寅さんの自分さがしの旅日記

人生は気ままに自分らしく生きるための自分探しの旅

後山 その2

2006-09-26 23:46:45 | 登山・散歩
登山口から沢沿いに進み、ブナの林を抜けると長い長い階段道が待っていた
その長さにいいかげんあきあきしているとやっと尾根に出た
ここまで休憩を入れて100分 ほぼコースタイムどおりに来ている
ここの標高は1320m 頂上はもうすぐである 

分岐から船木山(1334m)を経由し 25分でいよいよ後山頂上
(1345m)である

写真は南方向 手前は日名倉山(1047m) 奥には小豆島(?)
を望む


後山 その1

2006-09-25 20:41:35 | 登山・散歩
なかなかブログの更新がすすまないが
次週徳島県の三嶺に登るための足慣らしとして、9月2日、岡山県の最高峰後山
(うしろやま1345m)へ登った

朝6:30 岡山市で出発、国道2号から岡山美作線
経由で東粟倉へ 2:20で後山キャンプ場に到着
県外ナンバーの車が一台だけ止まっていた

ここらあたりの山はツキノワグマが生息しているので、クマよけの鈴をつけることにする 
駐車場と登山口に赤い看板で注意事項がかかれていた
ひとりで訪れる者をビビらせるには充分である

しかし、吾輩も男の子ここまで来て引き下がることは出来ない
意を決し、9時過ぎ登山開始
道々クマに出会ったらどうしようかと考えながら歩を進める
                 ・・・続く




 








あそこが・・・

2006-09-16 17:12:44 | 温泉
昨日、温水器に不具合が生じたため、家族で稲荷山健康センター
行って参りました

それは日本三大稲荷のひとつ 最上稲荷の手前を左に入ったところにありました
本来ならば大人1800円、小人900円のところ、先日新聞の広告に
割引券が付いていたのを取って置いたのが功を奏し、4人で900円で
入れました

風呂は広々としており、洗い場もゆったりとしていました
まず体を洗って、ジェットバス、ジャグジーに入り向こうの方を見ると
茶色をした勵明薬湯(れいめいやくとう)という風呂が見えました

「はは~んこれか」

実は前に探偵ナイトスクープで石田靖がこの風呂に入り、大事なところを
押さえ痛がっていたのを思い出しました

吾輩もおそるおそる風呂に浸かりました
しかし、前から入っているおっさんは気持ちよさそうに入っている
1分ぐらいたったころ、あそこに異変が・・・
徐々にピリピリした痛みが・・・
あそこをふとももではさみぐっと痛みをこらえましたが・・・
こらえきれず・・・ものの3分ほどで出てしまいました
出てもなお痛みは治まらず、10分くらいでやっと痛みが引いていきました

看板には確か「5分~15分体力にあわせて・・・」と書いてありましたが
そんなに我慢できるか~
と言いつつもう一回入りました

女性もやっぱり痛いそうです
でも何回も入っていると快感になってくるそうです
もちろん体にはかなりいいようです

平日120分コースなら700円で入れるので、また刺激を求めに
来ようと思います






立山 その9(完)

2006-09-05 20:20:59 | 登山・散歩
A君はまたひたすら階段を上り始める
体力的にはきつそうである

黒部といえど日中はかなり暑い 鉄板の階段も熱くなっている
しかも上り終えると当然上っただけの下りが待っている

しかしA君は休みながらも、展望台まで上りきった
精神力も体力も我々常人を越えている
大沢親分ではないけれど「あっぱれ」をあげたい

先日テレビである障害者の方が「人類すべて障害者、完璧な奴などいやしない」
と言っていた よくわかるような気がする

展望台からは黒部湖、ダム、立山がよく見える

展望台では滋賀県の夫婦が我々のために時間を早めて葦笛のコンサートを
やってくれた(写真)
葦で作った笛とギターの音色が、この黒部の雄大な自然にとけ込んで
消えて行く なんだか落ち着いた気分になる

そうこうしているうちに下りる時間となった
今度は300段を下りるのだ

手すりを持ってゆっくり下りていくのかと思いきや
滑り台のように足を投げ出し、尻餅をつきながら下りる

下りるまでには300回尻餅をつかなければならない
だいぶ時間はかかったが、A君は当然のように下りた
早実の斎藤君ではないが、ここでもA君によって人間の力のすごさ
すばらしさを見せつけられた

吾輩ももう押しも押されもせぬ中年になってしまったが、まだまだこれから
自分の力、能力を一生をかけてさがしていこうと思う

さて、やっと展望台から下まで下りたがトロリーバスの時間が間近に迫っており
大急ぎで坂道をA君を載せた車椅子を押して、やっとこさバスに乗れた

長野県側の扇沢に到着 これで黒部アルペンルートはおしまい
観光バスが待機しており、約3時間をかけて長野県から新潟県を経由し
富山県の国立立山青少年自然の家まで帰った

ここでみんなとはお別れ
大変だったが、楽しかったし、色々と勉強をさせてもらった一日であった
我々はこのままバスで車を止めてある立山駅まで送ってもらった

立山ICから北陸道に乗り、途中SAで「ますの寿司」などを
食べて7時間かけて岡山まで帰った 

帰宅は午前2時頃 やっと1泊4日の過酷な旅は終わりを告げた 


















立山 その8

2006-09-02 18:19:35 | 登山・散歩
ケーブルカーを降りてトンネルを抜けるとそこは黒部ダム
平坦なところならA君はひとりで移動できる
もう昼ちかくだったので指示を待ちながらゆっくりと移動する

この時期黒部ダムでは観光客のため水を放流しているそうだ
放流しているところを見に行く A君も立って見ることができた
虹がきれいである(写真)

黒部ダムを渡りきると今度は展望台へ行くという
展望台へ行く途中の広場(昼食場所)までは約200段の鉄板で造られた
階段がある

我々は車椅子なのでむりだろうと思い、我々だけここらあたりで
弁当を食べるものと思っていたが、リーダーが「A君いかれー!」
というとA君はひとりで車椅子を降り、這って階段を上りだしたのである
あぜんとしたがA君は不自由な体をものともせず、足を引きずりながら
黙々と上っていく
我々は前と後ろに付き、ただと励ますだけである
驚いたが、これもA君にとっては日常生活でごく当たり前のこと
なのかもしれない

脇を通過する観光客も驚いている
見方によっては虐待に見えないこともない

A君はとうとう200段を上りきった
励ますどころかこちらが感動し、勇気をもらうことになった

やっと昼食となった 

A君は手も不自由なため、K君がおにぎりの包装を取ってあげ
紙パックのお茶もストローをつけて渡す
ウインナーも皮を取ってあげなければならない
いろいろと大変だが、楽しくておいしい昼食だった

昼食も一段落するとさらに約100段上にある展望台へ行くことになった
なんとA君も行くというのだ
                ・・・続く







立山 その7

2006-09-02 11:56:31 | 登山・散歩
天気は今日も申し分のないである
室堂平を凹凸の少ない道を探しながら一時間ほど散策する

途中、車椅子の背もたれに掛けていたザックのひもが車輪に絡み
動かなくなるというアクシデントがあったが、介助員が持っていた
道具によりなんとかはずれ、難を逃れた

また、ひとりが行方不明になるということもあった

室堂からトロリーバスに乗り、大観峰へ
トロリーバスにはスロープを取り付けて、車椅子のまま乗ることが出来た
下りるときも駅の職員が手伝ってくれる
他の人たちは展望台へ向かったが、車椅子では行く場所が制限される

大観峰からはロープウェイで黒部平へ
のりばから黒部湖が望めた
途中に橋脚のないロープウエイとしては日本一の長さだそうだ

黒部平では外に出て景色を眺めることが出来た
わき水を汲んで飲む 冷たくてとてもうまい

黒部平からはケーブルカーで黒部湖へ
のりばは急な階段になっており、A君を両脇から抱えながら
ケーブルカーへ乗る なかなか大変である
下りるときも同様である
               ・・・続く
(写真はコイワカガミとチングルマ)