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2005年を振り返って・・・。

2005-12-28 05:36:00 | 徒然なるままに
2005年もあと3日。今年はどんな年だっただろう・・・。

1月から3月は、小学校で、4月からは中学校で、子どもたちに図工・美術を教え、忙しくも実に充実した毎日だった。
失敗も多く、いかに自分が経験不足か、想像力が足りないかを思い知らされることも多かった。
要領が悪くて、自分で仕事を増やし、抱え込み、同僚の先生方や家族に相当迷惑をかけてしまった。
我が家にも、小・中・高校生がおり、正直言って、他人の子の面倒を見ている場合じゃないのだけれど、給料をもらっている以上はプロとして仕事を全うしなければならない。
その鬩ぎ合いの毎日だった。

そんな私を励まし支えてくれたのは、生徒や我が子たちだった。
子どもたちに吸い取られるエネルギーも多いけれど、もらうエネルギーはそれ以上だ。
10のうち9は大変で面倒で、うまくいかないことや思い通りに出来なくて落ち込むことばかりでも、1だけでもやった甲斐があったり、報われることがあると、それまでの苦労も辛いことも帳消しになってしまう。
子育てって、家庭でも学校でも一緒なのかもしれない。

当初、12月いっぱいの任期だったが、3月までの続投が決まった。
生徒たちも喜んでくれ、私自身、1・2学期の反省を生かして最後までみんなの作品を見届けて上げられる幸運に感謝している。
講師という立場上、4月以降のことは自分ではどうしようもないけれど、せっかくもらったチャンスを生かしてベストを尽くすのみ。

以前、校長先生に任期が短く時数も少ない中で教えたいことも教えておかなければならないこともあるが、やりすぎると後任の先生の負担になるのではないかという悩みを相談したとき、「任期は短くても、すべてを教えられなくても、『記憶に残る授業』をしてあげてください」と言われた。
かのクラーク博士の様に・・・。
私にそんな授業が出来るかどうかわからないが、一人でも図工・美術好きの子を増やすことを目標に自信を持って頑張ろう!


それにしても、あまりの忙しさに、今年はなんて多くのことをほったらかしてきてしまったのだろう。
たとえば、このホームページ。PCが故障した時期もあったが、ほとんど開くこともないほど持ち帰りの仕事に追われていた。
たまに開いてもLogを見るのが精一杯で、せっかくいらしてくださった方のところにたずねることもなく、古くからの方にはご無沙汰ばかりで本当に申し訳なく思っています。
お正月はちょっとゆっくりできるので、久しぶりにLogめぐりをして、新年のご挨拶に伺うことにしよう。

ソーランのほうも練習時間はしょっちゅう職員会議と重なったり、イベントも学校行事とダブって参加できなかったりして、まったく名ばかりの『代表』だった。
『後進』が育ってきてくれているので、そろそろ世代交代かなあ・・・。
体育祭では1~3年生の女子全員にソーランを教えた時は、みんな恥ずかしいのか気の抜けた踊りでちょっと不満だったけど、中には上手な子や、やる気満々の子もいてみんながだんだん上手に踊れるようになっていくのを見るのはとても楽しかった。
来年もどこかの学校でソーランを教えられたらいいなあ・・・。

今年の最大の反省は、玉川大学の通信教育の勉強を全くしなかったこと。
出来なかったのではなく、しなっかたのだ。
実際、忙しくてレポートが書けなかったとか、行事とぶつかって、スクーリングも試験も受けられなかったと言い訳はいろいろだけれど、それは通信教育生は誰でも一緒。
要は意志の問題。
来年は初心に戻って、初志貫徹の精神で真剣に頑張ろう。
目的達成の後は高校免許取得を目指すぞ!


今年に限らず、毎年なのだが、私は本当に出会いに恵まれている。
いろいろな意味で失うものや通り過ぎていくもの、置いていかざるを得ないものも多いけれど、得るものはそれ以上に多いような気がする。
3年前までは、いろいろなものを捨てられず、一人で抱え込んで、引きずって生きてきたように思う。
働くようになって、物理的にそれは無理なこと、優先順位をつけてこなしていかなくてはならないこと、時には人に委ね、任せ、譲るということも覚えた。
それは一方で、常に私を支え、理解し、協力してくれる仲間や家族に恵まれているという環境にあるからできるのだということを忘れてはいけない。

そのおかげで、どんなに忙しくても倒れることなく体だけは元気で仕事を続けてこられている。
1校に1人しかいない教科でもあり、空き時間は少ないがよっぽどのことがない限り、自習にするわけにはいかない。
健康管理は、最低限の責務だ。
どんなに精神的にも肉体的にもボロボロになっていても、生徒達からの「美術が面白い!」「もっといろんな手法を教えて!」「次はどんな作品を作るの?」のメッセージで即、充電完了、復活できるから不思議だ。
よっぽどおめでたい性格なんだと自分でも思う。


今年の収穫のひとつに、韓国ドラマ「チャングムの誓い」がある。
「冬のソナタ」との出会いに始まる韓流ドラマブームのおかげで、こんなすばらしいドラマに出会えて本当にラッキーだと思う。
どんな逆境にあってもめげないだけでなく、必ずそこからいろいろな出会いと経験から多くを学び取り、自分の肥やしにしてたくましくしなやかに成長していく彼女は私の理想とする女性だ。
生きて経験することに、無駄なことはひとつもない。
どんなに辛く苦しいことがあっても、それは自分にとって、必要があって起きていることで、それを乗り越える力と答えは自分の中に必ずあるのだと信じて生き抜くことが大切なんだ。

今、地上波放送で再放送を見ながら、物語の『複線』を楽しんでいる。

私の物語にも、たくさんの『複線』があるらしい。
それがどんなドラマを構築していくのか、楽しみながら生きていこう。
とりあえず、2005年の章はもうじき終わり。
皆が幸せで健康な新年を迎えられるよう、もうひと頑張りだ。