HYAKUSHOU日記

毎日の作業と暮らしといろいろの出来事

稲穂の赤ん坊

2010-07-13 22:15:14 | Weblog
 稲の穂の赤ん坊でござる。
 この頃の稲は幼穂形成期の穂孕期というのでござる。
 人間と同じように体内に嬰児を抱えて育てているところなのでござる。
 その稲の1本を、縦に割って様子を見たところでござる。

 幼穂の長さは25㎜ぐらいでござるな。
 人と同じで、これから親はセッセセッセと栄養を摂らねば、良い子が出来ぬのでござる。
 でもって、今は穂肥という栄養をやる時期なのでござるが、この雨でござり思うようにやれず焦っているのでござる。

 本来は、穂の出る20日ほど前で幼穂が10から5㎜の頃にやるのが良いのでござるが、拙者が油断をしていたのでござるな。
 今年の天気はちょっと日照不足で、昨年よりは3日ほど遅れるでござろうと予想していたのでござる。
 JAの指導は「5日ほど遅れる見込み」ということでもござった。
 そこまでは遅れるものではないと思ったのでござるがの。
 昨年は12日にやっているので、「今年もその程度か少し遅らせて」と思っていたのでござる。

 なんということは無いのでござった。
 昨日調べれば、このとおりでござったのだ。
 「これは今日やるべし」と思い、機械も肥料も準備をしたのでござるが、雨が降ったり小降りになったりで1日やれずでござった。
 尚の事焦るのでござる。
 もう木曜まで時間が無いのでござるのだ。

 加えて、どこからも指導が無いのでござるが、葉伸びがし過ぎているのでござる。
 茎を割ったときに、第4摂関が6cm程になっているのでござる。
 この調子で行くと、4・5節間が15cmになり倒伏しやすい格好になってしまうのでござる。
 これは穂肥を遅らせるべきなのでござる。
 このジレンマでも混乱してしまうのでござるな。

 田んぼによっても葉色が異なり、有機肥料はやはり予想通りで色が濃いのでござる。
 無機肥料を施用したところは、きれいに退色をしてちょうど良い具合なのでござる。
 されど同時に施用せねば肥料の効き方が異なるので、生育差が出てしまうのでござる。

 イモチの多発年でござるようだが、拙者のところはイモチがほとんど見当たらず、安心はしているのでござる。
 もし発生しそうな傾向でござれば、農薬ならぬ肥料の1種を思い切りぶちまけようとは思っているのでござるがの。
 「肥料でイモチ病の防除?」となるのでござるが、教えてもらったのでござる。
 一度やらかしてみようかと考えているところでござる。

 あと2ヶ月で収穫でござる。
 そのためにいろいろとやらかしているのでござるが、上手くいくと嬉しいものなのでござる。
 明日は水の管理をすべきでござるな。

 まあ、でっかく米を取る夢でもミルでござるか、というところで、「明日の心だ!」