17. 天と地を火をもって審判
② 天と地を火をもって審判される
(ペテロⅡ三・12)
ペテロⅡ三章12節を見ると、終末には
「天は燃えくずれ、天体は焼けうせてしまう」
と記録されている。
また、マラキ書四章1節以下を見れば、イエスのときにも、御自身が審判主として来られ
(ヨハネ五・22、同九・39)
火をもって審判なさると預言されている
さらに、ルカ福音書一二章49節には、イエスは火を地上に投じるために来られたとある
しかし実際はイエスが火をもって審判なさったという何の痕跡も、我々は発見することができないのである
とすれば、このみ言は何かを比喩されたのであると見なければならない
ヤコブ書三章6節に
「舌は火である」
と言われたみ言からすれば、火の審判は、すなわち舌の審判であり、舌の審判は、すなわちみ言の審判を意味するものであるから
火の審判とは、とりもなおさずみ言の審判であるということを知ることができるのである
では我々は、ここにおいて、み言をもって審判されるという聖句の例を取りあげてみることにしよう
ヨハネ福音書一二章48節には、イエスを捨てて、そのみ言を受け入れない人を裁くものがあるが、イエスが語られたそのみ言が、終わりの日にその人を裁くであろう、と記録されており
さらにテサロニケⅡ二章8節には、そのときになると、不法の者が現れるが、この者を主イエスは、口の息をもって殺すであろうと記録しているのである
そしてまた、イザヤ書一一章4節においては、その口のむちをもって国を撃ち、その唇の息をもって悪しき者を殺すと言われており
ヨハネ福音書五章24節を見れば、イエスは自分の言葉を聞いて、神を信ずる者は裁かれることがなく、死から命に移ると言われている
このように火の審判は、すなわち、み言の審判を意味するのである
それでは、み言をもって審判される理由は、いったいどこにあるのであろうか
ヨハネ福音書一章3節に、人間はみ言によって創造されたと記録されている
したがって神の創造理想は人間始祖がみ言の実体として、み言の目的を完遂しなければならなかったのであるが
彼らは神のみ言を守らないで堕落し、その目的を達することができなかったのである
それゆえに、神は再びみ言によって、堕落人間を再創造なさることにより、み言の目的を達成しようとされたのであるが
これがすなわち、真理(聖書)による復帰摂理なのである
ヨハネ福音書一章14節には
「言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った
わたしたちはその栄光を見た
それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた」
と記録されている。
このようにイエスは、また、み言の完成者として再臨なさり、自ら、み言審判の基準となられることによって
すべての人類が、どの程度にみ言の目的を達成しているかを審判なさるのである
このように、復帰摂理の目的が、み言の目的を達成するところにあるので
その目的のための審判も、み言をその基準として立てて行われなければならないのである
ルカ福音書一二章49節に
「わたしは、火を地上に投じるためにきたのだ。火がすでに燃えていたならと、わたしはどんなに願っていることか」
と書かれているのであるが、これは、イエスがみ言の実体として来られ
(ヨハネ一・14)
命のみ言を既に宣布なさったにもかかわらず、ユダヤ人たちがこれを受け入れないのを御覧になって、嘆きのあまり言われたみ言であった
原理講論 前編3 人類歴史の終末論-17
聖書と原理講論を学び
神様をはっきりと知り、神様に感謝し
神様をおそれ、神様を愛し
自分を愛するのと同じように隣人を愛し
2020年 地上天国を完成させましょう
クリック!
↓ ↓ ↓ ↓
人格育成のための聖書を学ぶ順番
聖書完読の年間計画
一日4章読めば一年以内に完読することができます
にほんブログ村
十戒
❶ あなたは わたしのほかに 何ものをも神としてはならない
❷ あなたは 自分のために 刻んだ像を造ってはならない
❸ あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
❹ 安息日を守ってこれを聖とし、あなたの神、主があなたに命じられたようにせよ
❺ あなたの神、主が命じられたように、あなたの父と母とを敬え
❻ あなたは殺してはならない
❼ あなたは姦淫してはならない
❽ あなたは盗んではならない
❾ あなたは隣人について偽証してはならない
➓ あなたは隣人の妻を むさぼってはならない
またすべて隣人のものを ほしがってはならない
申命記5章より
イエス様の答え
「先生、永遠の生命を得るためには、どんなよいことをしたらいいでしょうか」
イエスは言われた、
「なぜよい事についてわたしに尋ねるのか。よいかたはただひとりだけである。もし命に入りたいと思うなら、いましめを守りなさい」
彼は言った、
「どのいましめですか」
イエスは言われた、
「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。 父と母とを敬え』
また『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』」
マタイによる福音書 19章 より
原理講論 聖書 神様教会
聖書と原理講論を学びましょう