
ルシが飼い主のところに帰りました。
飼い主と言ってもとら父なんだけど、
とら父が迎えにきたら
「キャンキャン」
と甘えた声で吠えていました。
ピン!と背筋を伸ばして、とらパパの車の助手席に座り、
わたしが
「ルシ!ばいばい!」
と言っても、正面を向いてチラリとも見ないの。
まー、この恩知らず!
パパが迎えに来て、とってもうれしそうな表情のルシです。

帰ったらなんだかさびしくなりました。
ルシでさえそうなんだから、
いつかとらがこの家から巣立つときは
もっともっとぽっかりと穴が開いたようになるんでしょうね。
今は憎らしいくらい汚い言葉で
「うっせー、くそばばー」
なんて言われ、
婆は怒り狂っている毎日ですけどね。
それに比べたらなんとルシの可愛かったことか。
ルシ、バイバイ!また会おうね。
それにしても、飼い主のことは忘れないんですね。
犬って賢い!