とんとんはうす

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住宅・断捨離・整理収納講座
とんとんはうす34周年


 

「障害のある方の自立支援」に協力しています。

2007年08月15日 | 防災・被災地支援
「とんとんはうす」では、ライフワークの一環として
「障害のある方の自立支援」に協力しています。

今回の依頼はお風呂を修理してシャワーだけでも浴びたいというものでした。
水まわりの修理だけなら私一人でもこなせますが、
漏水・漏電・雨漏りなどの問題を抱えていました。
そのためには ①給湯給水漏水調査 ②漏電調査 ③排水(雨漏り)調査が不可欠でした。

過去にお受けした400件余りのご相談の中でも、
自立支援としてはボランテァの限界を遥かに越えていました。
そこで、設備の専門家である夫と長女の二人の協力を得る事にしました。

対策
①給水漏水調査の結果は、異常なしでした。但し水道局が調査した時は漏水していたのかもしれません。給水管も給湯管も老朽化しているので、錆びなどで漏水が止まる事があるのです。
しかし予想外の排水漏れを発見しました。トイレの天井の照明から水がたれていたので、照明を外してみたところ、4~5㍑の汚れた水が出てきました。電球がスッポリ水の中に入っていたので、これが②漏電の原因だと思われます。天井の石膏ボードも、タップリ水を含んでいましたので、一部を剥がしてみた結果、トミジ管(排水)から排水が漏れていました。上階の水回りからだけでなく、雨水とも関係があるようでした。写真左、水浸しだった照明と排水の漏水箇所。
 
写真右、天井の上で漏水した被覆排水(トミジ)管。
給湯器は使えたので夕方までにはシャワーが使える様になりました。

課題・問題点
 一番心配したのは、大量発生した「カビ」による健康被害です。
剥がれた壁紙の下から現れた夥しいカビで私達は気管を痛めてしまいました。
住んでいる方は、慣れてしまうのでしょうか、平気なようなのですが、
真菌性の肺炎を引き起こす恐れがあります。写真;カビの処理をする長女。


また、夫と長女の肌に「かぶれ」が発生しました。
腐った石膏ボードに付着したカビやダニのせいかと思われます。
又予想外の障害が発生しました。蜂(ハチ)の大群と暑さです。
蜂を避けて閉じ籠もったサンルームで調査中に、熱中症になってしまいました。

 最初は生活保護から修繕費が出るはずでした。
生活保護の突然の打ち切り!最近よく耳にしますが、本当なんですね。
しかも「打ち切り」でなく「辞退させられた」のだそうです。
今のところ、他の福祉関係にも助成の申請もできず、手の打ち様がありません。
工事代金は、防水工事だけでもかなりの金額になります。
近場でもなく、交通費から持ち出しなので、原因究明が精一杯で、
残念ですが、これ以上の奉仕は断念せざるを得ませんでした。
                      miyu

「とんとんはうす」の支援活動のメインは、ADHDなどの障害のある方に、
片付けや収納方法を指導するものです。お気軽に、ご相談下さい
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