写真大好き I love photography

日本の自然を写真に込めて発信
Disseminating Japan's nature through photos

連休後半、上野の森へ

2024年05月04日 | 写真
 巷ではゴールデンウイークでも昭和のジジイは毎日がゴールデンウイークだ、ブツブツつぶやきながら上野公園に到着した。
 昨日から東京都美術館で開催している公募展のパンフレットが不足しそうなので届けろと指令が出たため、老体にムチならぬ高血圧の薬をのみ出かけてきた。目指すは東京都美術館!上野駅公園口からさほど遠くは無い。が、人、人、人とお祭りみたいな人出だ。ざっと見て半数が異国の方々と見受けられる。よろよろと人混みを縫い、テンポが合いそうな流れの部分を見つけて付いていく。
 この人波はどこに向かっているのか?そう、子連れやベビーカーカーの集団はこの先で二手に分かれる。右は国立科学博物館、真っ直ぐが上野動物園だ。美術館は動物園の近くなので、真っ直ぐ、右派の科学博物館では無く、中道左派の動物園についていこう、などとくだらな事を思いながら真っ直ぐ進むと、突然、右派が復活、右手に親子ブックフェスタなる新派閥が曲がっていく。この団体を見送り、この先で動物園の中道左派から美術館の中道右派に鞍替えして出馬、なんて、くだらない妄想の中から抜け出し、美術館の入り口に到着。
 都美術館、同時開催でデ・キリコ展絶賛開催中です
 
 
 
上野の森広場でイベントを開催していた。そう言えば我が家の息子はトントご無沙汰だな
 
デ・キリコ展、絶賛開催中!
 
 
 
 
 
 

月への礼拝

2024年04月30日 | 写真

暇にまかせて所蔵写真の整理をしている。コロナ禍で外出もままならない時期にフィルム写真は大分整理が進みほとんどのフィルムはデジタル化した。ぼちぼちデジカメで撮影した作品類も整理を始めている。その中で思い出の写真があったのでご紹介。この写真は立山室堂で撮影した1枚。立山連峰の雄山山頂、礼拝堂に月が昇り、まるで月に祈りを捧げている様。立山は山岳信仰のメッカ、立山曼荼羅などに描かれている針山地獄や血の池地獄、そして神の宿る山の頂。雄山を登り、礼拝堂で拝礼して立山を縦走した時の思い出が蘇る一枚。


牛久シャトー(CHATEAU D.KAMIYA)で

2024年04月27日 | 写真

東京から1時間足らずの場所にワインの醸造所があるのをご存知か。常磐線牛久駅から徒歩10分足らずの場所に120年前に創設された煉瓦造りの醸造所がある。国の重要文化財で日本遺産に指定された明治時代の建物は、煉瓦造りで博物館や売店などが併設され、現在でも細々とワインの製造を行っているようだ。我が家からさほど遠くは無いので、季節、季節に散歩がてら訪れている。さすが時代を経たレンガ造の建物は重厚で、国をあげて西洋文化を取り込もうとした明治人の気概を感じさせる。そして、喜ばしいのは人が少ない。欧州の人から見て、日本酒の酒蔵は魅力があるだろうがワインの醸造所などはありふれた風景で古い煉瓦造りの建造物だってパリの街中に行けばいくらでもあるのだろう。外国人の姿は少ない。そして日本人の姿も少ない。桜の季節には敷地内に植えられた桜が咲き誇っていたが平日には訪れる人も少なかった。腰痛気味のジジイの散歩には人が少なくベンチも座り放題、このままひっそりと生きながらえて欲しい建物だが、維持費や管理費など考えるとそうもいかないのだろうな。この醸造所を作ったのは神谷傳兵衛、そう、浅草にある神谷バーと同じ会社の持ち物、そしてあの電気ブランが売店にあったような気がする。現在、牛久シャトーは神谷バーのオエノングループとは別の会社により運営されているようだ。

牛久シャトー
神谷バー


春も終わりか、ぶらり東京

2024年04月26日 | 写真

 先週、用事があり東京に出掛けてきた。年齢が進むと外出することも少なくなり、久々の街歩きとなった。足腰が弱らないように散歩を欠かさないジジイだが人混みの中の散歩は疲れた。用事は水天宮の近くにあったので地下鉄から地上に上がると街路樹のツツジが満開で、春も終わるよと告げていた。
 人形町に向かう道をぶらぶら歩いていると箱崎が近いからか外国の方が沢山歩いている。人形町のカラクリ時計の前には人だかり、よく見ると外国の方がカメラを構えて熱心に写真を撮っている。さすが円安、外人多し。
 帰りは東京駅からと駅中を歩くと半数近くが外人。丸の内口に出てみると休日のオフイス街でガラガラのはずが外国の方々が駅前で写真を撮ったり休んだりしていた。なんとマリオカート乗り場まである。マリオの格好で丸の内を疾走するのも楽しいかもしれない。というか丸の内、大手町サラリーマンには休日に自分の会社の周辺をマリオカートが走り回っているなんて想像もしていないだろう。


ガラスのお城・国立新美術館

2024年04月12日 | 写真

東京・六本木は洒落た飲食店や六本木ヒルズ、ミッドタウンなどが立ち並ぶ名所だ。田舎者のジジイにはあまり縁のない街だ。そんな六本木に美術館があるのをご存知だろうか。たまに大きな美術展が開催されるのでご存知の方も大勢いると思うが今日はこの美術館のお話。この美術館、一般の美術館が持っている所蔵品がない。黒川紀章氏の設計による建物は曲線とガラスで囲まれた巨大な空間を生み出している。展示スペースは1階から3階まで全て貸し出しスペースとなっている。1階は主に企画展で美術館が主催する展示、その他のスペースは美術団体などが開催する公募展に貸し出されている。この美術館、ブラリと散歩するにも中々楽しい。カフェあり、レストランあり、美術館の記念品を販売する売店あり、外部が丸見えの建物なので六本木ヒルズも建物内から見える。開催されている公募展は入場無料の展示もあるので芸術鑑賞する事もできる。地下鉄千代田線乃木坂駅に直結しているので通り抜けにも便利。などなど、国立新美術館を宣伝しているのには訳がある。ジジイが11月に開催する公募展に毎回出品しているためだ。海外から観光で来日する方はよくご存知で、外国からの来館者も多数いる。まだ、ご存知でない方は一度訪ねてみてはいかが。

国立新美術館


千鳥ヶ淵の桜

2024年04月05日 | 写真

東京の桜が満開と聞き、ぶらりと東京、千鳥ヶ淵の桜を撮影に出掛けてきました。千鳥ヶ淵の桜は満開を少し過ぎたあたりが一番見事で、桜の花びらがお堀に散りボートの青とピンクの花びらが絵になります。今年の東京の桜は2月、3月の寒波の影響か場所により開花が遅れているところもありまばらな印象。天候もイマイチで例年の満開時の華やかさは無い。それでも桜は桜、散歩しながら春を満喫した次第。最近はどこに行っても外国人の方が多いのにも驚いている。桜の季節の日本を味わって頂きたいと思う。


春を告げる花、ミモザが開花

2024年03月03日 | 写真

寒い日が続きますね。今日は0度近くまで冷え込みました。でも、春は間違いなく近づいてきます。また、あの酷暑の夏が延々と続くことを考えると季節が早くすすむのが嫌になりますが、春はやはり待ち遠しい季節です。良い天気に誘われジジイの日課である散歩で一際目についたのが、我が家の近くの家に植えられているミモザの花が開花し満開になっている事。春を告げる花ですね。別名アカシアとも言いますが黄色の小さな鞠のよう花が木一杯に咲き誇っています。昭和に生きてきたジジイには西田左知子が歌ったアカシアの雨に打たれてこのまま死んでしまいたい・・・・の歌が浮かんだりして、懐かしいやら歌詞とミモザの花との関連が思い浮かばなかったり、少しの間ミモザの花を眺めておりました。今年も、もう少しすると桜が咲き乱れ、木々が芽吹く季節を迎える、なんとなく華やいだ気分になれるのは、生い先短いジジイの感傷なんですかね。


尾瀬ヶ原の白い虹、ご存じかな?

2024年02月29日 | 写真

尾瀬ヶ原に白い虹が出る事をご存知の方は少ないのではないか。白い虹、そんなのあるの?などと言われそうだが初夏の尾瀬ヶ原、朝霧が出る日に太陽の方向と霧の具合により白い虹に遭遇する事ができる。朝霧の尾瀬ヶ原の撮影をするには尾瀬ヶ原の山小屋に宿泊し早朝の早い時間に起きていないとだめだ。朝日が昇るとともに、次第に朝霧は消えてしまい、ただの湿原の朝になってしまう。陽が昇る前に白い虹が出そうな場所で待機して虹の出番を待つ。燧ヶ岳方面から朝日が顔を出すと次々と湿原の姿が変化していく。そんな瞬間にふと見上げると虹が掛かっている次第。

あっという間に虹は消えてしまう。


都電荒川線とバラの花

2024年02月14日 | 写真

ジジイはアマチュア写真家としても活動している。作品の出来はイマイチだが50年近く写真を撮り続けている。題材として都電も味がある対象だ。新幹線や在来線のようにスピードが速くなく、撮影する対象となるチンチン電車(幼少期は皆そう呼んでいた)はジジイにとって丁度良い速度で動いてくれる。都内で唯一残る路面電車、都電荒川線の沿線風景についてご紹介。
紹介したいのはあくまで私の写真の出来ではなく荒川線の沿線にはバラの花が沢山植えられており沿線を華やかに飾っている事。荒川線は早稲田から三ノ輪橋まで12.2Kmを大半を専用軌道、飛鳥山あたりは道路上を走っている。愛称「さくらトラム」と呼んでいる。愛称の通り桜の季節には沿線に桜の名所が点在し車内からお花見ができる。今回は桜ではなくバラの花が咲く沿線の風景。車内からでは余り気づかないので一駅ずつ降りてのんびり沿線を散歩しながら日がな一日バラの花をご賞味あれ!

 


まるで宇宙人・遮光器土偶

2024年02月12日 | 写真

遮光器土偶の代表、青森県亀ヶ岡古墳から出土した土偶だ(東京国立博物館蔵)。青森、函館、海を隔てたこの地域に土偶の不思議な文化が栄えたのは縄文時代。何やら現代人の知らない文明が密かに開花していたのではと夢が膨らむ。青森には三内丸山遺跡もありあんな巨大な建造物を人力だけで作り上げてもいる。この遮光器土器を見つめていると宇宙服を着て地球に到着した地球外生物を神と敬い国作りをした縄文人、なんて想像が膨らむ。青森と海を隔てた函館周辺にも同様な土偶文化が花開いているのも興味深い。函館には道の駅を兼ねた博物館・縄文ロマン南かやべがあり国宝の土偶も展示されている。過去に現代人の想像を超えた文明が存在したなんて想像を逞しく、土偶をめぐる青森、函館周辺の旅をしてみるのも一考。


日光中禅寺湖畔にあるレストラン

2023年12月28日 | 写真

奥日光の中禅寺湖、湖畔に洒落たレストランがある。レストラン シェ・ホシノだ。管理人が長年、写真撮影のため奥日光を中心に通い続けたため、常連になったレストラン。湖畔道路の脇に一目でわかる洒落た佇まいなので中禅寺湖はんを散策すればすぐ気がつくと思う。ここの店内に展示してある写真、実は私の所属する写真グループが奥日光で撮影した作品を展示させていただいているもの。戦場ヶ原や湯川、千手が浜、小田代などの四季折々の自然をパネル作品にして展示している。
 シェフのおすすめはサクラマスをメインにしたコース料理や栃木牛のステーキなど、ちょっとした休憩で軽めのランチでも気軽に覗いていただければありがたい。ワインでも飲みながら展示してある写真をご覧いただければ奥日光の自然の豊かさを感じていただけるのでは。

↓レストランの外観です

↓落ち着いた店内の様子

管理人の写真作品はホームページにも
https://www.m-kawada.com/

 

 


昭和の銀座パート2、銀ブラする?

2023年12月25日 | 写真

銀座4丁目から1丁目方面を写した1枚です。昔、銀ブラという言葉があった。銀座でぶらぶらするという意味だと思ったが最近は銀座の喫茶店でブラジルコーヒーを飲む、などと訳のわからん解釈が出てきているそうな。私の解釈では、昭和のサラリーマンの一部のお金持ちは銀座で若いお姉さんとブラブラすることを銀ブラするといっていたらしい。もちろん、諸説あります。そこで写真の解説です。撮影した時は何も気にしなかったが(若かったです)この写真の前も右もその前も、手を組んで楽しそうに銀ブラしてます。間違えていたら御免なさいですが俗称、同伴出勤では無いでしょうか。そういえば銀座の「白い薔薇」も閉店したそうですが。良き時代の風習はなくなり、現在はホストクラブかネットで尽す方々に変わったか?
そしてもう一枚は歩道と都バス、手前右は靴磨きの方でしょうか。都バスはクリーム色の昔の塗装で丸い外観は愛嬌がありましたね。歩道を歩く女子はミニスカート、ジーンズはパンタロンが流行っていました。

最近、昭和を懐かしんでいます。ネガフィルムを現像し、レコードをデジタル化しと大忙しです。そんなことに興味がある方は管理人のホームページにもお越しください。
https://www.m-kawada.com/


昭和の銀座を写した1枚です

2023年12月25日 | 写真

今でも銀座4丁目の交差点にはこのビルが立っている。銀座三愛ビルです。今は広告はリコーですかね。向かい側にWAKO、SEIKOですね。変わりなく立っている老舗ビルですが昭和50年ごろは三菱のスリーダイアが輝いていました。写真は若かりしころ初めて購入した一眼レフカメラ、ネガフィルムで撮影した写真をデジタル化して現像したものです。昭和時代は写真といえばリバーサルフィルムとネガフィルム、まだモノクロフィルムも幅を利かせていました。服部時計店の写真では当時の4丁目交差点と昭和を彩る車が写っています。まだLEDなんて無い時代、ネオンと電球の時代でした。何となく光の具合も柔らかみがあるように見えます。

フイルムのデジタル現像の方法は管理人のホームページに掲載しています。
https://www.m-kawada.com/


真冬が来れば思い出す「夏の尾瀬」の一枚

2023年12月22日 | 写真

夏が来れば思い出す遥かな尾瀬、僕の場合は真冬が来れば思い出す、夏の尾瀬の夕陽です。尾瀬ヶ原の夏、ざーと夕立が降つた後に広がった夕焼けは思い出に残ります。毎年、尾瀬の風景写真を撮影に出かけた時期がありました。山小屋を朝3時には起きて撮影ポイントに向かう。クマに出会わないかとビクビク真っ暗な中を歩き、たどり着いて陽が上り始めた時に広がる尾瀬ヶ原の風景も素敵です。そんな尾瀬の今回は夕焼けの写真です。山に一度沈んだ夕陽の照り返しで一面に夕焼け色が広がるマジックアワーのひと時です。

左奥に至仏山、手前の池塘は龍宮小屋の近くに点在する池塘、映り込む夕焼け。