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Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

郭公~カッコウ~ヤッホ~♪

2015-05-27 | 自転車

 

郭公~カッコウ~♪ 青葉の山に谺(こだま)す爽やかな夏の声。

先週のホトトギスに続いて夏の到来を告げる渡り鳥の声を聴いた。

今日は、ぐるぐる木漏れ陽の九十九折を巻き上がりながら皿ヶ嶺の峠越え。

真夏日一歩手前まで気温の上がった日盛りに、

青葉の落とす緑陰にクールダウンの涼風が吹き抜ける。

火照った身体に湧水のシャワーも爽快。

 

山越え途中のサイクリングロード。その河原の風景は、今を盛りの野生の花園。

おそらく、この20年くらいで日本の河川沿いの風景は一変したようだ。

帰化植物(外来種)が春から秋にかけて百花繚乱の花園を見せてくれる。

季節ごとに色とりどりの花々が織り成す風景を、私は美しいと思う。

在来種にとって脅威であることは承知しているが、

印象派の絵画を思わせる、この鮮やか色彩の豊饒を無視するには、あまりに美し過ぎる。

この間までは、紫色の鮮烈な色彩とマメ科の甘い香りのナヨクサフジが花盛りだった。

そして今は、オオキンケイギクの黄金色が河原を覆い尽くす。

ムシトリナデシコのピンクの花群も鮮やかなタペストリーを織り成す。

五月初めの皿ヶ嶺では、ソウシチョウを観た。

もう、この鳥は、当たり前のように身近で観られる外来種となった。

以前に観たTV番組では、東京都下を流れる多摩川は外来種のミュージアムと化したとか。

日本の自然風景は、大きく変わろうとしている。

これから田圃の畔や野原に咲き誇るヒメジオンの花群は、

すっかり日本の景観に馴染んてしまっている。

後、半世紀もすれば、日本の風景は現在と比べると、まったく違っているかもしれない?

亜熱帯のような日本の田園風景とかね…?

 


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サイクリング (鬼城)
2015-05-28 07:01:02
鳥の声、私の散歩道は未だに「ウグイス」(笑い)自撮りと言うのでしょうか?いつものことながら、ぴっしと焦点が合っていますね。
話は違いますが、来年度は南予地域で「南予博」なるものが開催されるようです。詳細不明ですが、聞くところによると「食と文化と花とサイクリング」だそうです。つながりが分かりません。何でもありの世の中に向かっています。
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健康オタクな日々 (ランスケ)
2015-05-28 14:01:36
健康オタクな日々、順調に日課を消化しています(笑)
このところ安定した晴天が続くので、何処へ行っても気持ちよく過ごせます。

日課の夕方の散歩は、石手川公園緑地の散歩道を3kmくらい歩きます。
この公園は椋や榎の大きな樹が多く、青葉の影を白爪草の草地に落とし、気持ちのいい緑の空間が続きます。
サイクリングロードのある重信川とは、川の風景が随分違います。

へぇー来年は「南予博」ですか。
あの手この手で観光振興に熱心ですね。
安倍首相の進める観光立国日本とは別の意味で、
日本のこれからを考えると観光立国というアイディアには賛成です。

内需の中心はサービス産業に移行していますし、治安の良さや交通網の充実、食の安全、四季折々の美しい景観、
世界観光競争力ランキング9位に入ったことも肯けます。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07H2C_X00C15A5CR0000/

観光客を世界から誘致するためには、戦争のない平和な国であること。
そのためには近隣諸国と友好的な関係を築き上げていること。
安全な食のための安定的な農林水産の一次産業の育成。
そして安全なエネルギー供給のための危険な原発からの撤退。

こうして指折り数えると、良い事ばかりですね(笑)
本気で考えてほしいものです。

南予博のテーマ、「食と文化と花とサイクリング」。
大雑把な印象ですが(笑)、どれも平和で、戦争行為を平和と言い換える詭弁の対極にある
人の暮らしに優しいキーワードが並んで安心です。
どんな内容になるのか?楽しみにしています。

風景の中に人を置くと、そこに物語が立ち上がってきます。
旅の写真は、特にそうですよね。
自撮り(セルフポートレート)は、肖像権の問題もなく一番手軽な手法です。
あれこれ試行錯誤しながら、今の手法に行き着きました。
これで、また夏の自転車旅を私なりのロードムービーとして撮ってみたいと妄想を膨らませています。
そのためにも、動力となる身体が資本。
しっかりトレーニングに励みます。
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木村草太の提案 (ランスケ)
2015-05-29 12:26:58
今朝の新聞にも掲載されていた、憲法学者、木村草太の辺野古基地移設をめぐる住民投票案は素晴らしい。
The Future timesのインタヴュー記事、民主主義講義も目から鱗でしたが、
この若き憲法学者の登場は、今の時代にとって数少ない希望ですね。
こういう肯定的で建設的なメッセージが聞きたかった(拍手)

ネットで以下のビデオ対談を見つけました。
非常に分かりやすい内容なので、どうぞ。

http://www.videonews.com/commentary/150418-04/
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夏ですねーーー (masa)
2015-05-29 13:44:41
こんにちは!早急の連絡事項がありまして、内のブログも諸事情でロックをかけてます。お山の標高ですーーーすみませんがお願いします
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了解です (ランスケ)
2015-05-29 19:18:15
あっ、masaさん、了解です。

また怪しい人が出没ですか?
たいへんですね。
私も一度ネトウヨの攻撃で炎上したので、お気持ちお察しします(汗)

今日は暑いので浜辺でランニングでした。
いい汗かきました。
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昨日とは一転 (masa)
2015-05-30 19:22:24
梅雨空のような空と雨になってしまいました。前回石鎚に登った時とうちの近所でもトトギスの姿は撮影したことがないのですが鳴いてるのですがカッコウは未だきいたことがありません。

今年は台風も早くやってきて どことなく異常な天気の幕開けのように感じます。外来種といえば お堀のカワセミはブルーギルのおかげで生きていけてるんです。で、うちのブログですが また変更で、カワセミの記事 カテゴリー青い鳥のみパスワードが必要としました。すみませんがよろしくお願いします!!
返信する
週末は山で (ランスケ)
2015-05-30 21:05:13
masaさん、この週末は山へ行けば面白かったと思いますよ。
この雨も明朝には抜けそうな天気予報。
この時期は石鎚より瓶ヶ森の方が面白いかもしれません?
爽やかな初夏の高原、雨上がりの朝。
ひょっとして石鎚の上に虹が架かるかも?
月も満ちてきています。
雲海に浮かぶ石鎚へ落ちる月とかね。
瓶の駐車場で幸せな妄想に浸るのも週末の好い過ごし方です(笑))

ホトトギスは平地でも声を聴けますが、カッコウは高原の鳥なので、
もっと標高の高い場所へ。
瓶ヶ森、氷見二千石原なら、あの爽やかな夏の声が聴けますよ。
瓶のテン場で夜を過ごせば、フクロウの声も夜通し聴こえます。
溜まったストレス解消には最適です、お試しを。
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