鶏屋toriyaです。
ドル暴落の可能性を示唆した記事が出ました。
「ドル急落の恐れ」 年次総会でIMF専務理事 朝日新聞 2007年10月23日(火)10:10
世界銀行と国際通貨基金(IMF)の年次総会が22日開かれた。IMFのラト専務理事は米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローン問題を背景とした世界経済の減速を指摘し、「ドル資産への信頼の低下などがドルの急落につながる恐れもある」と警告した。その一方で、ユーロの上昇が「(欧州の)成長見通しを損ねるリスクもある」とも指摘した。
■ 異常な原油高を記録している原因のひとつには、世界市場での取引通貨のドル離れが起因しているという話があります。そして、米国の赤字を補うために、原油をドル紙幣で多く取引し無理やり流通させるために原油価格を上げているという噂があります。しかし、ユーロへの移行が進む中ではユダヤ資本の思惑もはずれが出るでしょうね。中東は急激なドル通貨とアメリカ離れを始めており、世界中の流れへとなりつつあるようです。
そしてアメリカのイランへの敵対政策戦略を進める理由は、原油取引のドル離れの動きに対する制裁策のようです。
< イザ特集記事 >
【地球随感】イランをも打つ米金融制裁 矢島誠司 2007 07/04 06:54
ドル決済の壁
アフマディネジャド大統領は石油収入の公平な分配、生活の向上などを掲げて当選した。しかし、人気取り政策がアダとなって、国内のインフレ率は15%を超え、失業率も上昇、不満が増している。
こうした苦境を救えるのはドル以外の通貨による取引で、イランはすでにドルの外貨準備を30%未満に減らし、残りをユーロなどに変えているという。しかし、原油取引は慣例上、ドル決済が大半だ。欧州連合(EU)諸国によるユーロ取引、ロシアのルーブルによる取引がイランを助けているとはいえ、ドル決済ができないイランがこうむる打撃は大きい。
ドル決済ができない北朝鮮を助けているのは中国、韓国。イランを助けているのがユーロ、ルーブルという図式だ。そこに米中、米欧対立も生まれるが、米国による金融制裁が北朝鮮、イランに与える打撃は、思いのほか大きいようである。今後の北朝鮮、イラン情勢を見る上でのポイントの一つとなる。(論説副委員長)
イラン、原油円建て決済を要請 日本石油業界に 07/15 00:02
国営イラン石油公社が、日本の石油業界に対し、ドル建てで決済している原油取引を円建てに変更するよう要請してきたことが14日、明らかになった。石油業界筋が明らかにした。
核開発問題で米国との関係が悪化しているイランは、米政府による資産差し押さえなどを警戒。ドル以外の通貨による貿易決済を増やそうとしており、円建てへの切り替え要請はその一環とみられる。
■ アメリカ株式市場がまた暴落したようですね。株をやっている方はお気付きでしょうが、不思議な事に毎月20日が近付くと株価が下がり、次の日には連動して東京株式市場と世界中の市場の株価が下がります。これは、アメリカの住宅金融会社の借入金の返済日と資金繰りが毎月やって来る期日と連動しています。大体18日くらいから下がり出すようですね。近頃のパターンとしてはそろそろ上がり出す周期に入って来ますが、この流れがいつまで続くのか要注目と言った所でしょうか。金融責任者達の懸念ニュースが続いていますね。
時間の都合で貼付記事ばかりが続き申し訳ありません。
今日はここまで。 鶏屋toriyaでした。