寅さんの自分さがしの旅日記

人生は気ままに自分らしく生きるための自分探しの旅

燕岳・大天井岳・常念岳(Vol.6)

2008-09-29 23:26:42 | 登山・散歩
常念岳からの下りは思った通りキツイ


急角度の下り 中央は常念小屋

常念小屋まで400mの下りをヘロヘロになりながら下りる。
そして昼食 昼食は大天荘で作ってもらった弁当を食べる。


大天荘の弁当1000円也

まさか常念小屋で食べることになるとは思わなかった。

昼食後、タクシーをヒエ平に16:00に予約。
コースタイムでは3:10なので30分以上は余裕がある。

ところが後にこの予約した時間のために、大変な苦痛を味わうこととなる。

12:20常念小屋を出発。
これから先は標高差1100mをひたすら下る。
最初の30分は順調に進んだが、次第に足が悲鳴を上げ出す。

看板の標示がおかしいところもあり、行けども行けども残りの道程や時間が縮まらない。

体力が徐々に消耗し、足が上がらなくなる。
2、3㎝出ている木の根っこにつまずき何度も転びそうになる。

そのうえ、だんだん予約した時間が近づいて来る。

足を引きずりながら、ただただ時間に間に合うように必死で歩く。

やっとの思いで到着した時、時刻はちょうど16時になっていた。

タクシーで燕山荘から下山した隊長とA隊員が待つ豊科駅近くのジャスコへ行く。

そこから今日の宿泊先松本駅近くのビジネスホテルへ向かう。

夜はもちろん居酒屋でを飲み、明日の乗鞍岳でのボランティアに備え鋭気を養う。

この二日の登山での歩数は中房温泉~燕岳~大天荘が34222歩
大天荘~常念岳~ヒエ平が37762歩であった。
我ながらよく歩いたものだ。

次回は乗鞍岳ボランティアへ続く











大山ミュージックリゾートin花回廊

2008-09-18 22:52:18 | 音楽
9月14日、朝からこうせつ、正やん、イルカのコンサートを見るため、高校の同級生2人と鳥取県米子市に行ってきた。

                   

6:40を出て、岡山市大安寺のスーパー駐車場に集合。
吾輩ので米子に向かう。 

総社インターから岡山道、米子道を通り溝口インターで高速を下り、10分程でとっとり花回廊に到着。

予定通り9:00に着いたがすでに長蛇の列が・・・。

実はチケットは購入しているものの、すべて自由席券で、9:00から
コンサート会場に入るための整理券を配布することになっているのだ。

その列の最後尾に並び順番を待つ。
やっともらった整理券は510番だった。
今日のコンサートは5000人来場予定なので、それを考えればまずまずといったところか。

いずれにしても会場入口の集合時間(14:55)までには
かなりの時間があるので皆生へ行き、温泉に入ることにする。

車で移動すれば便利だが、帰ってきた時、駐車場に入れないことも予想されるので、
米子駅までシャトルバス(無料)を利用する。

9:30バスに乗り、20分程で米子駅に着く。
米子駅から皆生温泉まで再びバスに20数分乗る。

観光センターで下車し、日帰り温泉のある場所を聞く。
幸い歩いてすぐのところにおーゆー・ランドという公衆浴場があった。

350円というリーズナブルな料金の割には露天風呂、ジャグジー、ジェットバス、薬湯など
一通り設備も揃っていて快適である。

風呂から上がりセットとつまみセットを注文する。
温泉に入り、を飲んで気分は上々。

コンサートを見に来たのか、観光旅行に来たのか訳がわからなくなってしまいそうだ。

とはいえ、時間もだいぶ潰せたので再び米子駅を経由して、花回廊に戻ることにする。

13:30花回廊到着。
場内を歩き、梨のソフトクリームを食べてからコンサート会場に向かう。

会場入口附近にはすでに数百人の人がいて、木陰などで入場の順番を待っていた。
そして最初に1番~100番までの人が呼ばれ、やがて我々もその列に並ぶ。

              
              入場を待つ中高年の長蛇の列

20分程待って14:55 やっと入場。
急いで席を取りに行く。


開演前の会場

席は前から15列、正面やや左あたり ここならよく見える。
まだ、開演まで1時間。
コンサートグッズを見に行くもめぼしいものはなく、
結局また大山地ビールを飲む。

16:00すぎ を出てから9時間余り、朝から待ちに待ったコンサートが始まった。

最初は3人が登場し、不滅の名曲「神田川」から歌い始める。
その後は正やん、イルカのペアリングあり、また、こうせつ、正やんでかぐや姫のメドレーあり、また、それぞれのソロありと
内容は盛りだくさん。

曲は22才の別れ、置手紙、うちのお父さん、ペテン師、夢一夜、おもかげ色の空、なごり雪、ささやかなこの人生、
サラダの国から来た娘などなど往年の名曲ばかり3時間に及ぶライブを堪能したのでありました。

ちょうど中秋のだったこともあり、こうせつ氏は浮かれて炭坑節を2、3度歌ったのであります。

3人の息のあったライブとこうせつ、イルカのユーモア溢れるトークに会場がひとつになって盛り上がったのでした。

3日に行った絢香の場合は、はじめて東京へ行ったときのような感動があったのに対し、このコンサートは逆に、
都会からふるさとに帰った時のような、ホッとするなつかしさのあるコンサートでした。


終了直後の会場

              

              終了後会場内で配っていた「号外」 あまりの速さにビックリ


         
         中秋の名月とサルビアの咲く丘を家路に急ぐ人々

帰りはなかなか駐車場を脱出することが出来なくて困りましたが、
なんとか無事に帰宅。
時刻は夜10:30になっていました。



燕岳・大天井岳・常念岳(Vol.5)

2008-09-13 17:08:32 | 登山・散歩

夜が明けると絵はがきのような世界が広がる。


槍ヶ岳 いつかはあのてっぺんまで登りたい。

5:00からの朝食は定員オーバーで次回に回される。
大阪の女性達は自ら持参した食料をガスバーナー、コッフェルを使って調理している。
なんだかちょっとうらやましい。


大天井岳と大天荘

朝食を終え、身支度を整え6:00前、大天荘を出発。
再び表銀座縦走コースを歩く。
今日も天気は 右手に穂高連峰、槍ヶ岳を見ながら歩を進める。

ここから常念小屋までは比較的標高差が少なく快適な山歩きである。
途中、東天井岳附近での群がいた。ハイマツの芽を食べているのだろう。
よくこんな高山に生息しているものだと感心する。

横通岳の手前で休憩中、後から出発した女性達に追いつかれる。

吾輩は体力温存のため横通岳をトラバースするルートを行く。

やがて常念岳がその姿を現す。


常念岳 下は常念小屋

コースタイム(3:00)より早く常念小屋に到着。

常念岳にの登る前に一本立てることにする。(登山で休憩すること)
頂上までの標高差は400m 充分な休憩を取り、重い荷物を置いて登り始める。

登りはじめからキツイ 登山道は大きな石がゴロゴロしており、浮き石もある。
百名山だけあってなかなか手強そうな山である。
気温も上昇し、きつさに拍車をかける。

ひとつめのピークの手前で、またしても女性達に追いつかれる。
しかも彼女たちは常念岳を越えて蝶ケ岳まで行くので45Lのザックを背負っているのである

その後、上の方がなにやら騒がしいので、聞いてみると「雷鳥がいる」
と言うので必死こいて行ってみる。
初めて雷鳥を見た。人間が近づいてもあまり逃げようとはしない。


雷鳥

雷鳥と別れて、山をもうひと登りすると常念岳頂上に着いた。
やはりコースタイムの1:00より20分ばかり遅かった。


常念岳から槍ヶ岳を望む


常念岳頂上にて

記念の写真を最後に、ここで女性達とお別れ。

おかげでこのすばらしい王道コースの縦走がより一層楽しい山歩きとなり、
記憶に残ることとなった。

お互いの健闘と山での再会を祈念して別れた。

彼女達は蝶ケ岳をめざし、我々は標高差1500mをひたすら下り、一ノ沢をめざす。

                       ・・・続く



 

燕岳・大天井岳・常念岳(Vol.4)

2008-09-07 22:55:48 | 登山・散歩
大天荘に着き荷物を置いて大天井岳(2922m)へ登る。大天荘のすぐ上である。
頂上にはフリースを羽織っていったが、風が吹くと寒かつたので早々に退散した。


大天井岳から見る夕暮れ 明日もだろう

急いで大天荘に帰り19:00から夕食 席は先程の女性の隣だった。
料理は山小屋にしては品数が豊富で、みそ汁が特においしい。

の話に花が咲く 
バーナーやコッフェル、ライパンがどうしたとかアルミが良い、チタンは高いとか言う話である。
普通の男子にこの話題を出すとひかれてしまうらしい。(納得)

実はこのふたり、大阪から夜行バスでやって来て、一ノ沢から常念岳へ登る予定だったらしい。
そのバスには山登りの団体が乗っており、バスを降りると「こちらのタクシーに乗って下さい」と言われ、
言われるがまま乗ったら着いた先は中房温泉だったそうな。
引き返したら時間がないので、しかたなく我々と同じルートを登ってきたという訳である。

なかなかたのもしい女子達である。
でも計画通りのルートを通っていたら、今夜は常念荘泊で我々に出会うことはなかった。
人生は一期一会 これもきっと何かの縁だろう。

食堂には我々以外誰もいなくなったが、話は尽きないので、かまわず喋っていると
山荘の方が「すいませんがそろそろ・・・向こうに談話室もあるんで」と言ってきた。

「すいません」と言って食堂を引き上げたが、まだ話し足りなたかったので談話室に場所を移し、
時間が許すだけ会話を楽しんだ。 
折しも談話室のテレビでは北京オリンピックの開会式が始まろうとしていた。

談話室には仙台から登山ツアー客14人を連れてきている山岳ガイドの方もいて
マニアックな話は続いた。

21:30になり、明日の朝も早いのでそろそろ引き上げることにした。
こうして充実して楽しかった一日は終わった。

寝床に入り泥のように眠りたかったが、なかなか熟睡はできなかった。

そして朝を迎える。


夜明け前(島崎藤村) または 夜と朝のあいだに(ピーター)


御来光  夜明け(松山千春)


朝日に照らされる穂高連峰

                   ・・・続く


絢香コンサート

2008-09-04 23:09:36 | 音楽
昨日は年甲斐もなく絢香のコンサートを見に宇高国道フェリーに乗って
はるばる香川県高松市まで行って来ました。

倉敷公演は残念ながらチケットが取れなかったので、
あきらめていましたが、同じく絢香好きの友人が必死になって
電話をかけやっとチケットをゲットしたもようです。
(まさか県外まで行こうとは思ってませんでした)

席は幸運にも1階10列29番、真正面の最高の席でした。
周りは高校生から20代のカップルがほとんどでしたが
中には我々以上のお年の方もおられました。
有名人では司会者の徳光さんや小倉さんが大ファンだそうです。

絢香の歌はCDで聴く以上に声量があり、なにより歌がうまい。
そしてめっちゃかわいい。さすが大阪の子、トークもおもしろい。

最初に登場して歌を歌い始めた時、ジワ~と両方の目尻から涙が出てきました。
一時もあきさせることのない最高のコンサートでした。

ただ、最初からほとんど立ち放しだったので、ふくらはぎは北アルプスを歩いた
時と同じくらい筋肉痛になっています。

ちなみに今月の14日にも早朝からとっとり花回廊へ南こうせつ、伊勢正三、イルカの
団塊の世代トリオのコンサートを見に行く事にしています。



燕岳・大天井岳・常念岳(Vol.3)

2008-09-01 22:53:06 | 登山・散歩
知り合った女性に一緒に写真に入ってもらう。
それぞれ大阪と明石から来ている山好きのOLさんである。


左 吾輩 右はK隊員

ここは標高2600mを越える山々が連なる表銀座と呼ばれる縦走路
周りの景色も空気も最高 雲上の世界を満喫し、まさに天にも昇る気分である。
吾輩の顔も自然とほころんでしまう。

しかし、笑顔でいられたのはこの頃までで
あとは大天荘まであえぎながら進むこととなる。


大下りのあとの大登り(?)

行けども行けども大天井岳は遠い
体力的に我々を上回る大阪の女性にも追い抜かれ
ただただ日の暮れないうちに大天荘に着くことだけを願って歩を進める。

時刻は17時近くになりだんだんと焦りが出てくる。
上空を飛んで来たヘリコプターに我々を捜しに来たのか?と思ったほどだ。

ここを登りきれば大天荘だろうと思う頃
先に行った女性が「がんばってー」と手を振って励ましてくれた。
元気をもらってもうひと頑張りし、17:50頃なんとか明るいうちに
大天荘へ到着することができた。


歩いてきた燕岳へ続く表銀座縦走路


槍ヶ岳も目前に

・・・続く