私たちは富赤

富田・赤大路地域人権教育推進委員会
(2009年度より名称が変わりました)

早春ふれ愛トーク 2022 開催しました

2022-02-28 19:52:19 | Weblog
今年度の早春ふれ愛トーク

2月26日土曜日 富田小学校体育館にて
崎原真弓さんをお迎えし、戦争と平和教育について講演いただきました。

演題
『命(ぬち)どぅ宝』〜戦争と平和教育について〜



講師の崎原真弓さんとは...その型破りなガイディングスタイルから沖縄の「スーパーバスガイド」と称されています。
NHK『プロフェッショナル~仕事の流儀』への出演など、30年続けてきた活動は、多数のテレビ番組や各種メディアに取り上げられています。
激動の歴史を生き抜いた琉球の先人たちが大切に語り継いできた真心『肝心(ちむぐくる)』。それをテーマに構成された車内案内は、バスでの移動という限られた時間の中で、単なる観光案内にとどまらず、独り語りや唄三味線、琉球空手の実演を交えた独自の演出による沖縄の真髄を観光客の心に深く刻み込んできました。
またバスガイドとしての活動の傍ら、一年間に50件を超える講演活動を沖縄県内外にて行っておられます。
2017年11月沖縄県糸満市にご自身が立ち上げた観光バス会社「てぃーだ観光」には、崎原さんの思いに共鳴した多彩な経歴を持つバスガイド8名が所属し、共に活動されています。





崎原真弓さんをお迎えして

早春ふれ愛トーク2022のテーマは、『命』。
新型コロナによる先行きの見えない不安感からか、命にかかわる悲しい事件がたくさん起こっているいまだからこそ、何より大切な命について学びたいと思いました。
講師の崎原真弓さんは、沖縄県のてぃーだ観光でバスガイドをされています。『てぃーだとは、太陽のことなんですよ』と教えていただいた時の笑顔が晴れやかで、太陽みたいな方という印象でした。
命を繋いでもらった祖先に感謝し、自分の周りの自然に宿る様々な神々を敬う、そんな琉球に根付く考え方の紹介から始まり、三線(三神とも呼ばれるそうです)と唄、琉球武道や踊りも交えながら、戦争時に起こった事実を『おばあの語りべ』という形でたくさんお話しくださいました。
教え子たちに生きるより死ねと教えなければならなかった先生が、自決していく生徒たちを目の当たりにしてなんとかその生徒たちを救おうとした話、子どもを守りたい一心で何日もガマ(濠)を探し、やっと辿り着いたガマで、泣き出した赤ちゃんを自分の手で殺めてしまったお母さんの話、どのお話しも涙無くしてお聴きすることはできませんでした。
その戦争で助かった方々が、亡くなった多くの友人のためにも、その時の事実を伝えなければと、自らの辛い体験を語り継いでおられ、その思いを崎原さん達が引き継いでおられるのだそうです。
大号泣した後でしたが、最後はゆいまーるという曲を、崎原さんの三線で会場のみなさんと一緒に唄い、踊りました。ゆいまーるとは、一緒に頑張りましょうという意味だそうです。
沖縄には、ゆいまーる精神、助け合いの気持ちでお互いを労わり、思いやる、が強いそうです。
はからずも、講演会直前に、ロシアがウクライナを攻撃し、戦争が起こりました。戦争を知らない世代の私たちがいまできることは何だろうと考えさせていただける、素晴らしい講演会でした。
いろいろ悲しい出来事は起こりますが、全ては良い方向に向かっているそうです。
『命こそ宝-ぬちどぅ宝』。希望を持って、明るい未来を次の世代に渡していける、そんな一員でありたいと思わせていただきました。
最後になりましたが、コロナ禍にも拘らず110人ものみなさんに足を運んでいただきました。心からお礼申し上げます。ありがとうございました。


早春ふれ愛トーク2022。

2022-02-02 19:51:14 | Weblog
 毎年、開催している富赤人権推の「早春ふれ愛トーク」を開催します。
 
 1月に入って、新型コロナウイルス感染がまん延しています。
 
 そのような中ではありますが、2月26日(土)の午前中に、高槻市立富田小学校体育館で開催を予定しています。

 今年は平和をテーマにして、講師に沖縄県から崎原真弓さんをお招きして、「命(ぬち)どぅ宝」で講演頂く予定をしています。

 できるだけたくさんの方々に崎原さんのお話等を聞いて、平和について考えたいと思っていますので、ご参加よろしくお願いします。