
夏のような青空が心を焦がす。
その日一日を、bike & run 。海辺のトレーニング。
Walk on the Wildside を口遊みながら。
相変わらず誰もいない砂浜を何度も駆けた。
唯っ広い空間で、モノトーン写真の習作をあれこれ試して遊ぶ。
こんな写真が撮れるのも、誰もいない、ここだから(笑)
自転車がパンクした。
どうも近頃、後輪の空気が甘いと思っていた。
携帯用の空気入れは、いつもザックに常備している。
一度、空気を入れると、問題なく走れるのでパンクとは思わなかった。
いや、修理が面倒なので、そう思おうとしたのかもしれない。
雨の土曜日。
意を決して、自転車をばらして点検作業開始。
チューブを外して、浴槽に張った水に浸けると、シュー空気漏れの泡が。
赤鉛筆で空気漏れ箇所に記しをつけ、パッチを貼る。
さぁ、後は外した後輪にチューブを入れ、チェーンを絡ませて組み立てるだけ。
あれれ…簡単な作業のはずなのに?
後輪ブレーキが車輪に接触して、タイヤが回転しない。
変だ?可笑しいなぁ?なぜぇ?
油まみれ、手足やTシャツまで真っ黒になりながら悪戦苦闘。
あっ、気がつけば、単純な見落とし。
タイヤを車輪の内側にはめ込んでいなかった。
これじゃぁね…(汗)
しばらく修理しないと、こんな初歩的なことも忘れてしまう。
アルツハイマーが、じわじわと進行してるのかな?
夏の自転車旅の前に、幾つかの点検修理をおさらいしておかなければ。
この週末は火山噴火、そして大きな揺れの地震が続きました。
地震学者は、「日本列島は活動期に入っている。
これが本来の日本列島の姿だ。
これまでの日本が、静か過ぎたのだ」と云います。
その列島が静穏なここ百年くらいで近代化が進み、日本中に原発が出来た。
火山列島である日本が活動期に入っているのなら、最も警戒しなけらばならないのが、カルデラ噴火。
これは私たちの経験した火山噴火の常識を根底から覆すような自然災害だ。
不気味な鳴動は、災厄からの教訓をすぐに忘れてしまう私たちへの警鐘のように聴こえる。
日曜日の新聞書評より以下抜粋。
九州の大地は、過去の巨大噴火の火砕流で覆い尽くされている。
このことは川内原発再稼働に向けた審査でも問題になった。
予知は困難だと火山学者は口をそろえるが、
九州電力は予兆をとらえて噴火前に核燃力を搬出できると主張する。
写真は原点に帰ろうと言われていたが、まことにそのとおりの切り取り・・・さすがというしかない。力強さを感じる。
日本列島は自然豊かだけど、それは度重なる自然災害によって、
常に環境が更新されているからだとも云えます。
降りかかる天災の恐ろしさに対して、私たちの先祖は色んな形で伝承してきています。
龍や鬼の荒ぶる神として恐ろしい災厄の記憶を祀る場合もありますよね。
そんな民俗学的検証は、鬼城さんの専門領域でしたね(笑)
何度もブログで書いてきましたが、
ほんの百年くらい前まで私たちは、身近な自然がもたらす災厄や恩恵を「畏怖」という感情で
謙虚に受け入れていたはずなのです。
近代化以降の日本人は、大事な風土の記憶を失ったようです。
土地の言葉(伝承)を聴くという謙虚さを。