斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)委員長を務めた奥谷謙一県議に関する虚偽の内容を交流サイト(SNS)に投稿するなどしたとして、兵庫県警が4日、政治団体「NHK党」(旧NHKから国民を守る党)の立花孝志党首(57)を名誉毀損(きそん)のほか、脅迫と威力業務妨害容疑でも書類送検したことが4日、捜査関係者への取材で分かった。奥谷氏は「引き続き推移を見守りたい」とコメントした。
立花党首は昨年11月の知事選期間中、奥谷氏の自宅兼事務所前で街頭演説し、「出てこい奥谷」「あまり脅しても自死されても困るのでこれくらいにしておく」などと発言。また、奥谷氏が告発文書を作成した元県幹部が死亡した原因を隠蔽したという趣旨の内容をX(旧ツイッター)などに投稿していたという。
立花党首は知事選で、自身の当選を目指さず斎藤氏を応援するとして立候補。選挙期間前後に街頭演説などで斎藤氏の疑惑を調査した奥谷氏らへの批判を繰り返したほか、告発者の元県幹部の私的情報をSNSに投稿するなどした。
こうした情報や立花党首の街頭演説の動画などがSNSで拡散。結果として斎藤氏は再選を果たし、「2馬力選挙」と問題視された。
N党・立花孝志氏 書類送検に「無罪を確信しています」参院選兵庫選挙区への出馬は変わらず
立花氏は、YouTubeでも「私としても任意の捜査にきっちりとお答えさせていただいている。検察の方にも呼ばれると思いますけれども、私としては無罪を確信しております」と訴えた。
7月の参院選で、立花氏は兵庫選挙区(改選数3)に立候補をすでに表明している。「立候補いたします。不起訴だとは思っていますし、起訴されたとしても無罪を争うことになる。一審、二審、三審となれば2年くらいはかかる。選挙は推定無罪の原則がある。立候補はできますし、選挙中に被疑者、被告人として戦っていますということをアピールしていこうと思う」として、出馬の意思は変わらないとした。
デイリースポーツ(よろず~ニュース編集部)
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