公明 斉藤代表 中国共産党の中央対外連絡部トップと会談
中国を訪問中の公明党の斉藤代表は、中国共産党の中央対外連絡部のトップと会談し、アメリカ・トランプ政権の関税措置をめぐり意見を交わしました。

公明党の斉藤代表は、24日まで3日間の日程で中国を訪れていて、22日夕方、北京に到着しました。
斉藤氏の外国訪問は去年11月の代表就任後初めてで22日夜、中国共産党の中央対外連絡部のトップ、劉建超部長と会談しました。
冒頭、劉氏は「国際情勢は不透明で、深刻かつ複雑に変化している。中国との友好という公明党の伝統による今回の訪問に賛意を示したい」と述べました。
これに対し斉藤氏は「心温まる歓迎に感謝する。結党以来、公明党が中国との友好を推進する基本的考えは一貫している」などと応じました。
会談は食事も含めおよそ3時間行われ、斉藤氏は日本産水産物の早期の輸入再開を求めたほか、中国軍が日本周辺で活動を活発化させていることや、日本人の拘束事案に懸念を示しました。
一方、会談ではアメリカ・トランプ政権の関税措置をめぐり意見が交わされ、劉氏が「いま、中国は困っている」などと述べる場面があったということです。
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公明 斉藤代表 中国訪問を前に石破首相と会談 親書を預かる
4月22日から中国を訪問する公明党の斉藤代表は、総理大臣官邸で石破総理大臣と会談し、習近平国家主席に宛てた親書を預かりました。
公明党の斉藤代表は、22日から3日間の日程で中国 北京を訪問し、中国共産党の要人らとの会談を調整しています。
これを前に、21日午後、総理大臣官邸で石破総理大臣と会談し、中国を訪問することを報告するとともに、習近平国家主席に宛てた親書を預かりました。
このあと斉藤氏は記者団に対し「石破総理大臣からは『しっかりとわれわれの立場を伝えてきてほしい』という話があった。中国では、できるだけ高位の国家指導者に会いたいが、まだ決まっていない。政党間の外交なので、政府とは別の観点で、日本国民が中国に抱いている懸念や懸案事項を率直に話し合ってきたい」と述べました。
また、今回の中国訪問で、アメリカ・トランプ政権の関税措置をめぐり意見を交わす可能性について問われ「中国側から問題提起があるか予測できないが、あらゆる問題提起に対し、日本の考え方をしっかり伝えたい」と述べました。
林官房長官「交流や意思疎通強化につながること期待」
林官房長官は、午後の記者会見で「戦略的互恵関係を包括的に推進し、日中関係を着実に前に進めていくためには、課題や懸案を減らし、協力と連携を増やしていく必要がある。斉藤代表の中国訪問が両国の交流や意思疎通の強化につながることを強く期待している」と述べました。
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