十三歳」
とある。
 どれだけ大切な人であったか。家族の悲しみを思うと目頭が熱くなる。
 あれはいつのことであったか。長野県上田市郊外の無言館を訪ねた。長い時間をかけて戦没学生たちの絵を見て歩き、彼らの思いを手帳に綴った。やらなければならないことがたくさんあったのに、戦争で命を絶たれた若者の無念さを思うとき、いい知れない切なさが込みあげてきた。
 八月には忘れていた戦争の悲劇をあらためて思うが、私は散歩の度に、常に忘れてはいけない平和の尊さを確認させられている。
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 今日、Oさんと従兄弟の方が訪ねてきた。従兄弟の方は東京在住で、故郷会津に月1度は戻ってくるとのこと。私の度々の投稿文が話題になり、是非私にお会いしてお話し伺いたいと。
 彼女は何年か前に生死をさまよい、いのちの恩人のことを話した。
 その恩人は「シンガーソングライター 梅原司平」で、そのコンサートを会津でやれれば。私に何か伝があればとの趣旨だった。
私は初めて聞く歌手だった。彼女は、各地で開催された梅原司平のコンサートのパンフレットの綴りと、自分が聴いている何枚かのCDを置いていった。
早速、そのギターの弾き語りコンサートのCDを聞いてみた。 
 
「梅原司平」関連のネットから
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 メッセージ
いじめ、不登校、非行、そして幼児虐待。いったいこの国はどうなってしまったんだろうか。人間らしさや優しさは、どこへいってしまったんだろうか。ヒロシマ・ナガサキの被爆の悲惨さと復興を歌い上げたオリジナル曲「折り鶴」などで知られ、命の尊さを歌い続けるシンガーソングライター梅原司平の心に響くコンサート。人間愛に満ちあふれたトークと熱い祈りを込めたメッセージソング。教育、人権、環境、平和・・・さまざまな社会問題に目を向け、ひとりひとりの思いを受け取り、大切に歌い続けます。
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 CDのトークの一つ一つが心に響いた。訴えたいことを弾き語りで歌う。 
 暖かいこころと美しいメロデイを聞きながら、あらためて自分も少しでもいろいろな思いを発信したいと思っている。




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