エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

町内 ホタル観察会

2019-06-26 | 教育を考える

晩酌を終え、毎晩ホタルの発生状況を見てきた。

こどもたちにホタルの光を見せたい思いで観察会を開いた。

土曜の予定が、夕立で中止になり、今晩実施した。

こどもたち14~15人と親とホタルを探した。

  

 

30年ぶりにホタルが出始め、今年は4年目になる。

何とかホタルが生息できる町にしたい思いと、簡単な保護のための必要要件を話した。

資料を準備したが、大人用で、家に帰って一緒に学んでもらうようにした。

資料には、・ゲンジボタルについて ・ホタルの一生  ・町内のホタルを守ろう ・保護のため必要なことなど、

そして、小生の昔の一文 「小さな生きものと共生する豊かさ」を添えた。

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小さな生きものと共生する豊かさ   (2017.2.26)

   昨年のこの時期、町内の水路に30年ぶりにホタルが戻り喜びに沸いた。思いがけない30年ぶりの懐かしい癒しの光だった。

 下水道の普及により流れがきれいになり、消えた水辺の生き物も帰ってくればと願いながら、春先の一斉清掃でも、この水路の川ざらいを自粛していた。

 今年もあの仄かな灯りを見たくて、数日間、ホタル探しが夕食後の日課となった。先日、やっと微かに点滅するゲンジボタルの灯りに出会うことができた。本当に嬉しかった。

   思えば、町内にわずかに残っていた田んぼも徐々に宅地化され、小川のせせらぎはU字溝に変わり、田んぼのビオトープもアスファルトに覆われてしまった。

  それまでの豊かな水路からは、突然ドジョウもサワガニも消えてしまった。いまもって残念でならない。

  ホタルの灯りを見つめながら、町内に残るわずかな自然を保全し、小さな生きものとのささやかな共生をめざしたいと思っている。

 それこそが豊かな住環境に違いない。

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8時を過ぎるころ数匹を発見、注意点を話しながら皆で観察した。

そのうち次々に発見、雄の飛び交う姿も観察でき、多いに盛り上がった。

何より、こどもたちの好奇心旺盛に見つめる姿が嬉しかった。

 

ピンボケホタル

    

 

 


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2 コメント

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蛍飛ぶ夜 (さんたろう)
2019-06-27 16:42:04
お師匠さんの町で30年ぶりに蛍がしかもゲンジホタルまで再生して見られるなんて驚きです。お師匠さんのご指導と皆さんの協力があったからなんでしょうけど感動してしまいました。

私は会津で蛍が見られるのは地区を上げて保護養殖をしている北会津地区ばかりと思っていました。

私の町でも10数年前までは小さなヘイケホタルが飛び交うのは見られたんですけど、ある年突然にイナゴや家の軒に巣くうアシナガバチやジョロウグモが激減した年を境に見られなくなりました。 今の子ども達は蛍なって見ていないんですから懐かしいなんて思わないと思います。林の中でカブトムシやクワガタムシなどを探す喜びなども知らないと思います。可愛そうです。
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Unknown (会津マッチャン)
2019-06-28 10:16:14
おはようございます。
4年前、ホタルが再発見され少しでも保護をと訴えています。
僅か150mほどの水路ですが、町内で唯一U字溝でない水路です。
町内に残る田畑も、すっかり住宅地に変わってしまい、当たり前だった自然が失われています。
何とか残したいものです。
こどもたちに自然への関心、興味を持たせ、やがて自然を畏敬し保護する大人になって欲しい願いです。

お師匠さんは、ちょっと・・・ 会津マッチャンでお願いします。
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