goo blog サービス終了のお知らせ 

写真大好き I love photography

日本の自然を写真に込めて発信
Disseminating Japan's nature through photos

成田山新勝寺に行った

2025年04月11日 | 
 牛久に住んでいる。茨城県の県南と呼ばれる地域だ。茨城県は人気がない県というレッテルが貼られて久しい。ところが川一つ越えた千葉県は柏市をはじめとして中々人気がある。そんな千葉県の中に成田市があり国際空港や豆まきで有名な新勝寺がある。茨城県の南と成田市は隣り合っているのだが近いようで遠い気がする。なぜか、川がいけない。利根川という日本有数の川が間に立ち塞がり阻んでいる。何を言いたいかというと、そんな近い成田山新勝寺に初めて行った。



 参道には商店が軒を並べ、坂を下った先に新勝寺の山門がある。大きな提灯には魚河岸?の文字。ご本尊様のお不動様は江戸庶民に親しまれ江戸深川にもお不動様がまつられているほどで江戸庶民からの寄進も多かったようだ。本堂までの上り坂の両側には寄付金の額と名前が刻まれているが、その中に金300円、御手長と記載があり水桶に魚河岸とある。魚河岸からの寄進なのだろうが目立つ。境内は広く奥の成田山公園まで含めると結構な散歩コースになる。国際空港から程近く日本らしさも味わえるため来日した海外の方々も大勢参拝や散策をしていた。



 ところで江戸の商人は成田山にお参りをしなかったらしい。今もそうなのかは知らないが江戸の隅田川から西の日本橋、神田などの商人たちは神田明神の氏子、平将門を祭っている。将門と不動明王は仲が悪いらしい。隅田川の東側、深川は富岡八幡、深川の不動尊を祀っている。江戸の町を二分する神田明神と深川は祭りでも競い合う、江戸の3大祭りでもある。


 話は変わるが平将門伝説は今も引き継がれている事はあまり知られていない。なんと時代の最先端、東京大手町には今でも平将門を祀る祠があるの。高層ビルの建築に際しても移設や取り壊しの話が出ることもなく周りを厳重に囲って工事を進めたほど。将門の首塚を如何に守るかが高層ビル建築の際の重要案件でもあった。今でも高層ビルの谷間に綺麗に整備された首塚がある。そして将門を祀る神田明神には丸の内、大手町に本社を置く会社が氏子に名を連ねている。今や将門は商売繁盛の守り神になっている。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。