Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

水郷素描

2013-04-29 | 風景
水郷という言葉は、河辺や湖水周辺の風景を指すのが本来の意味だろう。 では桜の花が散り、若葉の色が日増しに濃くなる季節、 代掻きを終えた田圃に水が引かれ、一面の水の世界が出現する この温帯モンスーン気候特有の風景を、何と呼んだらいいのだろう? ある日を境に、世界が水に覆われ一変する、この国の風景が好きだ。 . . . 本文を読む
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散歩の風景

2013-04-26 | 風景
足の回復まで、あと一歩というところ。 リハビリのために歩いている近所の河畔公園の緑が日一日と表情を変え、 光と影が葉叢越しに揺れる様子に目を奪われます。 ただ歩いているのでは、もったいない。 . . . 本文を読む
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森林公園にて

2013-04-26 | 風景
日課にしている近所の河畔公園散歩から、少し足を延ばした。 平坦な場所なら、ほとんど二足歩行に支障なくなった。 もう日増しに陽射しは、春から夏へ。 気持ちは、もっとフィジカルな鼓動と充実感を求めている。 . . . 本文を読む
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砂の器

2013-04-22 | お遍路
石井光太の「物乞う仏陀」の記述から、映画「砂の器」に行き着きました。 四国遍路は不治の業病(ハンセン病)を患った人々の最期の救済の辺地だった。  ご存知の通り、日本映画の名作「砂の器」のクライマックスシーンは、 ハンセン病を患った父子の過酷な巡礼の旅の長廻し(ロードムービー)です。 . . . 本文を読む
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家で親を看取る、その時あなたは

2013-04-21 | 家族
明日4/22は、父の死から三年目の春を迎える。  たぶん私の気持ちの中では父母の死は、一通りの決着をつけたと思っている。  それでも未だ遺品整理の、取っ掛かりさえ出来ないのは、やっぱり怪しいのかな?  今夜、NHKスペシャル「家で親を看取る、その時あなたは」を観た。 . . . 本文を読む
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物乞う仏陀 / 石井光太

2013-04-19 | 
物乞いは職業である。 生存の糧を失ったボーダーラインぎりぎりで生きる人々にとって選択肢はない。 「自助努力が足りない」などという戯言は、なんの意味もなさない。 世界を覆う貧困を私たちは見ていないのだと実感した。 . . . 本文を読む
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 / 村上春樹

2013-04-14 | 
新刊の発売が、ここまで待望される作家は、唯一無二、この人だけだろう。 もう一人、アニメの宮崎駿が大人から子供まで受け入れられる日向(ひなた)の輝きを放つのに対して、 村上春樹が近年描き込んでいるのは、ダークサイトな心の闇の世界だ。 初版で50万部などという破格な数字が、なぜ派生するのか?理解に苦しむ。 . . . 本文を読む
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神の棄てた裸体 / 石井光太

2013-04-12 | 
石井光太の著作が、こんなに文庫化されていることを知らなかった。 退院後も行動がままならないので、本漁り(ほんあさり)にジュンク堂店内を徘徊していると、それらが目に留まった。 そのすべて(4冊)を購入した。 . . . 本文を読む
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空飛ぶ猫

2013-04-08 | 生き物
Mさんちの猫は齢14歳(人に置き換えると80歳を越える老齢猫)いやRさんちのインコは齢20歳(こちらは100歳を越えるとか)う~ん…  いえいえ、何もペットの長寿自慢をしているわけではない… . . . 本文を読む
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移行期的混乱 / 平川克美

2013-04-06 | 
この本を読み終えてから、少し合間を置いた。 それは、此処しばらく胸のうちに渦巻いていたモヤモヤした理不尽さや遣り切れなさが、 スコンと、其処に納まるような合点の良さに戸惑い、 それをそのまま伝えることへの危うさが、身体感覚としてあったように思う。 . . . 本文を読む
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魂の旋律 / 佐村河内守

2013-04-01 | 音楽
昨夜観たNHKスペシャル「魂の旋律」から、 作曲家、佐村河内守に対する関心が、もっと知りたい。その音楽に触れたい、。という気持ちが止め処もなく溢れ続け、収拾がつかなくなってしまった。 「サラの鍵」のコメント欄で留めておくつもりでしたが、そのままで納まりそうもない。 また、あらたに記事を起こすことにしました。 . . . 本文を読む
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