3月24日(火)
朝、党外交防衛部門会議。
ソマリア沖の海賊対策についての党内論議。
ソマリア沖の海賊は他で出没する海賊とは異なり、
高度に組織されたプロの犯罪集団であり、
重火器を使用する武装集団。
先日も商船三井保有の船舶が銃撃されている。
海賊対策はあくまでも警察権の行使であるから、
第一義的には海上保安庁が対処する。
海上保安庁では手に負えないとなれば、
「海上警備行動」が発令されて自衛隊が出動するのが現行法令の仕組みである。
ソマリア海賊の特質上、
海上保安庁の巡視船ではその対応能力に不安があり、
海上自衛隊の護衛艦が出動するのはやむをえないと考える。
しかし、党内では海上自衛隊の派遣に慎重な意見も根強く、
海上自衛艦の海上保安艦の所管換えなどが提案される。
今後も、しっかりと現実に即した議論を真摯に行いたい。
夕方すぎまで内閣委員会。
WBCの決勝戦が大変気になるが、
集中して先輩議員の質問に聞き入る。
結果は日本のV2。
最後はイチローの決勝打。
最後の最後になって本領発揮というところ。
締めの場面で我がタイガースの藤川が、
投げさせてもらえなかったことが残念。
また、小沢一郎代表の秘書が政治資金規正法違反で起訴される。
本稿執筆段階で小沢代表の会見はないが、
起訴されたという事態は重く重く受け止めないといけない。
民主党は何かあると、直ぐ代表の辞任問題に発展する。それこそが「民主党は政権担当能力がない」と言われる所以である。
前原さんが代表の時もそうであった。
偽メール問題により結局、前原さんはお辞めになる羽目になった。
党内が余りにも騒ぎ立てるからだ。
要するに足の引っ張り合いをするからこういう事になる。
あの時でも、前原さんはお辞めになる事はなかった。
寧ろ強気で代表を任期まで勤め上げるべきであった。又、党内も騒がず冷静に受け止めるべきであった。悪い事は率直に謝り、反省し悔い改め、再出発すべきであった。
どんなに世間が騒ごうが、支持率が下がろうが、前原さんはお辞めになってはいけなかった。
人間、誰しも間違いをするものだ、そのたびにお辞めになっていたのでは良い政治など出来る筈がない。
今回の小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件についても、小沢代表は辞めるべきではない。
党内には「辞めるべきだ」と言う声もあるが、民主党議員全てがその事については異論なく一つに纏まって欲しいものだ。
小沢代表は謙虚に反省し、辞めることなく、金輪際、政治家が政治資金規正法違反などで捕まる事の様、法改正に努めるべきである。また、全ての民主党議員も同調すべきである。
法改正を実現する為には現状では無理である。
実現する為には、小沢代表の下で、政権交代をするしか、ないのである。
小沢代表は国民に対して、政治資金規正法違反問題の事で謝るべき事は率直に謝り、しかし何故、辞めないのかを、国民に説明して理解して貰うためにも、全国行脚をすべきである。
閉じ籠もっている場合ではない、行動すべきなのだ。
そして、景気対策、消えた年金、消された年金問題など年金問題の解決、後期高齢者医療制度撤廃問題等々「国民の生活が第一」を民主党が必ず実現する事も強く訴えて行くべきなのだ。
民主党も党を挙げて小沢代表を支え、国民に理解を求めて、「国民の生活が第一」を引き続き実現に向け訴えて行き、政権交代を現実のもにしなければならないのではなかろうか。