「子供の心のケアのために」(保護者用)
教職員用の参考資料「学校における子供の心のケア -サインを見逃さないために-」の内容を基に、平成18年3月に作成した「子どもの心のケアのために -PTSDの理解とその予防-」の内容を改訂しました。
リーフレットは、家庭での健康観察のポイント、メンタルヘルスの基礎知識、家庭での対応のポイント、学校や地域の相談機関の情報等で構成されています。
「不登校」や「登校しぶり」は、ストレスでもある。
子どもは、そのストレス抱えていても自覚できないことが多く、自分の状態を周囲にうまく伝えることにも慣れていない。
発するSOSを的確にキャッチできるよ、大人は、子どもの様子を「よく見る」ことが重要だ。
サインは、まず身体にでる。
頭痛や腹痛。
吐き気、朝、起きるのがつらい。
かんしゃくを起こすことがふえたり、笑顔や口数が減ったり、夜中に何度も目が覚めるなど、「いつもと違うな」と感じる点があれば注意深く見守ることだ。
話を「よく聴く」ことも大事だ。
「やる気が起きない」「学校に行きたくない」など、ふと漏した言葉に「何を言うの」といった拒絶反応を示すと、子どもは心を閉ざしてしまう。
まず、ありのままを受け止める。
「そう感じているだね」と共感を示す。
それが心のケアの第一歩だ。
「よく見る」「よく聴く」といっても「決して特別なことではない」。
「笑顔で、一緒にごはんを食べる」
リラックスした雰囲気で、「たわいもない話をする」という、くつろぎを実感するコミュニケーションが、子どもに安心感と<心の保護効果>をもたらす。
自分を大切にできる心と知恵は他者の生命と存在を尊重する心に通じていく。
それは、<自分が大切にされた経験>によって育まれるだろう。
ささやかでも、そうした経験が子どもの思い出にもなるものだ。
お問合せ先
スポーツ・青少年局学校健康教育課
保健管理係
電話番号:03-5253-4111(内2976)
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