私たちは富赤

富田・赤大路地域人権教育推進委員会
(2009年度より名称が変わりました)

茨木委員長の退任。

2019-03-19 18:10:56 | Weblog
 
 
 「やさしさは人権まもる心から」を合言葉に1984年に富田・赤大路地域人権教育推進会議が発足しました。これまでの取り組みは、行政や地域、学校をはじめとする教育関係者・PTAの皆さんのご協力をいただきながら『人権の草の根運動』を展開し、ひとり一人の人権意識の向上のために地域人権教育の取り組みを進めてきました。

 わたしは、1990年の9月の富赤人権推総会で議長になりました。富赤人権推の出会いは、1988年度に第四中学校のPTAの役員になり、富赤人権推の幹事会の出席からでした。その幹事会で、多くの方々との出会いと語り合い、また学習から自らの人権意識に問いかけ少しずつ変わっていけたように思います。また、議長就任後も、出会いやふれあいを中心とした人権講演会・研修会等を通して多くの素晴らしい出会いがありました。

 2009年度には、社団法人『高槻市人権まちづくり協会』が発足し、富赤人権推も参加することになりました。第四中学校区においては、富赤人権推の名称を「会議」から「委員会」に変更し、わたしが引き続き委員長に就任することになりました。

 

 わたしは、28年間富赤人権推の長として、さまざまな人権の取り組みを進めてきました。そのような中で、学校園・PTA・地域諸団体等の協力のもと、多くの人々が集まり人権意識の向上を図ることができてきたと思っています。富赤人権推に様々な方が集まり、出会いと学びから自己改革に至っているように確信しています。

 わたしは、今年度で委員長を終えることになりましたが、これまでの貴重な出会いと多くの学びから、さらに人権を大切にしていきたいと思っています。今後とも、富赤人権推には事務局を中心に取り組みの充実を望むものです。最後に、長年多くの方々に温かい支援をいただき支えられたことを感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

 

1990年9月総会  議長就任 富田・赤大路地域人権教育推進会議

2009年6月総会  委員長就任  富田・赤大路地域人権教育推進委員会
                  第四中学校区地区単位会運営委員長

 

2019年「早春ふれ愛トーク」開催

2019-03-08 19:28:21 | Weblog
3月2日社会福祉法人花の会・相談支援センターあじさいの管理者・相談支援専門員の前川時恵さんにお越しいただき、恒例の早春ふれ愛トークを開催しました。

 

 今回のテーマは「地域での教育や福祉の連携を考える」。
障がいのある方への支援ってどんなこと?何ができるのだろう?という課題を軸に、障がいがある無しにかかわらず、全ての人が住み良く暮らすにはどんなことが必要なのかということを、大変わかりやすく、詳しくお話ししていただきました。

 まずは、普段あまり聞き慣れない「相談支援事業所」について説明していただきました。高槻市には市から委託を受けている事業所が11箇所あり、福祉に関するいろいろな相談を受け、必要な情報の提供や助言、援助を行っているそうです。援助のために行政機関はもちろん教育機関や医療機関、法律に関する機関、地域での支援機関等と様々な所とかかわり、解決策をさぐっているところで、前川さん曰く「さまざまなお困りごとを伺い、解決方法を皆さんと一緒に考えていく伴走者」として活動されているとのことでした。ひとりの相談員さんで70人程度の方を担当しておられ、どんなに頑張ってもひとり一人の相談にタイムリーに応えていくことができていないというのが実情と言われていました。

 障がいについては、身体的障がい・知的障がい・精神障がいの3パターンに分類され、それぞれの障がいについての話を聴き理解につながりました。また、実際の事例もあげて具体的な支援のお話しも聴かせていただきました。前川さんは、ひとり一人の支援員ができることは、本当に限りがあると言われていました。

 「自分達のような支援をする人や場所にこられる人は、まだまだ少なく、実際にはもっと深刻な方々がたくさんおられます。そんな相談にこられない方のことを支援できる力は、いまのところ残念ながら自分たちにはありません。その力が地域の方々にはあります。ぜひ、皆さんの周りに困っている人がいたら声をかけてあげてください。障がいのある人も無い人も、ともに暮らし易い地域を作ること、そのことが一番の支援だと考えています。」と、そんな言葉で講演を締めくくられました。

 障がいに焦点を当てお話をしていただきましたが、弱者と言われる人が暮らしやすい地域というのは、誰もが暮らしやすい場所だと思いました。みんなが安心して暮せるまち。そんな地域を目指して、これからも富田・赤大路地域で活動していきたいと、改めて思った講演会でした。

 参加いただきました皆さん、ありがとうございました。

 

 今回は、前川さんにお話しいただく前に、急きょ有志の事務局メンバーで結成した「TON-AKAバンド」が、『つなげ平和の声を」という人権をテーマにしたオリジナル曲を披露しました。事務局メンバーの綺麗なコーラスが会場を感動の渦へと・・・(笑)

 まるで、「歌声喫茶」のような雰囲気になりました。て、知らんけど!