エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

修那羅山の石仏

2009-12-06 | 文芸
 

信州小諸のブログの友、オコジョさんの「オコジョの散歩道」を楽しみにのぞいている。
昆虫や植物にも造詣が深く、何よりも山や各地の紀行文はプロの郷土史家と言える。
また、学生の頃の思い出の地がよく登場するのも楽しみにしている。
昨日は修那羅峠のあたりの紀行文が書かれていた。
我が家に大事に取ってある、一枚の懐かしい石仏の写真パネルがある。(パネルの裏面にサインと1970.2)
 40年も前、先輩のTさんが卒業するとき、大学に残ったわたしに記念にとくれた全紙の作品だ。当時、研究室の皆を案内して石仏巡りに修那羅山を訪れたときのものだ。
 今は、上田から松本へは三才山トンネルを通るが、学生の頃、私は上松線をよく利用していた。山の中の妻の実家へ、バスでを利用して何度か青木峠を越えて行った。青木からつづら折りの峠を登ると峠の頂にはドライブインがあった。今はあまり利用されていないようだ。その途中に、ときどき修那羅峠の石仏を見に寄っていたのだった。修那羅峠の名に触れて、懐かしい思い出が鮮明によみがえってきた。二度と帰らぬ青春の何かを求めての石仏見学だったのだろう。
 今度、半世紀ぶりにこれらの石仏群と再会してみたいと思っている。


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