障害者福祉施設での虐待件数が過去最多

2017年12月31日 14時40分04秒 | 社会・文化・政治・経済
暴力と身体拘束

これに対して、自治体の調査体制が弱く、虐待防止に向けた指導も甘い。
悪質な施設や職員にはもっと厳しく対処すべきだ。
毎日新聞社説


障害者福祉施設での虐待件数が、過去最多となったことがわかりました。 TBS NEWS

厚労省によりますと、2016年度に障害者福祉施設内での「虐待」と判断された件数は401件で、虐待した職員の数は672人と過去5年行… ... の知識や理解が不足していて対処方法を誤ったことや職員のストレスや人員不足などで多忙であったことなどが、多くを占めたということです。
厚労省は増加の理由について、「障害者虐待防止法で虐待の通報が義務付けられたことが定着したためではないか」としています。(27日19:41) ...
ニフティニュース
厚労省によりますと、2016年度に障害者福祉施設内での「虐待」と判断された件数は401件で、虐待した職員の数は672人と過去5年行われている調査で最多となりました。知的障害者への虐待が最も多く、行為の種類は、暴行や拘束といった「身体的虐待」が57%、次いで、暴言などの心理的虐待(42%)、性的虐待(12%)の順でした。 職員による虐待 ... ということです。 厚労省は増加の理由について、「障害者虐待防止法で 虐待の通報が義務付けられたことが定着したためではないか」としています。

朝日
 厚生労働省は27日、2016年度に虐待を受けた障害者は3198人に上ったと発表した。12年度の調査開始以来最多だった15年度比では微減だが、障害者施設の職員などによる虐待は件数、被害者数とも前年度比18%増と急増し、過去最多を4年連続更新した。
昨年度に家庭や施設、職場などからあった虐待の相談・通報件数は、前年より8件増え計7466件。このうち国や自治体が虐待と判断したのは2520件(前年比3件減)、被害者は3198人(同109人減)で、依然高水準が続いている。虐待による死亡は5人で、いずれも親など養護者によるものだった。

 施設職員などによる虐待は年々増加している。昨年度の相談・通報件数は2115件で前年より減ったものの、401件(同62件増)が虐待と判断され、被害者は672人(同103人増)と急増した。障害の種別では知的障害者が69%で最も多かった。

 雇用主など職場の使用者による虐待は、相談・通報が745件(前年比103件減)、被害者は972人(同151人減)だった。

 今回集計方法を一部変更し、過去分も含め再計算したため、昨年までの件数が公表時と一部異なっている。

 厚労省の担当者は「知的障害など障害の特性を知らずに接して虐待となるケースが多い。職員研修や啓発で周知させたい」と話している。【山田泰蔵】

「氷山の一角」 各地で相次ぐ虐待事件
2012年の障害者虐待防止法施行から5年たつが、各地で虐待事件が相次いでいる。埼玉県の通所施設で7月、男性利用者が送迎車に放置され熱中症で死亡した。9月には宇都宮市の施設で男性入所者が一時意識不明となる事件があり、職員らが傷害罪などで有罪となった。今月も大阪府の施設職員が入所者を壁にぶつけてけがをさせた疑いで逮捕された。
同法で発見者に通報が義務付けられ、虐待が表面化しやすくなったが、自治体により把握状況は大きく異なる。法施行後、相談・通報がゼロの市区町村の割合は、親など養護者による虐待では3割、施設職員の虐待では5割超にも上る。
日本障害者虐待防止学会の小山聡子理事長は「自治体による虐待の認定は的確になってきた。ただ、地域差があり、性的虐待など表面に出にくいものもあるため、氷山の一角とも言える。誰もが理解不足による言動で虐待をしてしまう恐れがあり、市民も自治体も人権意識により敏感になることが必要だ」と指摘している。【山田泰蔵】
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本が売れない | トップ | I子さん さらに体を動かさ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会・文化・政治・経済」カテゴリの最新記事