常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

6時間世界一周旅行②

2006年05月05日 | 『ベシャレ関係』 トークを紙芝居風に
「ここから歩きますよ」
「なんか…この国、大体予想ついたんですけどw」
「ギクっ、ほほんとに?言ってごらん」

「甘いね!なわけないよ。とりあえず歩いていけば分かる」

「この辺人が少ないよな!さっきのお台場は人でごった返していたのに」
「結構穴場かも知れないな」
お台場は湾岸エリアということもあって暑かったかもしれませんが、ここは緑が茂り人も少なく爽やかな風が吹き抜けて気持ち良いところです。
「いいさん!これなんすかね?」

「こ、これは古代遺跡ですよ!この像はライオンに豚!?」
「ここのアーチに描かれているレリーフを調べると何か起きるかもw」
「やはり古代アトランティス…もしくはうーん考古学始まって以来の大発見かもしれませんね」


「これは!ハリーポッターに出てくるフクロウか!」
「それは俺のおふくロウ…なんちって!そいつはメデューサから石にされたに違いない」

くっちゃべりながら歩き続けて、やっと次なる国に着きました。そこは




パルテノン神殿だよ!ギリシャだ!」
「柱とか屋根あたりがってことかw、まぶし~」
「すばらしい!すばらしすぎる、王に是非会いたい!」
「ここの王は外遊中じゃん」

ぶーん

あれま!
ロンドンバスだよ!一気にロンドンに来てしまった!」
「ハハハっ」
「いいさん!あそこにもロンドンバスが」

「どれ!?ブホッ!あ、あれは…はとバスだよ」
「随分堅そうな、はとバスで…」

このエリアは不審に思われたらば、即終わりな気がしたので足早に通り抜けました。

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