写真大好き I love photography

日本の自然を写真に込めて発信
Disseminating Japan's nature through photos

日光中禅寺湖のレストラン

2024年06月11日 | 写真
 もう大分長いおつき合いになる。日光中禅寺湖畔のレストラン、シェ・ホシノには、奥日光へ出かける際にはいつもお世話になっている。というかいつもこちらから押しかけて色々お話をさせて頂いている。お店は中禅寺湖畔の観光船乗り場の前にあり、洒落た欧風の外観は一目で見つける事ができる。我々の目当てはシェフおすすめの料理をいただきながら写真撮影の思い出を語り合う時間だ。お店の壁に展示してある写真を見ながらワイン・洛山紅を飲む。撮影の苦労話や奥日光の魅力を語り合うのはなんとも楽しい。お店が忙しい時は早々に退散するが、シェフが仕事終わりになれば一緒にのむのがまた楽しい。シェフとは同年輩のため、話は自分たちの若かりし頃の話や飲んだ時の失敗談など尽きない。最近の中禅寺湖は高級ホテルが出来たり外国人観光客も増えているので賑わいが戻り、レストランも忙しくしているのではと気がかりだ。一晩、杯を酌み交わして語り合える時間が取れるか心配している。

ご当地ワイン、洛山紅

シェフご自慢のやしお鱒の料理

姫鱒のムニエル


奥日光へ出掛ける前に調べてみた

2024年06月08日 | 写真
テレビのニュースで頻繁に熊出没を報じている。未知との遭遇ならぬ熊との遭遇は出来れば避けたいものだ。6月に写真を撮りに奥日光に出かけるジジイとしては、撮影に行ってクマにやられたなんて事になったらカミさんになんと言われるか。転ばぬ先の杖ではないが用心に越したことはないので撮影に行く奥日光のクマとの遭遇状況を確認してみた。クマくんとの遭遇、6月に11件か、大したことは無いな、ん?、6月、まだ8日目だよ!。一番近い場所というか人出の多い場所は3、4番の龍頭の滝駐車場近辺。ここはテレビのニュースで報道されていた場所だ。1日と4日に駐車場周辺で目撃。熊が中禅寺湖周辺まで降りてきているみたいだ。次は湯滝周辺に出没している。ここも人が集まる場所だ。こうみると人を警戒しない熊が多くなっている気がする。以前は人の気配を感じると熊が離れていくと思われていたが最近のクマ君は人が居れば餌がある。こんな考えのクマくんが増えているのか?。そして弓張峠から西ノ湖周辺、千手が浜周辺だ。これは遭遇を前提に準備をせにゃならん。
 ジジイのクマ対策、1、まず、単独行動は控える。1人より2人、3人の方が助かる確率は高い。2、一番前を歩かない。行動が遅い友人を先頭に。逃げる時には囮になってもらう、3、とりあえず音は立てる、熊鈴装着、ラジオをかけボリュームUP、4、食べ物は持ち歩かない、5、武器を持つ、やはり最後は死闘になる。負けるわけにはいかない。
 というわけで奥日光周辺にお出かけの方、熊の出没が相次いでいます。ご注意を。
 私も装備の中に熊スプレーを追加しました。SNSで使用方法のビデオを探して手順確認、スプレーの届く範囲は8mぐらい、向かい風の場合は届かないので風上に回り込む、同行者には向けない。鼻や口などの粘膜を狙う。などなど。皆さん、頑張りましょう。? 同行者が襲われている時には向けてもいいのかな。



とりあえず熊鈴、効果は疑問だが

やはり最後の頼みはコイツ。

北アルプス・涸沢にて

2024年05月29日 | 写真
 コロナ禍前、紅葉の写真を撮りにテントを担いで出かけたのは北アルプスの涸沢。寒暖の差が激しく下界のひと月以上早く紅葉の写真が撮れる場所だ。ここの紅葉が美しいのはハイマツの緑とナナカマドの赤の鮮やかな対比だ。綺麗な紅葉の写真を撮影できるのはほんの1週間ぐらいか。早く寒気が入れば一気に紅葉は終わり冬へと突入してしまう。10月初旬の1週間が勝負。この期間にテント泊をして写真を撮る。2400mの高所なので夜間は零下まで気温が下がりテントに霜が降りる。天気が良い日は昼間は凌ぎやすいが日が落ちると一気に気温が下がる。夜間のテントでは厚いダウンの寝袋にくるまり寝酒を飲んで過ごす。問題はこの期間の涸沢は人口密度が高く、テントと山小屋に大勢の登山家が集うことだ。朝、早朝から洗面所とトイレの前には長蛇の列が続く。
 奥穂高岳や北穂高岳への登頂を目指す登山家は夜明け前に出発し日が差し始める頃までぶらぶらしているのは少数の滞在者のみ。写真撮影には涸沢に日が差し込むまでが絶好の撮影時間になる。ポイントをきめ光が差し込む瞬間を待つ。それにしても撮影後、標高2400mで飲む生ビールのうまいこと。昼前からほろ酔い加減で昼寝を決め込むのも乙なものだ。
 昨年から今年にかけて入院して落ちた体力回復のため近郊に撮影旅行を計画している。体力をつけてまた涸沢に紅葉を撮りに行きたいと思う今日この頃。




もう1度行きたい場所

2024年05月28日 | 写真
 お気に入りの写真で1枚というか、もう一度行って撮り直しをしたい一枚。広大な北海道を旅行すると気に入った景色がいくつもある。もう一度行きたい、今度はのんびり楽しみたいなどと思う場所の一つがこの写真の場所。洞爺湖畔に程近いレイクサイドヒル牧場だ。もう一度行きたい理由は天気だ。
 この写真を撮影した場所からは広大な牧場の向こうに羊蹄山を一望する風景が広がり、眺望することができる。訪ねた当日は生憎の曇り空、雲底も低く羊蹄山の姿形も見えなかった。愛犬が牧草地の中を散歩している姿と遠景の山容を収めた一枚を撮りたかった。
 やはり北海道の風景はどこまでも続く牧草地と乳牛の姿か。車で走っていると牧草を刈った後の草の匂いに混じり、たまに牛糞を撒いた後の匂いが!そう、1度あったのは道路一面に堆肥をぶちまけて走るトラックの後を10分近く追走した悲劇も。

ジェラートが美味しい店頭での1枚


クリンソウとクマ避け

2024年05月26日 | 写真
 奥日光の初夏を彩るクリンソウを知っている方は少ないのでは。寺社の塔の上部に輪が9つ付いた飾りが九輪、花の姿が九輪に似ているのでクリンソウ。
 奥日光の奥、中禅寺湖の奥にあたる場所に千手が浜がある。この千手が浜で大事にクリンソウを保護し育てている場所がある。クリンソウの聖地だ。6月になると一面にクリンソウが咲き誇る。聖地の千手が浜へは、戦場ヶ原の入り口、赤沼から低公害バスに乗り換えて専用道を30分弱、途中には小田代ヶ原の貴婦人と呼ばれる白樺の木が生える湿原もある。終点の千手が浜で下車し5分ほど湖岸を歩くと目指す聖地にたどり着く。低公害バスの通行する専用道の入り口にはゲートがあり一般車は乗り入れ出来ないので注意。もう1つ注意、小田代から西ノ湖、千手が浜手前までには人家が無い。熊の聖地でもあるので注意が必要だ。以前、地元の写真家の方と千手が浜から西ノ湖に撮影旅行したおり、その方がラジオの音量を上げて大きな音で歌番組をかけていた。よほど歌が好きなんですねと聞くと「いいや熊よけです」と一言。熊鈴はよく登山用具店で売っているが熊との遭遇を避けるには自分の位置が相手にわかるように人の声を聞かせると良いと教わった。それ以降、山登りの時にはクマ避けに携帯ラジオの音量を上げて歩くことにしている。最近は加えてクマスプレーを持参、使用したことはないが心強い味方だ。






もう直ぐ梅雨、奥日光には梅雨がない?

2024年05月18日 | 写真
 5月も後半になると梅雨の季節が近い。紫陽花が咲き植物の緑が際立つ季節だが雨続きの日々は憂鬱だ。毎年、6月には奥日光の写真撮影に出掛けている。春から初夏にかけてはヤマツツジやシロヤシオ、ミツバツツジなどの花が咲き高原の春を彩る。竜頭の滝の両岸にはミツバツツジが咲き、滝を引き立てている。
 戦場ヶ原は温暖化の影響で何回か大水に見舞われ土砂が流れ込んだり木道が流されたりの被害が出たが、最近は木道も修復され散策に支障が無くなってきている。
 そんな奥日光だが撮影旅行当日、雨で中止かなと連絡を取ると撮影仲間の先輩から奥日光は梅雨が無い!だから撮影に支障はないので出発。と毎回言われた。まあ、出掛けてみると雨の場合も多々あるのだが、いろは坂を登り中禅寺湖畔あたりまで来ると雨が上がり中禅寺湖の対岸の上空に青空が見えている。そんな日もあったりする。また、雨の中に突然、陽がさし青空が広がる事もある。
 奥日光は標高1300m〜1400mあり下界から見れば天上の楽園だ。冬は寒さが厳しいが夏は下界より10度近く低く過ごしやすい。よくよく考えてみるとなるほどと思える。梅雨雲が届かないほど標高が高く、雲の層も薄いので晴れ間が出る確率が高いと考えれば納得がいく。気がする?。裏付けの資料があるわけではないのでとりあえず先輩の意見に納得!
湯川沿いの散策路から


龍頭の滝