先週末、桐朋学園オーケストラを聴く機会があった。
《プログラム》
ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第三番ハ短調
ドヴォルザーク:交響曲第八番ト短調
指揮:齋藤友香理
ピアノ:尼子裕貴
桐朋学園オーケストラ
いつも思うのだが、桐朋学園オーケストラの演奏は、プロの交響楽団と比べてもそん色がない。アンサンブルの緻密さ、音量の豊かさ、各奏者の技量の点で、他大学のオーケストラを圧倒的に凌駕していると感じる。
ドヴォルザークの交響曲第八番は、何度も演奏会で聴いたことがある。若い女性指揮者である齋藤友香理は、この有名曲をさっそうと演奏した。
演奏会は素晴らしかったのだが、上の写真でわかるように、管楽器以外の奏者は全員がマスク装着。指揮者も例外ではなかった。だから、誰がどんな表情をしているのか、指揮者はどんな人なのかなどという、ビジュアル的な面はよくわからなかった。
コロナ禍は、演奏会の楽しみを半減させていると感じた。入場人員も通常の半分だったというのは、笑えない冗談だが…。早くこんな状況が変わることを願わずにはいられない。