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今週もまとめ日記

2010-10-01 22:12:00 | 徒然なるままに
ああ、今週も波乱万丈な一週間だった。
今日から10月だけど、9月にさかのぼって一週間を振り返ってみよう。


*(温泉)*お風呂が壊れちゃったよ~*(泣く)*

9月26日(日)

朝、残り湯で洗濯をして、朝風呂に入るという娘のために、風呂の水を張っている最中に、コンピューター制御のお風呂が停止してしまった。
ディスプレイの表示が消え、給湯ができなくなってしまったのだ。

点検してもらうのは火曜日になるとのこと。それまでは銭湯通いだ~*(ダッシュ)**(温泉)*

明日は母の誕生日ということで、馴染みno梨園に旬の梨『新高』を買いに行った。
そこで聞いた気の毒なお話…。
今年の猛暑は、果樹農家にとっては致命的な猛暑だった。
千葉の梨は、春の花の時期に雪に降られ、めしべが膨らみ、摘果直前の時期に雹や霙に見舞われ、前代未聞の炎暑。幸水・豊水の時期は水不足で、収穫量は減り、収穫できても小ぶりなものが多かった。その上、雹に当たった梨はその部分だけ凹み、選果ではねられてしまう。
9月に入り、台風とともにやってきた突然の大雨は、小ぶりながらも硬い皮で覆われた梨が一気に水を吸い上げたために、お尻の皮が避け、そこから黒くなって到底売り物にならない。

直売場に並ぶ見事な梨は、本当に奇跡の梨かもしれない。たとえ、1個当たりの単価がいつもの年より高くても、それは当然だと思った。

その新高の収穫が今週いっぱいで終わるかもしれないという。
いつもなら10月中旬ぐらいまで美味しい新高が食べられるというのに、今年は10月初めで店仕舞いだという…。

来年は今年の分以上、美味しい梨がたくさんとれますように・・・と挨拶をして母への贈り物の梨を注文して帰った。

     *(温泉)*        *(温泉)*        *(温泉)*        *(温泉)*     

夜、娘と『極楽湯』という銭湯に行った。
いやー、1回で750円?!と値段にびっくりしたが、いろんなお風呂があって、こりぁーなかなかいいもんだった。

なんてったって、お湯の水面に浮かぶ薔薇の花*(バラ)*のバラ風呂*(温泉)*

ジャグジ―やら炭酸風呂やら水素風呂、電気風呂、サウナ2種類、うたた寝風呂、極めつけは四季の植栽が施された露天の岩風呂*(ハート3つ)*
今はまだ残暑で植物は緑で花も咲いていないが、秋が深まればイロハモミジが色づき、春にはモクレン、初夏にはアジサイが目を楽しませてくれるのだろう。
桜がないのは、花が散った後の毛虫を避けてなのだろうか…。残念だ。

娘に
「ママと一緒にお風呂に入るの久しぶりだね」
なんて言われ、風呂が壊れたとはいえ、こういうのもたまにはいいかなと思っていたら、銭湯にハマってしまった娘はその後延々と湯巡りを続け、「龍馬伝」見たさに早々に上がっていた私がすっかり湯冷めするまで上がってこなかった。
おかげで「龍馬伝」の前半は見そこなってしまった…。

それにしても、この銭湯通い、いつまで続くことやら…。



*(本)*朗読劇『この子たちの夏』

9月27日(月)

5時間目の学活の時間、国語科の先生方と図書館司書の先生、演劇部の2年生、そして私というメンバーで、被爆者の手記を読む朗読会をやった。

『この子たちの夏』と題されたその手記の台本は、8月6日の広島と8月9日の長崎に原子爆弾が投下された時のことを、生き残った人たちが思い出して綴った体験記だ。
台本を頂き、朗読の練習をしている時から、もう、涙と鼻水で大変だった。
劇団養成所時代の恩師に、
「泣きながら読んでもいいから、何を言っているのか聞き取れるように、はっきり、ゆっくり読めばいいよ」
とアドバイスを受け、練習してきた。

本番、生徒たちの前で生徒たちの表情を間近に見ながら読むと、この子たちと同い年の時に被爆した人たちの手記や、その母たちの手記の文面があまりに切なくて、涙をこらえるのがやっとだった。

自分の番の時は、読むことに集中して泣かずに読めたのだが、他の人が読んだ文章の中で、あの日、登校するのをぐずっていた幼い息子に向けて、
『芋ばっかり食べさせて死なせてしまった・・・。腹いっぱい食べさせて、思いっきりだきしめてあげたい』
というお母さんの言葉に、先日の我が息子が思い出されて、不覚にも涙がこぼれてしまい、止まらなくなってしまった。
後で、演劇部の生徒たちに
「先生が急に泣き出したので、びっくりしました」
と言われたのだが…。

5時間目ということで、給食でおなかがいっぱいで眠気との戦いだった生徒たちも何人かいたが、大抵の生徒たちは真剣に聞いていてくれた。

朗読劇が終わって、図書館司書の先生が、アメリカ軍の従軍カメラマン・ジョー=オダネル氏が原爆投下直後の広島や長崎を撮影した写真集『トランクの中の日本』を紹介したところ、たくさんの生徒たちがその写真集を見に集まってきた。
特に、死んだ弟を背負った小学校低学年ぐらいの少年の直立不動の姿の写真について、私が
「この子は、この後、弟を火葬し、最後の骨が焼け落ちるまで涙一つこぼさずこの姿勢のまま見つめ続け、燃え尽きるのを見届けると振り返りもせずに立ち去ったのだそうです。ジョー=オダネル氏はその一部始終を見ていたのだそうですよ」
と説明した。
また、会場内に展示してあった写真資料についても、
「このお米が真っ黒になっているお弁当箱は、子どもに届ける途中だったのか、お母さんの懐の中で一瞬にして炭になってしまたんだね。
ドロドロに溶けた瓶、ガラスがドロドロに溶けたり、瓦が熱で沸騰したように泡立つ熱ってどのぐらいの温度なんだろうね。
直下で原爆を受けた人は、一瞬にして道路や壁のシミになって跡形もなく蒸発してしまったんだよ。」
子どもたちは食い入るようにその写真に見入り、私の話を聞いていた。

今週、2年生たちは国語の教科書で戦争について学び、社会科では第2次世界大戦について学ぶことになっているそうだ。
今回の朗読会が、その一助となってくれることを願う。



*(温泉)*お風呂取り換え*(涙)*

9月28日(火)

今日、風呂の故障の点検に来てもらったところ、それは設置してから13年経ってしまった部品の腐食が原因とのことだった。

3ヵ所の故障で部品取り寄せなどで、6万円かかるとのことだった。
6万円も出して、3ヵ所を直したところで、1年後、2年後には別の場所が調子悪くなり、その都度直し、そのうち部品も製造されていなくなると最後は取り換えになるのならば、5年保証の新しいものに取り換えてしまう方がいいのでは?
ということになり、修理も買い替えもちょっと待ってもらうことにした。

どうせ買い替えになるのなら、いろいろ吟味して、見積もりを取ってからと思いながら、なかなか時間がない。
エコキュートがいいというが、40万円もする!
う~ん・・・。だんだん寒くもなってくるし、毎日銭湯通いも大変だが、台所も洗面所も全部の急騰でお湯が使えないのは非常に不便だ。

今まで、スイッチ一つでお湯が出る電化生活に慣れていたので、故障して初めて、そのありがたみを痛切に感じる。

それにしても、家を建てて10年もたつと、そのころ新品でそろえた電化製品が次々故障して毎年何かしら買い換えて、物入りでたまらない*(汗)*
来年は何が故障して取り換えになるだろう・・・*(青ざめ)*
そのつもりでお金をキープしておかなくっちゃ*(ショック)*


*(学ラン)*反抗期?突きつけられた問題集

9月29日(水)

今日は、1年2組の美術の授業が2時間続きであった。
前回2人クレヨンを忘れてできなかった「スクラッチ」。今日は全員持ってきたので、楽しくバッチリできた。
スクラッチのおもしろさにハマっていた生徒は、休憩時間そっちのけで描き続けていた。
2時間目は、にじみ・たらしこみとドリッピング。
ストローを使っての吹き絵にも夢中になっていた。

モダンアートテクニックは、美術の苦手な生徒も、意外な発想やハマると楽しくなることで、けっこう意欲的に取り組める課題だ。

ところが。昨日、別のクラスで『ぼかしと星飛ばし』を教えていた時、後ろの生徒に質問を受けたので、前の生徒にも説明をした時、その前の席の生徒に、
「ところで、さっきからあなたは後ろばかり見ていて、スケッチブックも開らいてなければ、パレットも出ていないのはなぜ?忘れ物はしていないみたいだけど?」
と聞くと、
「絵具がもったいないんで」
という。
他人がやっているのを見ればやり方は覚える、ということなのだろうか。
「今は練習の時間なの。水分量の加減や、紙質や絵具の濃度との関係、色合い、筆遣いなんか、練習しなければわからないんだよ。練習のうちに失敗しておくことも大切な経験なの。失敗からもたくさん学ぶことがあるの。人のやり方を見るのも大事だけど、自分でやってみなくて本番うまくできるわけないじゃない」
といっても、本人は不服そうなので、
「あなたがこの1時間何も取り組んでいないということは、たとえ、本番の作品が上手く出来ても『A』はあげられないよ。」
と言うと
「いいですよ。成績下がっても」
という。
「わかった。では、あなたがそう言っていたということを担任の先生と顧問の先生にお話しして、あなただけ居残りで作品を仕上げてもらうことにするね」
と言った。

彼はしばらく考えていたようだが、みんなが後片付けを終わるころに、一応は今日の課題をささっと終わらせてはいたようだ。

技能教科は時として、こういう意識を持っている生徒に出くわす。
受検には関係ない教科だと思ってでもいるからだろうか…。
それにしても、彼はまで中学1年生だ。受検を意識するにはまだ早い時期ではあると思うのだが…。

でも、生徒のせいにする前に、私の授業のやり方に問題はなかっただろうか・・・・。
大抵は私がやって見せたり、参考作品を見せると、みんなやりたがり、うまくできないとできるようになるまで一生懸命やってきたり、私に「手本をやって見せて」とせがんだりしてくるのだが…。

彼にとってはすでに知っていてできる手法だったのか、絵の具がもったいないという気持ちが勝るような程度の興味ない手法だったのか・・・・。

これは私に突きつけられた問題集だと思った。
今まで通りのやり方でいいのか?
生徒をその気にさせて、一生懸命取り組む気持ちになれるような動機付けや導入の仕方がまだまだ足りないということなのだろう。

次回の彼がどう出てくるかはわからないが、最終的には、
「最初は絵の具がもったいないとバカにしていたが、やってみるとけっこう難しくて初めは上手にできなかったけれど、いろんな手法を学んで、思うような作品に仕上げることができてよかった」
というような感想が彼から聞くことができるよう、自分自身も精進しよう。


*(星)*夜空に光る星と月をBOX ARTに・・・
 
9月30日(木)

今日は、2、3年生の選択美術の作品提出日。
なかなか全員の作品がそろわない中、自主的に朝早く来て作品作りを申し出た生徒の指導にあたった。

2年生はCDジャケットデザイン。3年生はBOX ART。明日の審査会に何人が間に合って提出できるだろうか…。

3年生の中に、1人、完成の目処がつけられない生徒がいたのだが、朝早く登校して、一生懸命星空作りをやった。
やりながら、部活の話になり、私が中学生の時は卓球部だったことを言うと、
「僕の父も卓球選手で、国体に行きました。」
と話してくれた。
私は彼を4月に受け持ってからその時まで、彼の声を聞いたことがなかった。
昨日の3年の選択美術の時間に、みんなの作品が次々に仕上がっていく中で、思うように作品が進まなくて、困っている彼に、
「残ってやっていく?」
と声をかけたのだが、午後から臨時の学年会議が入ったりして結局相談に乗ってあげたり、指導することができなかった。
美術室を閉めに来た時に、仕上がらなかった何人かは
「明日の朝一に提出します」
と言って帰って行ったのだが、彼は自分では何も作業を進められなかったまま、立ち尽くしている感じだった。
下塗り作業を済ませてから
「ごめんね、こっちに来てあげられなくて。明日朝早く来れるようだったら、このつづきやって仕上げよう」
と言うと、ほっとしたような顔をして帰って行ったのだった。

で、今朝の話に戻るのだが、作業の半分は一気に進んだものの、アクリル板へのステンシルがなかなかうまくいかない。
「部活引退しているのだから、放課後も残れるよね?」
という話をしているときに、卓球の話になったのだった。

職員室に行ったときにその話をしたら、やはり、他の先生もめったにその子の声を聞かないという。
おそらく、質問をすれば答えはするのだろうが、自分から話しかけるとか、話し出すということはないらしい。

星空の下塗りが成功して、教室に戻る時の彼の笑顔は今まで見たことがないような笑顔だった。

放課後、選択美術の2年生と作品を制作していたのだが、3年生の彼がやってきたのは下校完了10分前だった。合唱コンクールのクラス練習で、こちらに来られなかったのだという。
「明日も早く来れる?」
と言うと、ほっとしたような顔で大きくうなづいた。
2年生たちも、
「おれたちも来ていい?」
「もちろん!」
「これで『C』にはならない?」
「ここまで仕上げてあと一息んところまでがんばったあなたたちに「C]なんてつけないよ。」

やっと彼らと気持ちが通い合ったなあと思ったら、前期の選択美術は今日が最後だった。
提出してくれた作品は、大事に作品展の出品や展示をしてあげようと思う。

後期の選択美術の生徒たちとは、3月までの付き合いになるのだから、もっと早くにいろんな話ができるように、積極的に話しかけるようにしよう。


*(チョキ)*小・中学校の図工・美術作品展の審査

10月1日(金)

今日は午後から、近隣の小・中学校の図工・美術作品展の審査と研修に出席した。

この日のための出品用作品審査はけっこう大変だった。
毎晩9時過ぎまでかかって作品を選んだ。
特に1年生の土器作品は、焼成から帰ってきたものを生徒一人一人の作品にまとめるのは気の遠くなるような作業だった。
なぜなら、焼きあがってきた作品の大半は、パーツがバラバラだったり、割れや欠けがあって、その一つ一つを見つけては完全体にするのが大変だった。
なんてったって、名前がないのだ。ドべをきちんとつけて貼りつけたりとりつけていないから、探し出すのには本当に苦労した。まるで古代遺跡の発掘作業みたいだった。

審査会では1年生の作品6点から4点が特選に選ばれた。
2年生、3年生からは各1点。3年生で選ばれた作品はBOXARTだった。

来週は、みんなの作品を校内に一気に展示して、たくさんの生徒に鑑賞してもらおう。

1年生は土器の焼きあがりをみんな心待ちにしている。
展覧会に選ばれなかった生徒は残念だったが、ぜひ、みんなで鑑賞し合い、早めに手元に帰して使ってもらおうと思う。

審査会では各中学校の優秀作品を見たり、担当の先生に課題の狙いや動機付け、評価の基準などいろいろなことを聞くことができて、とても勉強になった。
私の土器作りやBOX ARTはどこの学校もやっていないことだったので、みなさん興味を持って聞いてくださった。
特に、社会科の縄文・弥生時代を習う時期や地域探索の調べ学習に関連させたり、国立歴史博物館や加曾利貝塚見学に発展させた土器作りは好評だった。

時間数が限られ、一週間一コマ45分授業の中で土器作りをさせるのは、至難の業だが、出来上がった時の達成感には変えられないものがあることもPRした。

汚れることを面倒くさがって、絵の具や粘土を使わない授業が多くなってきている中、文字通り泥くさい美術をやっている私なのであった。
でも、子供のうちに泥んこ遊び、土いじり粘土づくりをさせるのは情緒的には必要なプロセスだと思っている。

なんて偉そうに…。実は私自身が土器作りが大好きなのだ。今回、先生方の作品も出品することになるというので、みんなの余って困った粘土で作ったトトロシリーズを出品しようと思っている。(気が向いたら画像アップしますね)