Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

母を送る夏

2011-08-21 | 家族

 

 暑くて厳しい夏だった。

 8月1日の灯し始めから始まり、17日の菩提寺本堂で行われた施餓鬼供養まで、

 母を迎え共に過ごした半月あまり。

 

 こんなに亡き人を身近に感じた夏はなかったし、

 もう二度と訪れないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 もう私には、母について語る言葉は、あまり残っていない。

 昨年の夏から年の瀬の臨終まで。

 そしてお遍路を決意して旅立った初夏から梅雨の長い旅路。

 その間、ずっと母のこと、父のこと、

 汲めども汲めども尽きない泉のように湧き上がる言葉を掬(すく)ってきた。

 (それは出来ればカテゴリー「家族」や「お遍路」を読み返してください)

 

 さようなら母さん、さようなら父さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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8 コメント

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感受性それとも・・・信心? (kyo-chan)
2011-08-21 23:01:47
青年期からつい昨年まで、幾人となく親族等のあの世への旅立ちを見送ってきました。

青年期では、祖父・祖母、義祖父母、義父
近年は、叔父、伯父、伯父、父、伯母

その時に思うのは、やはり人は死に向かって
生きているという実感。
いずれ死ぬ、明日かもしれぬ。

そう考えると、死の別れは一種のセレモニー。
粛々と進行し見送るという想いだけ。
だから、別れの寂しさというよりは
「想い出し」の始まりとの想いがが強い。

日々の生活の中で、今でも折に触れ想い出しています。
それ故に、「さよなら」とか「これでお別れ」の感情は持ち得ませんでした。
息子だったなら・・・どうだろう???
小生は、冷たい人間なのでしょうね。

貴兄は、やはり感受性が豊なのか
信心深いのか?
それとも、歩き遍路ゆえか?
この父母への追憶の強さは。

さぞ、安心にて還ってこられ、また、来年の盆が楽しみで帰って行かれたのではないかと推察します。

よい日々をお送りでしたね。

それで、山の写真にはいつから再会できるのでしょう。
返信する
1年半を振り返って (ランスケ)
2011-08-22 02:49:07
私自身の父母への想いが、他の人と比べてどうなのか
という基準を持ちえないので比較のしようがありませんが、

昨年の3月から始めたブログ。
年明けから父母の衰えが酷くなり10年間続けてきたHPの閉鎖と
共に始めたブログです。

結果的に、このブログは衰えゆく父母を見送る
死の記録となりました。
1年半に渡るブログの経緯を振り返ると
書き綴ることで、やっとここまで来れたのだと実感しています。
もちろんそれには、
kyoichさんを始め、たくさんの人たちの
温かい励ましの言葉があったからです。

辛い思いを胸の内に溜め込まないで書き綴ることが
ブログの効果であり、想いを反芻することが
kyoichさんの指摘する父母への追憶の強さかもしれませんね?

う~ん、以前のような山へ向かうモチベーションが
一向に湧いてきません。
なんなんでしょうね?

kyoichさん、東京の土産話楽しみにしています。
返信する
田舎者には (街野貴公子)
2011-08-24 01:25:31
やはり、人口密度の低い方がいいです。

真言の教えは何かよりも、信心のない百姓モドキには空海のお遍路実践の方が身に入る。
遠大な金剛界、胎蔵界よりも、遍路の一歩です。

Oputimus padはまだまだシンドイ。使いこなさなけば泣かれてしまう。私も泣きたい。
返信する
きっかけ (鬼城)
2011-08-24 09:39:53
おばさま、ご両親を見送って、その菩提を弔う歩き遍路・・・このブログは死の記録では無く、ランスケさんの歩く道(人生の巨大な流れの一コマ)の記録だと思います。

長い人生、点では無く線ですよ。上を向いたり、下がったりしています。モチベーションが上がり、石鎚で活動されるまで充電期間としてください。期待している者が南予には居ますよ。
返信する
お帰りなさい (ランスケ)
2011-08-24 18:31:27
あれ?
意外と早い帰還ですね。
国立博物館や根津美術館とかkyoichさん好みの
場所がたくさんあるのに残念。

空海展のDVDは鬼城さんから送ってもらいました。
今夜から、しばらく退屈しないで済みそう(笑)

結局、タブレットはドコモを購入されましたか。
確かに、慣れるまでが大変(苦笑)
でも、これで書籍代がずいぶん助かるのでは?
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尾道三部作 (ランスケ)
2011-08-24 18:48:28
今日DVDが届きました。
ありがとうございます。
早速「転校生」を観ました。

あ~ぁ、やっぱりラストシーンの「トロイメライ」が流れると
涙が止まりません。
そして、ずっと追いかけて立ち止まり見送った後、
スキップして帰ってゆくシーンには笑ってしまいます。
この映画を観るのは何十年ぶりでしょう。

空海のDVDと合わせて、しばらく楽しめそうです。

そうですね。
この1年半は、本当に密度が濃かったと思います。
それ故に、なかなか山へと気持ちを切り換えることが出来ないようです。
もう少し静観します。
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テスト送信 (kyo-chan)
2011-08-25 08:47:21
タブレットを持って行き、ホテルでアップしようとしましたが、本文への書き込みでいじめられ、泣き泣き断念して・・・・

貴ブログ等へのコメントはどうかとやってみたら成功。で、まあまあ飲んで23時過ぎにホテルに帰り、やってみたのでこのような時間のコメントになりました。
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私もタブレットが欲しい (ランスケ)
2011-08-25 18:25:38
はは…苦労されているみたいですね。

タブレットの大きさは8インチくらいですか?
私の10.8インチモバイルと大して変わらないけど、
重さと薄さが違いますよね。
OSがアンドロイドだとwindowsで動作するソフトがダメなので、
デジカメの画像ソフトをメインに考えていた私はスマートフォンは諦めました。

まだお遍路の出発までは、たっぷり時間があります。
焦らず、じっくり取り組んでください。

私も読み洩らした旧作や古典のためにタブレットが欲しい。
でも今は新しいPCとデジイチを買ったので当分我慢です(笑)
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