SNSは、オンライン上で人々と交流できるプラットフォームです。SNSには誰とでも自由にコミュニケーションが図れるオープン型と、お互いに承認した特定の相手とのみ交流できるクローズ型があります。
それぞれの特徴を下記に紹介します。
注意点として、昨今のSNSは設定機能により公開範囲などを選べます。また、オープン型とクローズ型の両方の機能を有しているSNSもあります。そのため、下記で紹介するオープン型、クローズ型の分類はあくまでも参考と考えてください。
1-1.オープン型
オープン型は、自身の投稿がフレンドやフォロワーだけでなく、不特定のユーザー誰もが閲覧できるSNSです。例として、TwitterやInstagram、YouTubeなどがあります。
オープン型の特徴は、高い発信力と拡散性です。オープン型のSNSでインパクトのある投稿を行えば、多くの人が閲覧し、拡散することで数時間、数日のうちに大勢のユーザーにアプローチできるという特徴があります。数百、数千もの拡散が行われ、多くの人に情報が届く現象を「バズる」といいますが、バズり投稿が生まれるのはオープン型です。
一方で、オープン型は誰でもが閲覧できるため、苦情や批判が寄せられることも多く、不適切な投稿をした際に炎上するリスクもあります。PR効果が強い反面、事件に発展する可能性も高い点を押さえておくとよいでしょう。
名称 | 特徴 |
---|---|
140字までの文章や画像、動画などを共有できるSNS。発信力と拡散力の高さが特徴。 | |
写真の共有に特化したSNS。飲食店や観光業のPRとしてもよく利用される。 | |
YouTube | 動画に特化したSNSで日本人の8割以上が利用している。 |
TikTok | 短編動画の共有に特化したSNS。10~20代の利用率が高い。 |
Clubhouse | 2021年に一大ブームを巻き起こした音声型SNS。当時は参加するには招待が必要という独自のシステムを採用していた。 |
1-2.クローズ型
クローズ型は、ユーザーがお互いに承認した相手とのみ交流できるプラットフォームです。例として、LINEやmixi、Snapchatなどがあります。
クローズ型の特徴は、プライバシーが確保されていることです。お互いが承認した相手にのみ情報が届くため、個人情報などの重要な情報でも共有できる点にあります。一方で、クローズ型は個別対応が必要なため時間がかかる、PR効果はあまり期待できないなどのデメリットもあります。
昨今ではオープン型のSNSであっても、公開範囲を設定することでクローズ機能を導入できるものが増えています。例えば、オープン型の代表例であるTwitterでも、公開範囲を設定することで一部の人にのみ情報を届けられます。
また、サービス内容によって1つのSNSでオープン型とクローズ型のどちらにも対応している場合も。LINEのメッセージ機能はクローズ型ですが、タイムラインやグループ機能はオープン型の特徴を備えています。
名称 | 特徴 |
---|---|
LINE | 日本人が最も利用しているSNS。特定の相手やグループとのチャットが可能。 |
mixi | 日記の共有ができるSNS。2010年頃に一大ブームを引き起こした。 |
Spapchat | 画像や動画を特定の相手に共有できるSNS。送った画像・動画は10秒以内に消える仕組みにより、10代を中心に人気。 |
Skype | 特定の相手とチャットやオンライン通話ができるSNS。未承認の相手には機能が制限される。 |
SNSを利用する利点・メリット
SNSの利用にはさまざまなメリットがあります。
例えば、総務省がまとめた「ソーシャルメディア利用のメリット」においては、73.1%がSNSを利用していて良かったと思えることがあると回答しています。SNSはうまく利用すれば人生を豊かにすると共に、新しい情報や出会いを提供してくれます。
「ソーシャルメディア利用のメリット」(総務省)(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd142220.html)
以下ではSNSの主なメリットについて詳しく説明します。
2-1.情報発信・収集がしやすい
SNSを利用することで情報の発信や収集が効率的に行えます。
例えば、ビジネスをしている人であれば、質の高い投稿を繰り返し実施することでファンが増えていきます。
多くのフレンドやフォロワーがいれば、新規商品に関する投稿をした際に、一瞬にして多くの人に訴求できます。
また、SNSは拡散力も強いため、拡散されるような高品質の投稿を行えば、新しいユーザーにも情報が届けられます。
多方で、興味のあるアカウントをフォローしておくことで、最新情報がすぐに届くため、情報収集も容易です。
例えば、ある分野のアカウントのみをフォローしておくことで、SNSを確認するだけで常に最新の関連情報を得るように設定できます。
最新の情報に触れることが必要な人にとっては、SNSは最高の情報源となります。
SNSは情報発信や情報収集に最適なツールといえるでしょう。
2-2.コミュニケーションツールとして役立つ
SNSはコミュニケーションツールとしても役立ちます。
SNSのメッセージ機能はワンクリックで送信できるように設定されているため、時間がかかりません。
また、既読機能がついているものもあり、情報の確実なやりとりに役立ちます。
また、オープン型のSNSでは、新しいつながりを築くのにも役立ちます。
自社製品に興味を持つ人、同様のビジネスをしている人などとSNS上でコミュニケーションが図れます。
担当者と直接コミュニケーションを図ることで事業をスピーディに推し進めることもできるでしょう。
クローズ型のSNSでは、顧客とよりプライベートなやりとりが可能です。顧客の悩みを丁寧にヒアリングしつつ、最適な商品やサービスを提供することで成約につなげることもできます。
2-3.新しいつながりができる
SNSでは物理的距離を超え、見知らぬ人ともコミュニケーションが図れます。
これまでは活動範囲の人々としか交流できなかったのに対し、SNSを利用すれば日本中、世界中の人々と一瞬で交流できます。
また、SNSのなかにはコミュニティ機能を備えているものもあります。
同じ興味を有した仲間が何百、何千人と参加しているため、気が合う仲間を見つけたり、最新の情報を得たりすることで新しい世界が広がります。
SNS上で知り合った人と実際に集まり、トークやイベントを楽しむオフ会も盛況です。
オフ会をきっかけに新しいアイデアが生まれることもよくあります。
SNSにより自分に合った仲間やコミュニティを見つけ、生活の質を高められるのも大きなメリットといえるでしょう。
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