6月14日(火)
今日は午前中に参院外交防衛委員会。
租税条約の審議をお願いしているが、
条約案に対しては申し訳程度に質問して、
残り時間を他の問題の質問に費やしている。
ここが国会の面白いところで、
かつ、私が当初は最も戸惑ったところでもある。
そして、採決になると全員一致という結果となる。
昼からは外務省での仕事をこなす。
衆院ではすでに内閣不信任案というカードが使われたが、
参院では問責決議案というカードが未使用であり、
それが来週以降にいつ使われるかわからないため、
参院議員の高橋副大臣と私の外交日程が組めなくなっている。
参院では先般の子ども手当関連法案の採決で可否同数となり、
議長裁定というきわどい場面があったため、
問責決議案が出された場合の本会議の欠席は認められないのだ。
夕方、「菜の花議員連盟」の総会。
実は、これの事務局長を務めている。
チェルノブイリ原発事故の被災地では、
放射能に汚染された土地に菜の花を植えている。
菜の花が土中の放射線物質を吸い取るとのこと。
農水省でもこの点に着目して、
福島県で応用できないか実験中ということであった。
その後、滋賀県内の市議会議長さんらの陳情。
マスコミの取材を受ける。
とにかく、今は淡々と仕事をこなすほかはない。
兎に角、菅首相をやり玉に挙げている国会議員諸君は
誰の為に菅首相を辞めさせようというのか?党利党略、私利私欲という言葉が頭に浮かんできます。
「菅首相ではダメだ!」というが、では自民党や公明党、他の党と連合政府を作ると
今よりもスピーディに被災地が、日本が良くなる保証はあるのでしょうか?
国民を舐めてはいけませんよ先生達、貴方達は自分では何もできないから、ひたすら
菅首相に責任を転嫁しているにすぎません。
何のために大連合をもくろんでいるのか、国民にはさっぱり分かりません。
私も菅首相には消費税を上げると言って衆院選挙を闘って敗れた。
この時点で辞めるべきであったと思っていました。又、尖閣諸島での漁船衝突のまずい解決の仕方等など、国民には不満が渦巻いていたことは確かであり民主党ではだめだと思う国民が増えているのは事実であるが、では自民党だったら、そつなく国民の期待にそう政治をしてくれると思っている国民が居たとしたらそれは大きな間違いであります。
つまり、今の日本は誰がやっても同じです、如何に能力のある人でも、過去の歴史が物語っているではありませんか。
日本のように短期間に首相が変わる国は恐らくざらにはないのではないでしょうか。
日本の首相は、なった途端に与党からも、野党からも足を引っ張られるのです、
これではやりたい事も中途半端に終わるのは当然であり、ねじれ国会では尚更です。
他の国に見習い首相に確実に仕事が出来るように改正すべきと思いますが、如何でしょうか。又、私は大連合はすべきでないと思っています。それは国会の機能が弱められる事、
政策協定に時間がかかる事、非常事態にどれほど機能するか疑問である事、主義主張の違う政党同士がどのように日本を繁栄に導くのか、いささか疑問だからです。
健全な野党がいてこそ、健全な与党が育つのだと思っています。
最も、今の野党や与党では望むのは無理だと思いますが・・・・・?