ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

チャンピョンシップ決勝第2戦 浦和レッズ戦 2

2016-12-04 13:11:40 | 日記

昨夜から、嬉しくて、笑いが止まらない。今朝も清々しい気分で、朝からニコニコしている。優勝というのは本当にいいものだ。 

 

 第1戦は、失点しなくないという思いから守備的な入り方をしてしまったが、第2戦は前から行こうという姿勢が見えた。開始早々、金崎が

シュートを打って、左サイドハーフに入った柴崎がリズムを作った。球際も厳しく、第1戦にはない気持ちが入ってるのが見えた。

 

 そんな試合開始、7分のスローインのボールを高木が受けて素早くクロス、興梠がフリーでダイレクトボレー。ここは西のマークがはずれてし

まった。正直言ってガックリきたが、結局この1点は関係なかった。むしろ早い時間帯に1点先制したのが、レッズの選手の心理に微妙な綾を与

えてしまった。前半10分には右サイドを武藤が鋭く切り裂いて、クロスバーに当たるシュート。このあたりはレッズがイケイケだった。

 

 アントラーズはあわてることなく、しっかり耐えて、チャンスをうかがう。金崎はいい時の前への推進力が戻って来た。土居は第1戦より明ら

かに動きがいい。柴崎は流動的な位置を取って、チャンスメイクに絡む。ただ、両チームともパスカットが多い。小笠原、永木はいいポジション

でしっかり守備の要になっている。守備では昌子が素晴らしく、27分の左サイドから入って来た武藤のシュートにも、ギリギリで足を出して防

いでいた。

 

 前半終了近くは、柴崎が攻撃の変化の基点になり始めた。ゼットプレーのボールの質も柴崎は良かった。そんな中、前半40分、ゴール前の

ファン・ソッコから遠藤に長いパスが出た。遠藤は宇賀神にうまく体を当てて、宇賀神は転倒。右サイドを上がった遠藤が右足で精度の高いク

ロスをゴール前左に出して、それを金崎がダイビングヘッドで叩きつけて、同点。

 

 この前半終了間際の1点が非常に大きかった。これがレッズのプレーヤーにプレッシャーを与え始めた。奇妙なものだ。先制したのはレッズ

だったのに、同点になっただけで、あと1点取られると負けという心理がレッズのプレーヤーの動きを微妙に変えていった。

 

 ハリルホジッチは、レッズは背後のロングボールに弱いという指摘と、全体的にアントラーズが何かをやりそうな雰囲気が出ていると。永木

の守備のうまさを称賛していた。

 

 後半、ピッチに入る前のアントラーズとレッズの選手たちの表情を見ていて、アントラーズの選手たちは落ち着いているのに、レッズの選手

たちは、うつむいている選手が多く、どこかプレッシャーを感じている様子だった。私はこれを見て、アントラーズはいける!と感じた。

 

 後半に入ってアントラーズのプレスは強くなったように見えた。相変わらず、昌子の守備が素晴らしい。そんな中、後半13分に遠藤に代わっ

て優磨を投入。レッズは精神的にやや受け身になっているのがわかる。青木と駒井が入ったが、右サイドを崩していた関根がいなくなったのは

有り難かった。この日のペドロビッチの采配はやや疑問だった。興梠をズラタンに代えてくれたのもありがたかった。

 

 23分の柴崎のFKにフリーで飛び込んだ西のヘディングシュートも決まらない。ここで小笠原に代えて伊東。これはよく意図が分からなかっ

た。小笠原の気持ちの入ったプレーは非常に効いていたので、もし負けるようなことがあったら、この交代は非難されたことだろう。30分の土

居のクロスバーに当たったシュートも惜しかった。このままズルズルと負けてしまうのか・・・・と思われたが・・・・

 

 後半32分、柴崎から土居につながったボールを槙野が触れずに流してしまい、それを拾った優磨が突進。それを、槙野が後ろから倒してしま

う。優磨、うまい!ざまみろ!槙野!金崎に耳打ちなんかするなよ!

 

 PKは優磨が蹴りたそうだったが、金崎がボールを持って離さなかった。金崎は落ち着いて左に蹴りこむ。西川も左に飛んだが触れなかっ

た。これが後半の34分だった。ここから試合終了までの15分近くは、もうドキドキハラハラで生きた心地がしなかった。

 

 レッズは心理的な焦りからか、攻撃と守備の連動が悪い。アントラーズディフェンスは集中力が切れず、ことごとくボールを跳ね返した。

しかし、レッズがパワープレーに入ったのに、植田を入れず、赤崎を入れたのはよくわからない采配だった。優磨はファウルをもらおうという

意図で倒れるプレーが多くなったからか?結局、最後までアントラーズディフェンスのゴール前の集中力は最後まで途切れなかった。

 

 第1戦に比べて、球際が非常に激しく、前線からボールを奪うことができた。年間勝ち点3位、レッズに15点下回るとはいえ、ルールは

ルールである。今年はチャンピョンシップで勝ったものが勝者なのだ。ペドロビッチのように負けてから、真の王者は我々だ、などと言っても

無駄なのだ。アントラーズの勝負強さは素晴らしい!選手、フロント、サポーターが一体になった素晴らしい勝利だった。

 

ありがとう!アントラーズ!優勝、おめでとう!!死ぬほどうれしいよ!

やはり、何事も、最後まであきらめてはいけないな・・・・色々学ばせていただきました。 

 

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