さあ、新しい年の始まりです。今年の抱負???といっても、いっぱいあり過ぎてまとめ切れません。「あれもしたい!こんなこともしたい!」といつもこの時期には思うのですが、一年を終えると「あれはできなかった!これもできなかったな~!」と繰り返してしまうのです。「それやったら、はじめから言うな!!」と言われそうですが、あえてまた思うのです。
富赤の事務局に関わらせてもらって、まる4年がたちます。その中で、いつも感じることですが、さまざまな取組を進めるために事務局が中心になりながら、テンポよくこなして、よりよい取組につないでいるということです。特に事務局員のメンバーの動きのよさをみては、いつも感心させられています。それと同時にその取組の内容を充実させるために工夫して、最大の努力を惜しまないその姿勢に学ぶ事が非常に多いということです。
富赤ではいろいろな取組を通して、互いの人権感覚を養い、さらに多くの課題解決につなげるための取組を開催しています。「差別を許さない。差別に負けない。」という力をつけることは当然です。例えば、数年前から禁煙の取組が進む中で、今では喫煙者にとっては肩身の狭い思いをしなければならないほどの社会的風潮に至っています。人権問題においても、差別しないという社会的風潮をつくりあげることが必要であると思います。
世界的には「人権侵害などを起こす企業はつぶれる」そんなことは当然である中、残念ながら日本ではまだまだ、そこには至っていません。だからこそ、富赤が人権にこだわり、さまざまな取組をしています。富赤で多くの人と出会い、コミュニケーションをもち、人と人とのつながりを大切にして共有を図ることこそが、富赤のよさであると思います。そんな中にいることのできる自分に喜びを感じています。 事務局次長 吉田 仁志