梅雨で 遠出が出来ないでいるなか、やっと東北に旅立てる日が見つかった。
出発前日に、東北地方は梅雨入り。
しかし、筆者のカンピューターは「好天気」を予測。
出発前日に 温泉旅館を予約し、懸案の「平泉」へと旅立った。
藤原三代の栄光は 平泉に集約されていた。
想像を超える素晴らしさを 時間に縛られず ゆっくりと味わう。
芭蕉ではないが、平安・浄土の世界に入り込んでいた。
{中尊寺} 覆堂で守られた 「光堂」 芭蕉の名句「五月雨のxxx」 讃衡蔵には、国宝の山
経蔵 能舞台 本堂
{柳の御所遺跡} 中央奥に金鶏山を望む {無量光院跡} 宇治平等院を模す
{高館} 義経堂 眼下に 北上川 芭蕉の名句碑 「夏草やxxx」
{毛越寺} 本堂 大泉が池
ハナショウブ畑 鑓水 鑓水での 曲水の宴(ごくすいのえん)
鑓水の流れに盃を浮かべ、流れ来る間に和歌を詠み、終わって盃を戴く
平泉のあと、初代 藤原清衡の生誕地である「えさし」にある「藤原の郷」を訪れた。
大河ドラマ他の撮影場所にもなっており 独特の世界に入り込んだ。
{藤原の郷} 伽羅御所の政庁 伽羅御所の庭園 平安時代にワープ
その他、近くで気になった場所を楽しんだ。
{北上展勝地} 北上川 「北上夜曲」の碑
{胆沢城跡} 一関の郷土料理 「もち膳」
参考:平泉等訪問の行程
〇 2022年6月16日(木)
3:10 自宅発。 19℃、曇り、爽やか。 やっと好天が続く予想。 前日に東北地方は梅雨入り。
向島IC ~ 一関ICは、東北道利用。 途中、那須高原SAの白河ラーメンは美味。
9:20 平泉文化遺産センター。 地図の入手と概要把握。 説明員は親切。
9:50-12:05 中尊寺。 まずは 月見坂から。 本堂。 立派。 4.8mの皆金色の釈迦如来が御本尊。
金色堂。 撮影不可。 覆堂(さやどう)は、建替えあり。 三代の遺体と泰衡の首級が祀られている。
芭蕉句碑 「五月雨の 降りのこしてや 光堂」 あり。
讃衡蔵(さんこうぞう、宝物館)。 国宝の山。素晴らしい。 経蔵、旧覆堂、 能舞台なども。
12:15 道の駅平泉。 昼飯。八斗定食(だご汁)。
歩きで、 12:50 柳之御所遺跡。 政庁 伽羅御所跡。 今は 田野に。 金鶏山(山頂に経塚、信仰の山)を望む。
13:15 無量光院跡 宇治平等院を模した寺院跡。
13:20-13:40 高館義経堂(たかだち ぎけいどう)。 義経終焉の地。 北上川を望む。 衣川も微かに見えた。
芭蕉句碑 「夏草や 兵どもが 夢の跡」 あり。
13:45-15:00 毛越寺(もうつうじ)。 伽藍は中尊寺を凌ぐ、 浄土庭園は見事。 大泉が池、 鑓水は、この世の浄土のよう。
右隣りには 観自在王院跡。 二代基衡夫人の造営。典型的な浄土式庭園(作法通りに建立)
16:40 宿泊地、湯川温泉泊。
〇 6月17日(金)
8:25 宿泊地発。 20℃、 晴れ、 快適な気候。 9:05 錦秋湖SA。 ガソリン補給。
10:00-10:30 北上展勝地。 北上夜曲の碑もあり。
10:50-11:40 えさし藤原の郷 奥州市。 大河ドラマ他の撮影場所。
12:00-12:50 史跡 胆沢(いさわ)城跡 坂上田村麻呂が蝦夷の指導者アテルイを降伏させ築城
13:15-13:50 お食事処さくら もち膳(一関の郷土料理)。 極めて美味。
再度、道の駅平泉で野菜購入など ブラブラと東京へ向かう。 築館IC~目黒IC 東北道利用。
21:35 自宅着。 25℃、爽やか。 好天。
〇 総走行距離: 1150km。 2日とも好天に恵まれる。
帰宅翌日、松尾芭蕉「奥の細道」(簡易版)の読書、筆写が完了した。
開始から、3ヵ月と7日。
最後、敦賀から大垣までを 芭蕉と共に踏破し 感激を嚙み締めた。