この歳になり人生の先が見えてくると静かにコーヒーでも飲みながら優雅にクラシック音楽を聴くなんてまどろっこしいことは卒業し、一日、ボーっとしている時間が長くなる。考えることや動くことも面倒くさくなる。まあ、たまにYou Tube でもボーと眺めて憂さ晴らし(なんのうさかは自分でも?だが)する毎日だ。
それにしてもこの暑さは、異常だ。こんな地球に誰がした、なんてブツクサ呟きながら今日は皆さんにジジイの推しについて一言。
クラシック音楽を聴くのは今でも好きでレコードやCDも何枚か持っている。その中でもバロック音楽が好きでバッハの管弦楽組曲やビバルディーの四季など素人好みの曲を好んで聴いて楽しんでいる。
しかし、この暑さでは。我が家のステレオは年代物のためストーブのごとく発熱する。暑苦しくて落ち着いてCDを聴く気分にはなれない。
そんな中、最近はパソコンのYou Tubeでバロックを聴いて楽しむ機会が多くなっている。
そんなある日、ビバルディーの四季を検索してヒットした動画の一つで、少女が四季の冬を演奏する動画を見つけた。気になり動画の主を調べてみるとシンガポール生まれの当時11歳の少女のバイオリンコンテストでの1コマだということがわかった。
名前はChloe Chua、クロエ チュアさん、中国系シンガポール人だ。アジア系の顔つきに日本人は親近感を覚えるが、あどけない彼女の弾くバイオリンの音色に驚いてしまった。
ハッキリと力強い弦の響きと高度な指使いから生まれる音色は目を閉じて聞けば一人前のバイオリニストの演奏そのもの。2007年1月生まれの彼女は当時11歳、とてもそんな少女の演奏には思えない。ただ、演奏している少女の仕草や微笑んだ時の印象に、年寄りが孫の笑顔を見つめる時を思い出すごとく引き込まれてしまった。
そして成長して昨年から今年にかけて立て続けに彼女のCDが発売されている。推しの一人として皆さんに紹介する次第。
ビバルディーの四季、パガニーニのバイオリンコンチェルト、モーツァルトのバイオリン協奏曲集など
当時と最近の動画を貼り付けておきます。一度ご視聴ください。
嬉しいことに日本人にももっと若くて天才と言ってもいいHIMARIさんというバイオリニストがいます。一度検索してみてください。